静岡県議会議員　田口　章　メールマガジン　＜第71号＞

 

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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

県議会は２月定例会真っ最中。今週は本会議での論戦が行われています。

最大の話題は6/25に決まった「知事選」に向けたやり取りです。最大会派は

川勝知事の業績を厳しく評価し、それを基に質問を挑んでいます。

私たちは今後の県政に対する知事の考えを質しましたが、本人からは“出馬

表明”は示されませんでした。

インターネット中継もありますので論戦にご注目ください。

★県議会インターネット中継

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載があっ

た方に、毎月１回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。お気づきの

点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

また配信ご不要の方や、選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を希望

しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。

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◎目次

 

１．知事選に向け論戦中

２．「ジャパニーズ・ドリーム」の展開と発信（H29年度事業のキーワード）

３．「減収補てん債」７年ぶり発行へ

４．「ふじのくにカフェ」開催のご報告

５．最近のブログ記事

６．活動日程　

 

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２．「ジャパニーズ・ドリーム」の展開と発信（H29年度事業のキーワード）

 

平成29年度の一般会計予算案は総額1兆2058億円。前年度比△351

億円となっています。減額の大きな要因は、浜松市・静岡市の両政令市に教職

員給与費が移管されるためです（影響額△358億円）。その影響を除くとほぼ前

年度並みの規模と言えます。

 

予算編成方針は大きく3つ。�@「『ジャパニーズ・ドリーム』の展開と発信」、

�A「“ふじのくに”づくりの総仕上げ」、�B「将来を見据えた戦略的な行政経営」

です。特に�@�Aに川勝知事の意欲が強く表れていると思います。

 

特に「ジャパニーズ・ドリームの展開と発信」は、これまでの「ポスト東京時代」

に代わるキーワードで、本県の特色を活かし国内だけでなく海外にも発信していこ

うというものです。その内容を簡単に記載します。

 

＜戦略1＞スポーツの聖地づくりとスポーツ王国しずおかの復活（約53億円）

2019年ラグビーW杯、2020年東京五輪・パラリンピックと2つの世界的ビッグ

イベントが続きます。これらに向けた施設やアクセス道路の整備を行うとともに、

ジュニアアスリートの発掘、育成を進めます。

 

＜戦略2＞世界水準の次世代産業の展開（約10億円）

静岡県が取り組む3つのクラスター事業「ファルマバレー（医療健康産業）、

フーズサイエンスヒルズ（食品関連産業）、フォトンバレー（光・電子技術産業）」

を進め、さらに次世代を見据えCNF（セルロースナノファイバー）やアグリ・インフォ

マティクス（ITを使った農業技術）などの技術開発に取り組みます。

 

＜戦略3＞世界に開かれた観光・通商・外交の実践（約4億円）

中国・韓国・モンゴル・台湾・東南アジア・米国の重点国（地域）を中心に、

地域間交流を進め、訪日観光客誘致に取り組みます。

 

＜戦略4＞世界クラスの資源の発信（約56億円）

（仮称）富士山世界遺産センター（富士宮市）、茶の都ミュージアム（島田市）

などの整備を進め、県の特色ある資源を発信します。また2020年東京五輪・

パラリンピックにおける「文化プログラム」の展開に向け取り組みを進めます。

 

＜戦略5＞すべての子どもを大切にする社会づくり（約88億円）

上記4つと趣が異なる項目ですが、知事の強い思いの表れと言えるのでは

ないでしょうか。地域の力で子どもたちに学習機会を提供する「しずおか寺子屋」、

生活困窮世帯の子どもを対象とした教室の開催、ひとり親家庭への支援強化、

外国人の子どもの教育支援基金の設置など幅広い支援の強化に加え、

浜松地区などへの特別支援学校の新設など施設整備も進めます。

 

上記のほか、来年度「総合計画後期アクションプラン」が最終年度を迎える

ことから、�A「“ふじのくに”づくりの総仕上げ」として、地震・津波対策や人口

減少対策、健康寿命日本一に向けた取り組みなどを継続していきます。

 

一方、�B「将来を見据えた戦略的な行政経営」では、「健全な財政運営

の堅持」を掲げていますが、財政が厳しい中、事業予算をねん出するために

「基金（＝貯金）」を取り崩しています。今年度の361億円に対し来年度以降

の活用可能額は161億円と、200億円も減る見込みとなっています。

大きな要因は「消費税引き上げ（8％→10％）の据え置き」です。国民の皆

さんは、消費税は上がらない方がいいでしょうが、国政の先送りのツケが地方

財政に回っていることを知っていただきたいと思います。

現在の税収を考えると来年度はさらに厳しい予算編成が想定されます。

一層の行財政改革が不可欠です。

 

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３．「減収補てん債」７年ぶり発行へ

 

「減収補てん債」は、税収が見込んだ収入額を下回ると見込まれる場合に

発行できるもので、元利償還金の75％が後年度の基準財政需要額に算入

されます。

今年度の税収がキビシい静岡県は、リーマンショック後のH21年度以来、7年

ぶりに「減収補てん債」を発行することになりそうです。

 

H28年度補正予算による発行見込額は通常分66億68百万円、特例分

46億46百万円の計113億14百万円となっています。

“通常分”とは建設債のうち、税収不足により一般財源確保が難しい部分の

補てんに活用するもので、“特例分”はいわゆる赤字地方債（資産形成につなが

らないモノ）です。

 

財政担当に聞くと、財政力が近い他の都道府県でも同様に「減収補てん債」

を発行するようです。平成28年度の国の地方財政計画の税収見込みが“大甘”

だったと言わざるを得ません。

 

ちなみに、H20年度は通常分40億円余、特例分334億円の合計374億

円余を発行、H21年度は通常分約25億円、特例分584億円余の609億円

余を発行しています。リーマンショックの影響の大きさがわかります。

 

平成29年度当初予算審議が行われますが、税収見込みは大丈夫か・・・、

不安になります。地方財政計画をもう一度見直してみます。

国会議員には、もっと地方財政を勉強してもらいたいものです！

 

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４．「ふじのくにカフェ」開催のご報告

 

「ふじのくにカフェ」は若者と私たち議員がざっくばらんにお話するワークショップ。

2月19日（日）、3回目となる「ふじのくにカフェ」を開催しました。参加者は大学

生7人と社会人6人。議員を加えて20人でワイワイ・ガヤガヤおしゃべりしました。

 

テーマは「平成29年度の静岡県事業と若い皆さんとのかかわり」。平成29年度

の県事業をピックアップして紹介し、これからの人生に関わってきそうなモノを選んで

もらって意見交換を行いました。

 

また、厳しい財政状況をお伝えしたあと、選んだ事業を廃止してもらう決断をする

ゲームもやってもらいました･･･^^;

将来を見て政策を議論するって楽しいですね。私たちはこれからも若い皆さんの

声を政治に活かしていきます。

 

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５．最近のブログ記事

 

2月は定例会の準備のほか、「あて職」の審議会等の記事があります。

知事選の日程が6/8告示→6/25投票と決まりました。「川勝知事の業績

評価」は私のブログ、もしくは会派HP（上記１．にリンク有）でぜひご覧ください。

 

★２月のブログ記事

 

2/01　メルマガ２月号

03　転出超過６，３９０人

04　立春

05　次代を担う若者たちによる県民会議

08　中央新幹線環境保全連絡会議

09　国土利用計画審議会

13　環境審議会

18　インフル･･･

19　第3回 ふじのくにカフェ

21　減収補てん債

22　川勝知事の業績評価

23　静岡県海外駐在員報告会

　

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６．活動日程 

 

○２月の主な活動

 

03(金)　入野中学校区青少年健全育成会常任委員会

04(土)　スズキ労組イベント、西区交通安全フェア

05(日)　シニアクラブ県政報告、浜松西政経フォーラム総会

07(火)　静岡県中央新幹線環境保全連絡会議

08(水)　シニアクラブ県政報告、入野地区自治連会議

09(木)　会派総会、静岡県国土利用計画審議会

11(土)　佐鳴湖水質調査、建国記念式典、スズキ労組研修会

12(日)　入野地区社協講演会、スズキ労組中央委員会、グローバルフェア

13(月)　静岡県環境審議会

19(日)　入野地区組発会式、第3回ふじのくにカフェ

20(月)　本会議（2月定例会開会）、川勝知事出版記念講演会

21(火)　磐田学園視察

23(木)　外国人学校視察

24(金)　本会議、県議会広報委員会

27(月)　本会議

28(火)　本会議

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○３月の予定

 

01(水)　本会議

02(木)　本会議

03(金)　本会議

04(土)　民進党県連大会、次代を担う若者たちによる県民会議（WS）

05(日)　佐鳴湖クリーン作戦

07(火)　企画くらし環境委員会

08(水)　企画くらし環境委員会

09(木)　企画くらし環境委員会

10(金)　企画くらし環境委員会

11(土)　入野保育園落成式

12(日)　入野中卒業記念凧揚げ、自治会総会

15(水)　静岡文化芸術大学卒業式

16(木)　本会議（2月定例会閉会）

17(金)　入野中学校卒業式

19(日)　自治会総会

25(土)　FM Haro 県政報告、自治会総会

26(日)　自治会総会