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【創ろう!元気な浜松&静岡県】 平成29年11月1日
静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第79号>
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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の
田口 章 です。
今朝もいつもの交差点の街頭でスタートしました。10月は台風が相次ぎまし
たが、澄んだ空気が気持ちいい季節になりました。
静岡県議会では決算特別委員会が開催されています。私が所属する建設
委員会の審査は昨日で終了しました。マネジメントの強化による生産性向上
などについて意見を述べました。
今月号はEV化の本県経済への影響について報告します。
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【これは無料のメールマガジンです】
これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載
があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。
お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。
また配信ご不要の方や、選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を
希望しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。
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◎目次
1.FMラジオで県政報告(EVショックの静岡県への影響)
2.最近のブログから
3.活動日程
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1.FMラジオで県政報告(EVショックの静岡県への影響)
今月5日まで東京モーターショーが開催されています。私は混雑覚悟で
3日に行こうと思っています。
さて、メルマガ読者のみなさまの中にも、お聴きくださっている方がいらっしゃ
ると思いますが、私は、毎月第4土曜日午後5時からFMHaroで県政報告
を行っています(新浜松駅前UP-ONスタジオで生放送です)。
先週10/28(土)の放送は、東京モーターショーの話題と本県経済への影響
を取り上げました。以下、放送内容から抜粋してご報告します。
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◆キーワードは「CASE(ケース)」
「CASE」は今後の自動車技術革新のキーワードの頭文字。
「C」はコネクティビティ(接続性)、「A」はオートノマス(自動運転)、「S」はシ
ェアリング(共有)、そして「E」はエレクトリシティ(電動化)です。
「C」つながるクルマ(コネクティッドカー)は、クルマをインターネットでつないで、
メンテナンスのほか快適なサービスを提供しようというものです。
多くのクルマがつながれば、渋滞状況など交通情報がリアルタイムで分かる
のでナビゲーション機能が高まることも期待できます。ほかにもビッグデータを活
用した様々なサービスが考えられています。
「A」自動運転は、運転そのものを楽しみたいという人には、必要ないかも
しれませんが、安全対策として期待する人も多いと思います。すでに市販車
にも衝突回避ブレーキや車間距離調整機能、また車線から外れそうになった
ときにドライバーに知らせる機能がついています。
トラックに導入できれば物流改革につながるかもしれません。海外ではグー
グルやアップルという異業種も研究を進めています。
「S」はカーシェアリング。ライドシェア(共有)という考え方です。クルマは買う
のが当たり前でしたが、クルマの使われ方も変わってきています。
「E」EVは電気自動車、エレクトリック・ビークルの略です。最近の新聞で
EVの文字を見ない日はないくらいです。すでに市販されていますが、今後
その比率はますます高まりそうです。
まだガソリン車に比べると、価格がやや高いほか、航続距離が短い、充電
に時間がかかる、私のようなマンション住まいだと充電できない…など課題も
ありますが、技術革新が急激に進んでいます。
最近では掃除機で有名なダイソン社がEVに参入するという話題もありま
した。クルマも家電化してくるかもしれません。
(今日11/1の新聞にヤマダ電機が参入という記事がありました)
◆静岡県産業への影響
自動車産業はものづくり県静岡の大きな柱です。これらクルマの変化が、
静岡県の産業にどのように影響するか、県として何をやらないといけないのか
は大きな課題です。
「製造費出荷額」という指標があります。静岡県はH27年16兆4千億円
で全国第4位。ピークのH19年は19兆4千億円でしたが、リーマンショック
や円高以降以来低迷しています。
最も比率が大きいのが「輸送用機械器具製造業」で、県内産業の25%、
4兆1千億円を占めています。H19は5兆8千億円を超え、比率は30%を
超えていました。
この業種には、船や鉄道、航空機なども含まれますが、静岡県では二四
輪車が大半を占めます。
「輸送用機械器具製造業」に加え、関連する金属・プラスチック部品製造
や加工、さらに工場で使う生産設備など関連産業を含めると、裾野はさらに
拡がります。
EV化について、IEA(国際エネルギー機関)の予測では、2050年には世界
中のクルマの約9割が電気自動車になると見込まれています。
また各国の状況を見ると、イギリス・フランスでは、2040年までにガソリン車、
ディーゼル車の販売を禁止する方針ですし、大気汚染が深刻な中国、インド
では、EVシフトを早める動きもあります(2030年頃との話も)。
それに対応して自動車メーカーの中にも、ボルボ社のように2019年から
全社EVに切り替えるという企業も出ています。
TMSの報道では、これまでHV車を軸にエコカー開発を進めてきたトヨタは
次世代電池「全固体電池」を2020年代前半に実用化するとし、ホンダは
2020年に国内市場に参入するとしています。
EV化により、クルマの心臓ともいえるエンジンや変速機が不要になります。
従来のガソリン車の部品点数は3万点などといわれていましたが、EVでは
2万点、あるいは更に少なくなるともいわれています。
先週木曜日(26日)の静岡新聞夕刊にこんな見出しがありました。
「EVショック度依然大。電気自動車普及すれば
部品出荷額 半減。
本県影響
全国2位」。
EVシフトは、国内では群馬県の次に、静岡県の産業に影響を与えると
いう記事です。2014年の自動車部品出荷額 2兆7千億円のうち、EVで
不要となるエンジンや変速機などの関連部品は1兆5千億円ということです。
私も、9月議会の一般質問でこの問題を取り上げました。県内経済や雇用
に直結する問題なので、キチンと調査しなければいけないと思っています。
ガソリン車・ディーゼル車は、今日明日すぐになくなるわけではありませんが、
間違いなくEVに変わる時が来るという想定のもとに産業戦略を考える必要が
あります。
これまでの技術を活かした他分野への業種転換では、県は航空機産業や
医療健康分野への参入支援を応援しています。また同じ自動車でも電気電子
部品の需要は高まりますので、こうした技術の研究も必要になると考えます。
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こんな話題をパーソナリティ相手にトーク形式でお話ししました。リスナーの
みなさんにどこまで伝わったかな・・・。
TMSではそうした部品メーカーの動向もわかるはずなのでしっかり見てきます。
みなさまもお気づきの点がありましたら、ぜひ、教えてください。
また、ラジオ県政報告で取り上げて欲しいテーマなどありましたら、お気軽に
お聞かせください。
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2.最近のブログ記事
10月上旬は9月定例会、中旬は衆議院選挙で全く投稿できませんでした。
24日から新潟県視察と東京での研修に行きました。
10/1 秋の週末
02 メルマガ10月号
24 視察@ 柏崎刈羽原発
24 視察A SnowPeak
25 視察B 革新的農業実践特区(新潟市)
25 視察C 株式会社たくみファーム
25 視察D 新潟市航空機産業クラスター戦略型複合共同工場
26 路面下空洞対策
29 EVシフトの影響
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3.活動日程
○10月の主な活動
01(日) 連合クリーンキャンペーン、戦没者慰霊祭
03(火) 建設委員会
04(水) 建設委員会
05(木) 慶應義塾全国議連研修
07(土)〜08(日) 秋祭り
10(火) 衆議院選挙公示
11(水) 労組大会
12(木) 本会議(9月定例会閉会)
15(日) 労福協まつり
17(火) 川勝知事スズキ視察
20(金) 労組大会
22(日) 衆議院選投票日、労組大会
24(火)・25(水) 会派新潟県視察
26(木) 危機管理研修(東京)、労組大会
28(土) 労組大会、スズキ工場秋まつり、FM県政報告
29(日) 労組大会
30(月) 決算特別委員会
31(火) 決算特別委員会分科会
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○11月の予定
03(金) 東京モーターショー視察
05(日) うなぎまつり
08(水) 決算特別委員会、私学振興会
09(木) 労組大会
10(金) 浜松学園式典
11(土) 街頭広報活動
12(日) 小学校学習発表会、労組大会
13(月) 会派街頭広報活動
14(火) 会派街頭広報活動
15(水)〜16(木) 交通政策視察(京都)
17(金) 慶應義塾全国議員連盟研修会
18(土) 小学校学習発表会、自主防災大会、労組研修会
19(日) スズキ社内駅伝大会、静岡国際オペラコンクール
21(火) 12月議会勉強会、労組意見交換会
23(木) 自動車総連議員連絡会
24(金) NAOTORA女性サミット、御前崎港セミナー、連合浜松大会
25(土) 佐鳴湖水質調査、小学校発表会、FM県政報告
26(日) 入野協働センターまつり
28(火) グラウンドゴルフ大会
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【 田口 章 プロフィール 】
○略歴
昭和37年1月23日生(55歳)
昭和59年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社
平成 6年 スズキ労働組合専従役員
平成19年 浜松市議会議員当選(1期)
平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選
平成27年 静岡県議会議員選挙 当選(2期目)
27年度 産業委員会 委員、地方分権推進特別委員会 委員
28年度 企画くらし環境委員会 委員長
29年度 建設委員会 副委員長
○好きな言葉 「おもしろきこともなき世をおもしろく」
「今より早いときはない」
「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」
○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750)・歌を歌うこと
【 連 絡 先 】
連絡事務所(スズキ労働組合)
〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820
会派(ふじのくに県民クラブ)
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510
自宅 〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100
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ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。
よろしくお願いいたします。
文責 田口 章 事務所
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