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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】             平成30111

                                                                        

静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第91号>

 

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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

吹く風の冷たさを感じる季節になりました。風邪をひかぬようご自愛ください。

10月は9月定例会〜常任委員会視察〜決算審査と議会日程が続きました。

今月は少し時間がとれそうなので、勉強月間にしたいと考えています。

今月号は最近の議会をとおして感じたことをご報告します。

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載

があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

また配信ご不要の方や、選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を

希望しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。

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◎目次

 

1.統一的な基準による財務諸表の公表

 

2.最近のブログ記事 10/31「こども医療費助成制度」

 

3.活動日程

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1.統一的な基準による財務諸表の公表

 

決算特別委員会はすでに分科会審査を終え採決を残すのみになりました。

特に反対するような事項はなく、賛成多数で認定されることと思います。

 

一見、何気ない決算審査ですが、今年は大きな変化がありました。それが

標記の「統一的な基準による財務諸表の公表」です。

 

民間企業の会計手法を取り入れた「公会計改革」モデルとしては、これまでも、

浜松市がいち早く導入した「総務省方式改訂モデル」や「基準モデル」「東京都

方式」などがありました。

私もこれまで、これを活用した資産経営などを提案してきましたが、手法がバラ

バラで他の自治体との比較ができないという欠点がありました。

今回、全国で基準を統一したことで、今後は他の都道府県との比較や市町と

の連結が可能になります。

当初は平成28年度決算から公表される予定でしたが、静岡県では公表が

遅れ、決算審査で活用できるのは、今回が初めてとなりました。

 

私が注目しているのは総務省が示している指標のうち「資産老朽化比率」と

「将来世代負担比率」です。

「資産老朽化比率」は、有形固定資産のうち、償却資産の取得価額等に

対する減価償却累計額の割合を算出することにより、どの程度経過しているの

かを把握することができます。

「将来世代負担比率」は、有形固定資産などの社会資本等に対して負債

による調達割合を算定することにより、社会資本等形成に係る将来世代の負担

の程度を把握することができます。

統一基準公表以前から懸念していたのですが、静岡県はこの両指標が他の

都道府県と比較して悪い水準にあります。

 

今回の審査では、所管の総務委員会に所属している同僚の田内浩之議員

にお願いして、この点を指摘してもらいました。

今後、セグメント別データを調べ、要因分析や、総合計画との整合性確認、

将来のファシリティマネジメントに活かしていきたいと考えています。

 

静岡県の財務諸表(県のサイト)

 

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2.最近のブログ記事 10/31「こども医療費助成制度」

 

「こども医療費助成」の高校生年代までの拡充について、浜松市長が昨日

(注10/30の定例記者会見で一歩踏み込んだ発言をされました。私も制度

導入に向けて県の対応を求めていきます。

 

「こども医療費助成制度」は中学生までの入院・通院にかかる医療費を

助成する県の制度です。元々、小学校就学前の乳幼児が対象でしたが、

川勝知事就任後に小中学生まで拡充しました。

 

そもそもは早めの受診で病気を抑制するという趣旨でしたが、子育て家庭

の経済的支援としての色彩が強くなりました。

 

昨年6月の知事選で川勝知事が高校生年代までの拡充を公約。今月

から県では制度をスタートしましたが、浜松市と静岡市の両政令市では導入が

見送られるという、アンバランスな状態、12制度になっています。

 

浜松市については、H194月の政令市への移行にともなって H17.10.28

に県と市の間で「権限移譲の基本協定」を締結しています。

この解釈をめぐって見解が分かれています。

 

権限移譲された事業の中に「県単独助成事業」というものがあります。これ

は、静岡県が県の独自予算で市町に助成している事業のことで、 政令市へ

の移行にあたって、原則として市独自で実施すること、と決めてあります。

 

県の解釈は、移譲時の「乳幼児医療費助成制度」=現在の「こども医療

費助成制度」は県単独助成事業であり、今回の高校生年代までの拡充も

市独自で実施してほしいという考えです。

 

これに対し、浜松市は「こども医療費助成は、中学生までであり、中学生

までは義務教育年齢でもあることから市の対象と理解するが、 高校生年代に

ついては新たな制度として議論すべき」としています。

 

協定には「特に定めのない事項等の取扱い」というのがあり「この基本協定

に定めのない事項または疑義が生じた事項については、県と市との間で協議

の上、別に定める」と書かれています。

 

これに基づき、9/11に一度この話し合いが行われましたが平行線に終わり、

10月から両政令市を除く33市町で制度がスタートしました。

 

県議会厚生委員会では、6月定例会、9月定例会とこの問題について

質疑をおこないましたが、健康福祉部の立場としては、現行の協定を超える

答弁はできないということでした。

 

そこで9月定例会では、権限移譲を所管する総務委員会でも取り上げ

てもらい、合理的な理由が必要との見解が示されたとのことでした。

実際に県単独助成事業で、政令市を対象とした事業があることから、合

理的な理由があれば、政令市への助成は不可能ではないと考えます。

 

個人的には、社会保障制度はできるだけ広域的に公平であるべきと考えて

おり、今回の高校生年代までの拡充については、政令市に対しても県が助成

すべきと考えていますが、議員の中には政令市だから独自にやるべきという人も

います。

 

来年度当初予算に向けて、議論を重ねるべき大きなテーマとして、会派と

しても積極的に取り組んでいきたいと思っています。

 

10月のブログ

 

10/12 受動喫煙防止条例

17 ふくしま心のケアセンター

18 これからの地域福祉はまちづくり

19 医療福祉人材の育成

27 決算特別委員会

31 こども医療費助成制度

 

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3.活動日程 

10月の主な活動

02() 常任委員会

03() 常任委員会、浜松市長を囲む会

04() 文化芸術大学薪能

05() 特別委員会

06() 秋まつり

07() 秋まつり

09() 自治連会議

11() 本会議

13() 労組大会

14() 浜松市労福協まつり

17()19() 常任委員会視察(福島県・新潟県)

19() 労組大会

21() 労組大会、入野地区運動会

24() 次世代自動車センター講演会、労組大会、田内浩之県政報告会

25() 南の星小学校訪問、浜松市長意見交換

26() 決算特別委員会、会派役員会

27() 三幸会まつり、浜名湖電装まつり、労組大会、FM県政報告

28() 労組大会、ウイズ蜆塚まつり、ライオネット合唱団台湾交流演奏会

29() 決算特別委員会分科会

30() 連合浜松地協幹事会

31() 外国人学校訪問

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11月の予定

03() 入野中イベント(火伏せの丘楽市)

04() 入野地区シニア運動会、うなぎまつり、労組大会

05() 決算特別委員会

06()07() 入野地区自治連視察

08() 労組大会

10() 大学生との意見交換、ナイスハートふれあいのスポーツ広場、浜松駅街頭

11() 小学校学習発表会、自動車総連OB

12() 慶應義塾全国議員連盟 総会・研修会

13() 労組委員会

16() 労組意見交換会

17() 小学校学習発表会

18() スズキ社内駅伝大会

19() 会派街頭広報活動

21() 会派街頭広報活動

22() 会派総会

23() 佐鳴湖水質調査、こども園イベント

24() 入野協働センターまつり、FM県政報告

25() 入野協働センターまつり

26()27() 岡山県奈義町視察

28() 多様な働き方推進特別委員会

30() 連合浜松地協大会

 

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

1962年 1月23日生(56歳) 

1984年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社

1994年 スズキ労働組合専従役員

2007年 浜松市議会議員当選(1期)

2011年 静岡県議会議員選挙 初当選 

2015年 静岡県議会議員選挙 当選(2期目)

15年度 産業委員会 委員、地方分権推進特別委員会 委員

会派 政策調査会長

16年度 企画くらし環境委員会 委員長

17年度 建設委員会 副委員長

18年度 厚生委員会 委員、多様な働き方推進特別委員会 委員

会派 幹事長代理

 

○主な活動  慶應義塾全国議員連盟 副会長

地方監査会計技術者(CIPFA Japan

         元)静岡県立浜松南高校PTA会長

         元)浜松市立入野中学校PTA会長

 

○好きな言葉  「おもしろきこともなき世をおもしろく」

          「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

 

○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750)・歌を歌うこと・ドライブ・温泉めぐり

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(ふじのくに県民クラブ)

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅 〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1 TEL053-440-7100

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田口 章 メールマガジンのご案内

 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。

 

 ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメールをください。

よろしくお願いいたします。

 

文責 田口 章 事務所

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