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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】             平成29102

                                                                        

静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第78号>

 

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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

秋風が心地よい季節になりました。10月もいつもの交差点街頭でスタート。

季節は良いのですが、政界はどうもスッキリしません。いきなりの衆議院解散→

総選挙、そして希望の党が誕生し、野党再編が加速。公示までにも、さらに

いろんな動きがあるような気がします。

そんな中でも、県議会は粛々と9月定例会を開催中です。今月号は先週

行った一般質問の概要をご報告します。今週は常任委員会が行われます。

「劇場型政治」が注目されますが、こちらもお忘れなく。

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載

があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

また配信ご不要の方や、選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を

希望しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。

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【日々の活動はブログをご覧ください】

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◎目次

1.一般質問を行いました

(1)総合計画策定にあわせた行政経営改革について

(2)今後の産業成長戦略について

(3)多文化人材の育成支援について

2.最近のブログから

3.活動日程

 

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1.一般質問を行いました

 

928日(木)に一般質問を行い、50人ほどの方に傍聴いただきました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

大きく6つの質問を行いましたが、そのうち3つを紹介します。その他の項目

を含め、後日もう少し詳しくブログにアップする予定です。

 

(1)総合計画策定にあわせた行政経営改革について

 

<背景>

県は現在、20182027年度の静岡県の新ビジョン「総合計画」の策定を進め

ています。その中で行財政改革を進めるべく、以下2点質問しました。

 

@  次期総合計画での行政経営の位置づけ

 

<質問>

現計画では、戦略「自立の実現」の下に、「地域主権を拓く行政経営」という

項目を設定し目標を定め、管理しているが、新ビジョンでは設定されていない。

これまでの行財政改革の取組からすると甘いと言わざるを得ない。「見える化」

にも逆行しているが、その考え方をうかがう。

 

<答弁・佐藤 県理事(政策担当)>

次期計画では、県民生活に直接かかわる政策を中心に体系を構築したいと

考えている。行政経営は「政策推進の基本姿勢」として示していき、「見える化」

については検討していく。

 

<再質問>

柱は設定しないと受け止めたが、それで全庁で財政状況を共有化できるのか?

 

<再答弁・佐藤 県理事(政策担当)>

行政経営がすべての政策を支えるための取組であることを記載していく。数値

目標の設定や評価の仕方、進捗管理をどう記載するかは具体的に検討していく。

 

<意見>

それでは共有化できないのではないか。

 

 

A  財政健全化の取り組み

 

<質問>

次期計画策定にあたり、政策の実効性を担保するためには、財政面の裏付け

が必要だ。今後10年間を見すえた「中期財政計画」を策定してはどうか。また、

今後の財政健全化には、将来負担を含めたストック指標を活用してはどうか。

 

<答弁・伊藤 経営管理部長>

次期計画の基本計画は4年であり、今年度を含めた5年程度の財政見通し

を示していく。指標については、県有施設の総量適正化や老朽化対策など、従来

の指標に表れない将来負担も考慮し、適切な健全化指標を設定していく。

 

<再質問>

各事業部門で所有する資産を個別に把握し、総合計画でトータルに管理する

べきと考えるがどうか?

 

<再答弁・伊藤 経営管理部長>

現在整備中の公会計の中で、施設別の行政コストや将来見通しを推計でき

るようになる。総合計画で反映できるかどうかは検討させてほしいが、考え方として

盛り込んでいく方向で取り組んでいく。

 

<意見>

全庁で共有化し「見える化」を進めて欲しい。

 

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(2)今後の産業成長戦略について

 

<背景>

新聞報道で「EV(電気自動車)化」の文字を見ない日はありません。すぐに

変わるわけではありませんが、自動車の構造変革は待ったナシです。自動車

関連産業をいかに次世代産業につないでいくかは県の大きな課題です。

 

<質問>

これまでの本県経済を支えてきた輸送用機器製造業は、急速なEV化や

自動運転の導入、さらにコネクティッドカーなどの新技術により、今後大きく変わ

ることが想定される。

県はさまざまな施策を実行しているが、産業構造の大きな転換への対応と

いう視点を取り入れた、新たな産業成長戦略を検討すべきではないか。

 

<答弁・難波 副知事>

県は東日本大震災や円高の影響で落ち込んだ本県経済再生のため、

2014年度、官民一体となって「産業成長戦略」を策定した。今年度はこれ

を改定し、IoTAIなど技術革新への対応や人材の確保・育成に重点を置

いた「産業成長戦略2017」を策定し取り組んでいる。

一方、ご指摘のとおり、県内産業を取り巻く環境変化は予想以上に早く、

経済環境や科学技術の著しい進展に的確に対応できるよう検討し、新たな

産業成長戦略を検討していく。

 

<意見>

2001年に57.1万人だった本県の製造業就業者は2014年には47.7

人と9.4万人も減っている。就労者減をどうするか、しっかり考えて欲しい。

 

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(3)多文化人材の育成支援について

 

<背景>

次世代を担う人材育成は県の重要な役割です。本県の特徴を生かし、グロ

ーバル化の進展に合わせた人材育成を進めるべきと考え以下2点質問しました。

 

@  留学生受け入れ支援のあり方

 

<質問>

本年度、県内大学では961人の外国人留学生が学んでいるが、2009年の

1601人に比べ大幅に減っている。グローバルな人材の流れはますます加速する。

現在、県には留学生受入の基本的な計画や方針がないが、大学等と連携して

検討すべきではないか。

 

<答弁・川勝 知事>

社会経済の急速なグローバル化に加え、イノベーションの進展と産業構造の

変化により、世界中で人材の獲得競争が激しくなっている。

留学生の減少傾向は憂慮している。明らかに静岡県は全国の流れから遅れ

ている。

これまでの施策を評価し、次期総合計画や教育振興基本計画において、

より効果的な取り組みを盛り込んでいく。

また留学生支援も含めたグローバル人材育成のあり方を、各大学やコンソー

シアムの意見を聞きながら検討していく。

 

<再質問>

平成23年から28年の他都道府県との経年比較では、本県の減少率は

ワースト2位だった。知事は非常に理解されているのがわかったが、実態がつい

てきていない。関係者の意見を踏まえ、しっかりした計画を作ってほしい。

 

<再答弁・西田 文化観光部長>

重要な問題であり、本年8月に文科省で取りまとめられた「高等教育機関

における外国人留学生の受入推進に関する有識者会議」報告書なども参考

にしながら、大学等関係者とも連携しながら検討していく。

 

A  外国人生徒への支援

 

<質問>

日本に住む外国人は1990年頃から増え、リーマンショック後に減少したが、

近年再び増加している。平成28年度の文科省調査によると、日本語指導

が必要な外国籍の児童生徒数は全国で3万人を超えており、本県は愛知、

神奈川、東京についで全国で4番目の2,673人となっている。

日本で暮らしていく外国人が増える中、能力を発揮できる環境を整備する

必要がある。県教委として県立高校、特に定時制高校への学習支援や就職

支援を標準化し、対応を考えるべきと考えるがどうか。

 

<答弁・木苗 教育長>

各学校ではキャリア教育を進めるとともに、生徒の適性や希望に応じた就職

支援を行っている。また新たに、就職未内定者が多い定時制高校に、就職コ

ーディネーターを配置し、求人情報の収集やインターンシップを支援する「高校生

就職マッチング対策事業」を実施する。

 

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◆その他の質問項目

・地方自治法改正に伴う庁内体制整備について

・水道事業の広域化について

・高校生のマナーアップ運動の推進について

 

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2.最近のブログ記事

 

9月は質問調整、議案調査などひとことで表せない活動が多く、記事は少

なめでした。頭はかなり使ったものの、アウトカムが少ないのが課題です。

 

9月のブログ

 

9/01 メルマガ9月号

08 若者県民会議

13 9月定例会議案

14 浜松市防潮堤舞阪工区

18 敬老祝賀式

19 一般質問のテーマ

20 9月定例会開会

30 一般質問を行いました

 

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3.活動日程 

 

○9月の主な活動

 

02() スズキ労組研修会

03() スズキ労組研修会

05() 労組大会、連合浜松 防潮堤見学会・幹事会

07() 自動車総連OB

08() 県議補選応援、行政経営研究会、若者会議、自治連会議

09() スズキ工場秋まつり

10() 水防団操法訓練、スズキ労連大会

11() 会派総会、9月定例会勉強会

12() 長泉町長選応援

14() 長泉町長選・県議補選応援

18() 敬老祝賀式

19() 会派総会、議会運営委員会

20() 9月定例会開会、議員研修会、政調会

21() 交通安全運動街頭広報活動

22() FM Haro県政報告収録

23() 臨江山公民館落成式、労組研修会

24() 子ども会球技大会、社協福祉まつり、スズキ労組定期大会

25() 本会議

26() 本会議

27() 本会議

28() 本会議

29() 本会議

30() 労組大会、スズキ工場秋まつり

 

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○10月の予定

 

01() 連合クリーンキャンペーン、戦没者慰霊祭

02() 下期総会

03() 建設委員会

04() 建設委員会

05() 慶應義塾全国議連研修

07()08() 秋祭り

10() 衆議院選挙公示

11() 労組大会

12() 本会議(9月定例会閉会)

13() スズキ労連意見交換会

14() スズキ労連政策制度研修会

15() 大平台体育祭、労福協まつり

16()17() 川勝知事浜松視察

20() 労組大会

22() 衆議院選投票日、入野町民体育大会、労組大会

23()25() 会派新潟県視察

26() 労組大会

28() 労組大会、スズキ工場秋まつり、FM県政報告

29() 労組大会、連合ウォーキング大会

30() 決算特別委員会

31() 決算特別委員会分科会

 

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

昭和37年1月23日生(55歳) 

昭和59年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社

平成 6年 スズキ労働組合専従役員

平成19年 浜松市議会議員当選(1期)

平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選 

平成27年 静岡県議会議員選挙 当選(2期目)

         27年度 産業委員会 委員、地方分権推進特別委員会 委員

         28年度 企画くらし環境委員会 委員長

29年度  建設委員会 副委員長

 

○好きな言葉  「おもしろきこともなき世をおもしろく」

          「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

 

○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750)・歌を歌うこと

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(ふじのくに県民クラブ)

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅 〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100

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田口 章 メールマガジンのご案内

 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。

 

 ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。

よろしくお願いいたします。

 

文責 田口 章 事務所

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