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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】                  平成2783

                                                                        

   静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第52号>

 

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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

夏本番、暑い日が続きますね。こどもたちは夏休み、あちこちで歓声が聞こえます。

さて議会は夏休みではありませんが、閉会中のこの時期は「視察・研修」のシーズンです。

この夏も積極的に勉強を重ねて、秋以降の審議に備えます。

 

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載があっ

た方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。お気づきの

点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

また配信ご不要の方や、選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を希望

しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。

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◎目次

 

1.一般質問と答弁

 

2.7月のブログ

 

3.活動日程 

 

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1.一般質問と答弁

 

7/12期目最初の一般質問を行いました。質問と答弁の抜粋をご報告します。

テーマは人口減少社会に適応するための“行財政改革”です。概念的な項目や具体

的な課題を取り上げました。

先月号と合わせてご覧いただくと質問の背景などがわかりやすいと思います。

 

1.静岡県の全体最適について

 

このテーマは県議になって継続して取り組んでいる行財政改革の取組です。

市議を経験したからこそできる質問で、今後は“二重行政”をなくすことが必要です。

最初の質問はこれにスポットを当てました。

 

(1)総合戦略策定における広域連携の強化

 

【田口】

本格的な人口減少社会を迎え「総合戦略」が検討されている。静岡県では5つの

圏域に分けた「地域戦略」の策定を進めているが、圏域別の行政経営の仕組みをどの

ように考えていくのか?

 

【川勝知事】

人口減少社会の中で魅力ある地域を持続し、地方創生を実現するには、場の力を

活かし、自治体の枠組みを超えて、広域的な視点に立った新たな仕組みに取り組むこと

が重要。

連携協約や広域連合などを進めていくが、その際には権限、財源だけでなく人材も降

ろし、県レベルでの分権改革を進めていく。

 

【田口・再質問】

連携強化で重要なのは、市町の総合戦略との整合や、市長・町長との連携だ。その点

はどう取り組むか?

 

【川勝知事】

市町との連携は重要。トップとの意思疎通は基本的にできている。住民にも説明し地域

の一体感を醸成していく。

 

(2)今後のファシリティマネジメントの進め方

 

【田口】

ファシリティマネジメント(資産経営)は徐々に進んでいるが、総量削減は議論されていない。

また、県と市町の施設とを合わせたトータルの総量適正化をどう進めるのか?

 

【伊藤経営管理部長】 

総量適正化は喫緊の課題と承知しており、計画の中に盛り込んでいき、統廃合は県有

財産有効活用推進委員会で協議する。また、県では全国に先駆けて公共施設のオープン

データ化を行っており、県と市町との連携を一層進め支援していく。

 

【田口・要望】

今後の年間の維持管理経費が約188億円と予想されているのに、ここ数年では138億円、

72%しか充当できていない。施設の削減目標を設定してほしい。

 

(3)市町の公営企業改革

 

【田口】

高度成長期に建設した上下水道の老朽化は深刻で、更新投資の増大や人口減少に

伴う料金収入の減少など、経営環境は非常に厳しさを増している。

広域化や民間活用の推進など、市町の公営企業改革をどのように支援していくのか?

 

【伊藤経営管理部長】

市町が経営状況や資産・負債の現状を正確に把握し、中長期的な経営計画を策定

するよう支援していく。また経営情報を開示することで、民間活力の活用や公的部門への

参入につなげていく。これらを進めるため「行政経営研究会」を活用する。

 

【田口・要望】

職員の中に企業会計がわかる人材の育成が必要。自治体職員向けには、私も持って

いるが「地方監査会計技能士」という資格ある。行政経営の質を高めて欲しい。

 

(4)公営住宅政策

 

【田口】

県営住宅と市営・町営住宅は二重行政的に運営されており、役割分担の明確化、民間

空き家を考慮した住宅政策、民間会計手法の導入、民間活用の推進等を検討すべき。

来年度の「住宅マスタープラン」と「県営住宅再生計画」の見直しに向けて「経営的な観点」

を導入すべきでは?

 

【池谷くらし環境部長】

住宅困窮世帯は約37千世帯と推計されており、県と市町が協力し対応している。

この体制は維持するが、供給を抑制することが妥当と考える。高齢者が住みにくい郊外の団地

の削減など地域に応じたメリハリをつけた計画とする。

民間活用の推進とともに企業会計導入も試行的に対応する。

 

【田口・再質問】

「県営住宅再生計画」は戸数管理が中心で、深刻な財源問題を抱えている。公債残高

H23年度の199億円がH52年度には482億円と倍以上に増える見込みで、人口が減

る中、借金を重ねて県営住宅を維持するという計画。抜本的な見直しが必要ではないか?

 

【池谷くらし環境部長】

昭和40年代から50年代初頭に大量に建設した県営住宅の更新時期が来ており、非常

に大きな財政負担になる。総量管理で全体抑制することが当然必要で、更新時期を均すこ

とで将来負担が大きくならないよう議論している。問題点は十分承知している。

 

【田口・要望】 

平準化は課題の先送りだ。企業会計手法を導入し抜本的に改革してほしい。

 

(5)住民協働社会と財源確保の推進

 

【田口】 

地域社会の課題解決に取り組むNPOや各種団体は公民連携の重要なパートナーだが、

行政の補助金は減っており事業を支えているのは「寄附」などが中心。

財源確保の手段として「クラウドファンディング」など新たな手段を活用してはどうか?

 

【川勝知事】

NPO法人等の実態調査では「財源確保が課題」というところが、H22年度の34.4%から

H26年度は52.3%に増えている。「クラウドファンディング」や「コミュニティバンク」等々、新しい

資金調達手法も生まれており、新たな財源確保のための環境を整備して、協働に支えられる

地域づくりを進めていく。

 

【田口・要望】 

前向きな答弁をもらった。フルコスト支援ができるように努めてほしい。「クラウドファンディング」

は地域振興のさまざまな可能性があるのでさらに検討してほしい。

 

2.チャレンジする県職員の育成と人事処遇制度の見直しについて

 

人口減少社会では、これまで当たり前にやってきたことから発想を転換し、仕事を進める必要

があります。そのためには職員の人材育成が不可欠です。最後にその点について質問しました。

 

【田口】

県職員は優秀な方が多いが、チャレンジングな仕事は苦手のように見受けられる。人口減少

社会に挑戦していくには、高い目標にチャレンジし、あげた成果を処遇に反映していく人事戦略

が必要。制度改善における課題や今後の進め方をうかがう。

 

【伊藤経営管理部長】 

来年4月を目途に、新たに目標管理による業績評価の仕組みを導入することをめざして

全庁で研修を実施している。評価制度の適切な運用に努めるとともに、昇任や給与などの

処遇への反映を通じて、目標達成に向けチャレンジしていく職員育成に努める。

 

【田口・再質問】 

民間の人事処遇制度に詳しい人などから意見を聴くことも必要ではないか?

 

【伊藤経営管理部長】 

研修の成果が10月下旬にまとまることから、職員や所属長の意見を聴くとともに、専門家や

学識経験者から意見を聴いたうえでよりよい評価制度の構築を検討していく。

 

【田口・要望】 

チャレンジングな人材育成を進めていただきたい。

 

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私のHPに今回の録画映像をアップしました。50分強ありますが、原稿を読むだけじゃなく、

筋書きのないアドリブでの「一問一答方式」のやりとりをご覧いただければと思います。

 

田口 オフィシャルサイト(「動画でチェック」をご覧ください)

 

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2.7月のブログ

 

7月のブログタイトルは下記のとおりです。7月前半は議会中心、後半はお勉強中心でした。

 

7月のブログはこちら

 

7/02 メルマガ7月号

03 地方創生総合戦略の勉強会

04 一般質問(今日のメルマガ記事の内容です)

05 エネルギー事情

06 産業委員会の質問

08 産業委員会の質問A

12 インダストリー4.0

14 総合戦略への提言

17 産業委員会 県内視察

19 弔辞

23 リニア中央新幹線工事予定地

25 空港ビル増築に70億円!?

26 夏はスズカ8

27 Fm Haroに出演

28 夏のお勉強@

29 夏のお勉強A

30 夏のお勉強B

 

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3.活動日程 

 

○7月の主な活動

 

01() 本会議(一般質問登壇)

02() 本会議

03() 政調会 総合戦略勉強会

04() 災害対策展

      連合静岡西部地区議員団会議

06() 産業委員会

07() 産業委員会

08() 連合静岡政策委員会

09() 政調会

      袴田修司 前浜松市議会議員の集い

12() しんばかづや政治セミナー

13() 本会議(6月定例会閉会)

      総合戦略 会派提言提出

16()17() 産業委員会 県内視察

19() 大平台夏まつり

21() 会派総会

22()23() 南アルプス リニア工事予定地視察

24() 浜松市議会市民クラブとの意見交換会

25() Fm Haro出演

26() 鈴鹿8時間耐久ロードレース

27() 連合東海ブロック政策研究集会

28() 同上

      自動車総連 政策コンベンション

29() 新潟県三条市視察

30() 長野県庁、佐久総合病院視察

31() 田形 誠 県議会議員の集い

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○8月の予定

 

01() ソミック石川夏まつり

03() 地方分権推進特別委員会

      教組意見交換会

04() 航空機産業セミナー

05() 会派街頭広報活動

07() 議員親善野球全国大会レセプション

08() 入野地区ふるさと夏まつり(佐鳴湖花火大会)

09() 佐鳴湖クリーン作戦

15() 戦没者追悼平和祈念式

17() 政調会勉強会

18() スズキ労連労使会議

20() 自治政策講座(東京)

22() スズキカップゴルフコンペ

23() バイクのふるさと浜松

24() 静岡大学訪問

26()27() 自治体経営改革セミナー(名古屋)

29() アツミテック労組大会

      ユタカ技研労組大会

      スズキ高塚夏まつり

      Fm Haro出演(17時から生放送)

30() スズキ労組研修会

      

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

昭和37年1月23日生(53歳) 

昭和59年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社

平成 6年 スズキ労働組合専従役員

平成19年 浜松市議会議員当選(1期)

平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選 

         23年度 産業委員会 委員

         24年度 建設委員会 副委員長

          25年度 議会運営委員会 委員、企画文化観光委員会 委員

         26年度 総務委員会 副委員長、次世代人材育成特別委員会 委員

               会派・ふじのくに県議団 副政調会長

平成27年 静岡県議会議員選挙 当選(2期目)

         27年度 産業委員会 委員、地方分権推進特別委員会 委員

               会派・ふじのくに県議団 政調会長

 

○好きな言葉  「おもしろきこともなき世をおもしろく」

          「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

 

○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750)・歌を歌うこと

 

○家族構成・・・妻・長女(社会人)・長男(大4・別居)・二男(大2・別居)

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(ふじのくに県議団

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅(夜間)

    〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100 

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 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。

 

 ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。

よろしくお願いいたします。

 

文責 田口 章 事務所

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