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【創ろう!元気な浜松&静岡県】 平成28年4月1日
静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第60号>
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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の
田口 章 です。
県議会2月定例会は当初予算案が初めて修正されるという異例の事態となり
ました。個人的には悔しい気持ちでいっぱいですが、結局、政治は「数の力」です。
今日から新年度。あいにくの雨のスタートとなりましたが、気持ちを切り替えてガンバ
ります。
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【これは無料のメールマガジンです】
これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載があっ
た方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。お気づきの
点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。
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◎目次
1.整備にブレーキ!遠州灘海浜公園(篠原地区)野球場構想
(1)県議会の予算減額内容
(2)これまでの経過と議会での審議
(3)パブリックコメントの募集と今後の取り組み
2.ふれあいトーク会のご案内(4/18〜27)
3.最近のブログ記事
4.活動日程
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1.整備にブレーキ!遠州灘海浜公園(篠原地区)野球場構想
(1)県議会での予算減額
2月定例会で激論が戦わされた「篠原地区への野球場整備事業」。最大会派
「自民改革会議」が提出した減額修正案が賛成48、反対20で可決されました。
私の所属会派「ふじのくに県民クラブ」は修正案に反対しましたが、他の会派は
すべて賛成で、整備事業に待ったがかかりました。
今回の修正内容は次のとおりです。
◆事業目的
遠州灘海浜公園(篠原地区)の公園基本計画図の作成
◆事業概要
・野球場も含めた公園施設基本計画図の作成 4800万円→0円
・周辺道路及び公園内の交通処理、交通アクセスの検討 1580万円→0円
・津波浸水想定、地盤の液状化対策の検討 830万円→0円
・公園基本計画策定に必要な測量・地質調査 2490万円→2490万円
修正に賛成する議員は、篠原地区への野球場建設について「浜松市民のコン
センサス(同意)がとれていない」、「防災機能の県と市の役割分担がはっきりしてい
ない」、「2020年の完成目標は急ぐ必要はない」ため、時期尚早であるとし、減額
となる3事業は、いずれも野球場建設を前提としているため削除すべきとしました。
(2)これまでの経過とふじのくに県民クラブの考え
◆浜松市などからの要望
そもそも遠州灘海浜公園の都市計画決定は昭和37年度であり、その後、県は
中田島地区への球技場整備などをおこなってきたものの、篠原地区は50年余に
わたり未着手となっていました。
この間、浜松市からは、平成5年度から毎年度、県に対し篠原地区の公園
整備の要望が出されていました。(なお、浜松市は「昭和62年度から要望提出して
いる」としていますが、県は記録が残っている「平成5年度から受け取っている」として
います)
そして浜松市が独自に整備を進めた「浜松市総合水泳場ToBiO」の完成を翌年
に控えた平成20年度から、要望は「球技場などを主体としたスポーツ施設」となり、
東日本大震災後の平成23年度には「県営野球場などのスポーツ施設」とし、あわ
せて「スタンドなどは一時的な津波の避難所となり、津波対策としても有効である
ため早期事業化を要望する」としています。
さらに平成25年5月21日には、浜松市と浜松商工会議所、浜松市自治会
連合会の3者が連名で「県営野球場」整備の要望書を公式に提出。今日に至って
います。
◆これまでの県議会での議論
これまで本件については、県議会の本会議や委員会の場において、私と自民
改革会議の鈴木洋祐議員(浜松市西区)が整備推進の立場で質問や意見を
述べてきたほか、昨年9月議会までは何の疑念も出されていませんでした。
特に昨年2月定例会の平成27年度一般会計予算審議では、今年度の
「基本構想策定予算3000万円」を満場一致で可決しています。
◆ふじのくに県民クラブの考え
修正案の提案理由は大きく「合意形成、防災機能、完成時期」の3点ですが、
私たちはこの点について、以下のように考えています。
(合意形成について)
まず、市民の合意については、前述の通り何十年にもわたる要望を踏まえた上で、
80万市民の負託を受けた鈴木康友市長が、公式な手続きとして自治会連合会
や経済界とともに要望を出されているわけで、これは多くの浜松市民の想いであると
受け止めるのが素直だと考えます。
こうした経緯から県は、今年度行ってきた浜松市との公式な勉強会での意見を
当然信頼し、今回の予算案を提案したものです。
もちろん、県は県民の合意を得る努力を惜しんではいけませんし、常に最大限努力
すべきです。したがって一部関係者の中で合意が得られていないとすれば、今後丁寧
に説明をし、理解を得ていくことは必要だと考えます。
一方、浜松市民の合意形成を行うのは、一義的に浜松市の役割です。浜松市
議会においても、今回、予算修正が行われましたが、市民の合意が得られていない
ならば、今後、県以上に丁寧かつ真摯に説明をしていく責務があると思います。
(防災機能について)
次に、防災機能における県と市の役割分担は、基本的に、100年から150年に
一度発生するであろう「レベル1(L1)」津波に対しては県が対策を講じ、それを超える
部分は市町が整備することになっています。
浜松市沿岸域の防潮堤整備はL1を超える対策で、企業の寄附等を財源にして
おり、県は財源を負担していません。
野球場に付加する防災機能について、浜松市議会2月定例会で浜松市長が、
答弁の一部で「防災機能として特別なものはいらない」と述べたとして、この部分を切り
取って提案理由に挙げました。
しかし実際には、その前段で「県に対して防災機能を発揮する野球場整備を要望
しておりますが、例えば、スタンドを緊急避難場所として使用する、階段下のデッドスペ
ースを物資備蓄に使用するなど、本来野球場としてもつ機能の一部を活用することを
想定しています。」と答弁しており、通常の公園施設あるいは公共施設が備えるべき
防災機能を確保するという考え方だと考えます。
知事が主張する「防潮堤から野球場までの通路」についての費用負担については、
基本計画を検討する中で明らかにしていくものだと考えます。
(完成時期について)
完成時期について、知事は本会議答弁で「2020年までにできれば最良」としました。
現実的な工程を考えると相当困難なスケジュールではありますが、目標のない計画は
ありませんので、どこかをターゲットにするのは当然です。
東京五輪・パラリンピックや浜松市沿岸域防潮堤の完成時期をにらんだ、知事一流
の“前倒し”の考え方による設定だと考えます。
ただし今回の修正案が可決されれば、場所の選定や都市計画決定手続き、野球場
に導入する機能や、県と市の役割分担を検討する期間等を考えると、2020年どころか
相当な先送りになることは必至であり、老朽化が進む浜松市の四ツ池公園の再整備
にも多大な影響が懸念されます。
(県が野球場整備できる場所は限定的)
修正案賛成議員の多くは「西部地域への野球場の整備には賛成」としていますが、
浜松市内に県が野球場を造るとすれば、現時点では、その場所は都市計画公園である
「浜名湖ガーデンパーク」と「遠州灘海浜公園」しかありません。
県西部とした場合には「小笠山運動公園(エコパ)」が大きな選択肢になりますが、
浜松市民の要望に応えられなくなってしまいます(中東遠の人は喜ぶでしょうが・・・)。
もし浜松市が篠原地区以外に新たな候補地を探すとなれば、場所の“綱引き”は
明らかで、完成時期が大幅に後退することは明らかです。
また新たな場所で県が整備主体になるためには、都市計画決定をはじめ県営公園
として事業を行うための県民理解を得る手続きなどにさらに時間を要することになります。
浜松市が単独事業としてやるのであればどこに造ろうが自由ですが、市にとって大き
な財政負担は避けられません。
一般会計3000億円弱の浜松市と、1兆2000億円を超える静岡県では投資的経費
で活用できる金額は大きく異なります(H28予算では市509億円、県1698億円)。
近い将来、浜松球場の老朽更新が必要になりますので、東中西部へのバランス良い
施設整備投資を考えたとき、現在、県西部に県営野球場がないことから、県の支援を活用
するのが浜松市民にとってベターだと思います。
(3)パブリックコメント募集と今後の取り組み
このような中、県は3/28から4/18まで「遠州灘海浜公園(篠原地区)基本構想(案)」
のパブリックコメント募集を始めました。
★パブリックコメントのページ(静岡県のサイト)
メルマガ読者の皆様も賛否両論あるかと思いますが、ぜひご意見を届けていただけれ
ばと思います(E-mailやFAX、郵送などでOK)。
一般的にパブコメでは、反対意見に比べ、賛成意見があまり寄せられませんので、
賛意をお持ちの方はご留意いただければと思います。
基本構想(案)は話題となった野球場の他、屋内運動場、グランドゴルフ場、アスレチック
広場、マラソンコースやサイクリングコース、環境学習施設まで含めた大きなものです。
一度にすべての施設ができるわけではないでしょうが、沿岸地域のリノベーション施設として、
浜松市の活性化につながると思います。
もちろん、防災機能の記載もありますし、風のデータもあります。
県は4月中にパブリックコメントの意見を取りまとめ、有識者からなる「都市公園懇話会」
の意見を聞き、「基本構想」を策定する考えです。その後は、県民(特に浜松市関係者)
の合意形成を進め、早期に補正予算を提案するなど事業に着手したいとしています。
一方、問題は浜松市の対応です。
議会に特別委員会を設置するなどの考えが示されているようですが、悠長なことをして
いたのでは、県として事業を進めることができません。
通常の特別委員会は1年間かけて議論することが多いですが、仮に特別委員会を
設置する場合は、早急に市としての合意形成が図られることを期待します。
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2.ふれあいトーク会のご案内(4/18〜27)
野球場問題をはじめ県政の話題や課題をご報告し、みなさまからのご意見をいただく
“座談会”のような会合「ふれあいトーク会」を今年も行います。
(会場をクリックすると浜松市の施設案内のサイトにリンクします)
18(月) 雄踏文化センター
19(火) 和地協働センター
20(水) 庄内協働センター
22(金) 篠原協働センター
23(土) 入野協働センター
25(月) 舞阪協働センター
26(火) 神久呂協働センター
27(水) 伊佐見協働センター
時間はいずれも18時〜19時。
昨年よりも30分前倒ししました。仕事帰りなどで遅れてもまったくかまいませんので、
お誘いあわせの上お気軽にお越しください。
もちろん参加は無料。どなたでもご参加いただけます。
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3.最近のブログ記事から
3月の記事は下記のとおりです。ヘビーな議会でしたのでちょっと記事が少なめです。
3/01 海外調査報告会
02 メルマガ3月号
05 予算の説明って難しい・・・
07 粛々と産業委員会
12 財政の中期試算
13 自治体のカイゼン活動
14 篠原地区野球場整備への考え
25 未来をカエル ヒントはここから
30 注目のパブリックコメント
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4.活動日程
○3月の主な活動
01(火) 本会議
海外調査団報告会
02(水) 本会議
03(木) 本会議
04(金) 本会議・会派総会
05(土) 民主党静岡県連大会
入野地区社会福祉協議会活動報告会
FM Haro県政報告
06(日) 佐鳴湖クリーン作戦
入野中卒業記念凧揚げ
浜松テクノカレッジ技フェスタ
08(火) 産業委員会
09(水) 産業委員会
10(木) 会派総会・産業委員会
11(金) 工業技術研究所 研究発表会
15(火) 静岡文化芸術大学卒業式
移動知事室(西区訪問)
17(木) 本会議(2月定例会最終日)
18(金) 小学校卒業式
ひとり1改革運動発表会
21(月) CIPFA japan 研修会
25(金) 全国都市改善改革実践事例発表会
26(土) 保育園卒園式
28(月)〜29(火) 大分県・福岡県視察
31(木) 中国訪静団視察受け入れ
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○4月の予定
02(土) 新年度総会
こども園入園進級式
03(日) 消防団西区支団入退団式
入野地区組
会所開き
05(火) 会派街頭広報活動
06(水) 会派街頭広報活動
07(木) 小中学校入学式
08(金) 自治連会議
10(日) 消防団33分団入退団式
13(水) 会派総会
18(月) ふれあいトーク会(雄踏)←いずれも18時〜19時
19(火) ふれあいトーク会(和地)
20(水) ふれあいトーク会(庄内)
22(金) ふれあいトーク会(篠原)
23(土) 入野地区社協総会
ふれあいトーク会(入野)
24(日) 浜松地区メーデー
25(月) ふれあいトーク会(舞阪)
26(火) ふれあいトーク会(神久呂)
27(水) ふれあいトーク会(伊佐見)
30(土) FM Haro 県政報告
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【 田口 章 プロフィール 】
○略歴
昭和37年1月23日生(54歳)
昭和59年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社
平成 6年 スズキ労働組合専従役員
平成19年 浜松市議会議員当選(1期)
平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選
23年度 産業委員会 委員
24年度 建設委員会 副委員長
25年度 議会運営委員会 委員、企画文化観光委員会 委員
26年度 総務委員会 副委員長、次世代人材育成特別委員会 委員
平成27年 静岡県議会議員選挙 当選(2期目)
27年度 産業委員会 委員、地方分権推進特別委員会 委員
ふじのくに県民クラブ 政調会長
○好きな言葉 「おもしろきこともなき世をおもしろく」
「今より早いときはない」
「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」
○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750)・歌を歌うこと
○家族構成・・・妻・長女(社会人・別居)・長男(社会人・別居)・二男(大3・別居)
【 連 絡 先 】
連絡事務所(スズキ労働組合)
〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820
会派(ふじのくに県民クラブ)
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510
自宅(夜間)
〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100
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田口 章 メールマガジンのご案内
ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、
メールをお送りください。
ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。
よろしくお願いいたします。
文責 田口 章 事務所
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