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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】                  平成23年8月1日
                                                               
  発行 田口 章 後援会

 

       静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第4号>

 

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 みなさん、こんにちは。田口 章 です。

 震災被害に続き豪雨災害もあり、自然の脅威を思い知らされています。

 今月号は地震対策を中心に静岡県の危機管理施策を調べました。いくつかの

ポイントをご紹介します。

 

 最近「Facebook」を始めました。

 インターネットを使った新しい情報ツールがどんどん出てきますが、佐賀県の武雄市

(たけおし)は、今日から市のホームページを「Facebook」に切り替えるそうです。

 クラウドコンピューティングの勉強も始めました。自治体のICT戦略は大きく変わって

くる予感がします。

 *ICT=Information and Communication Technology(情報通信技術)

 

 現在、県政報告会を開催しています。県政に対するご意見ご要望がある方、また

県政の話が聞きたいという方、お気軽にお声かけください。お伺いさせていただきます。

  

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【これは無料のメールマガジンです】

 これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載があった

方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

 お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

 また失礼ながら、ご不要の方は末尾のアドレスにその旨お伝えください。

 よろしくお願いいたします。

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【日々の活動はブログをご覧ください】

 

★創ろう!元気な浜松&静岡県

  http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

 

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◎目次

 

1.静岡県の危機管理

 

2.自治体クラウドについて

 

3.最近のブログから 「しらびそ高原」(7/15

 

4.活動日程

 

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1.静岡県の危機管理

 

(1)県の組織体制

 

 平成22年度、総務部危機管理局を危機管理部として独立しました。

 危機管理監は、本部長(知事)代理として全庁の統括、調整を行い、危機事

案に対処する役割を担っています。

 

 マンパワーは、本庁に「危機政策課」など7課73人。出先機関として伊豆・東部・

中部・西部の「地域危機管理局」など6ヵ所に67人を配員。計140人体制で危機

事案に備えているほか、日常の防災対策などにあたっています。

 

 県庁内には「静岡県危機管理センター」を常設しており、いつでも県内全域の

報を把握できるシステムを構築しています。

 

(2)総合計画と危機管理

 

 ほとんどの地方自治体は「総合計画」に基づき行政運営を行っています。

 静岡県はその「基本計画」のイの一番に「命を守る危機管理」をあげています。

ような自治体はほとんどなく、静岡県が危機管理にかける意気込みが伝わっ

てきます。

 

 【参考:「基本計画」の戦略体系】

 

   ○「命」を守る危機管理

  ◆“ふじのくに”の徳のある人材の育成

   ○「有徳の人」づくり

   ○「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくり

  ◆“ふじのくに”の豊かさの実現

   ○一流の「ものづくり」と「ものづかい」の創造

   ○「和」を尊重する暮らしの形成

   ○「安心」の健康福祉の実現

  ◆“ふじのくに”の自立の実現

   ○ヒト、モノ、地域を結ぶ「基盤」づくり

   ○「安全」な生活と交通の確保

   ○地域主権を拓く「行政経営」

 

(3)“ふじのくに”危機管理計画

 

 県は、総合計画「基本計画」の中で、新たに“ふじのくに”危機管理計画を策定

することとし、6月に大原則を定めた危機管理計画「基本計画」を策定しました。

 

 ここでは、さまざまな危機事案に対する平時からの「危機管理システム」応急対

策時の「意思決定システム」などを統一化するとともに、応急対策要員の意点な

どを記載し、基本的な対応が実行できるように構成されています。

 

 今後、「基本計画」の基づき、下記のとおり危機事案ごとの「個別計画」を策定し、

具体的な対応事項を定めることとしています。

 

【参考:「危機管理計画」の構成(ツリー)】

 

◆基本計画

 

 ◎地域防災計画編

    ・共通対策の巻

     ・地震対策の巻

     ・津波対策の巻

     ・原子力災害対策の巻

     ・風水害対策の巻

     ・火山災害対策の巻

     ・大火災対策の巻

     ・大規模事故の巻

       道路事故対策計画

       船舶事故対策計画

       沿岸排出油事故対策計画

       鉄道事故対策計画

       航空機事故対策計画

 ◎石油コンビナート等防災計画編

 ◎国民保護計画編

 ◎感染症対策編

     ・新型インフルエンザ対策の巻 

 ◎家畜伝染病対策編

     ・高病原性鳥インフルエンザ対策

     ・口蹄疫対策

 ◎食の安全対策編

     ・大規模食中毒対策の巻

 ◎環境汚染対策編

     ・大気汚染対策の巻

 

(4)東海地震対策

 

①想定される東海地震の概要

 

 ★「静岡県地震防災センター」のサイトをご覧ください。

  http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/index.html

 

 想定震度や液状化危険度、推定津波地域なども、県HPで見ることができます。

 

 ★「静岡県防災GIS情報」

  http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/gis/maps.html

 

②これまでの防災・減災対策

 

○「大規模地震対策特別措置法(S53制定)」

 耐震化工事、緊急輸送路整備、がけ崩れ防止対策、避難地整備、津波対策、

消防、通信などS55~H26まで35年計画で約2兆円をかけて整備しています。

 

○地震予知観測体制

 地震計、GPS、大深度ひずみ計など485施設でデータを観測しています。

 下の資料からは、掛川に対して御前崎が、過去48年間で25cm沈降して

いるのがわかります。事実は事実として受け止めることが大切です。

 

 ★国土地理院のサイト

  http://www.jishin.go.jp/main/chousa/11feb/p13.htm

 

○情報システム

 通信衛星を使用し、県と市町をネットワーク化しています。防災ヘリにより被災状

況を映像で確認することもできます。

 23年度からデジタル化に着手、25年度末に完成予定となっています。

 

○プロジェクト「TOUKAI-0(トウカイ-ゼロ)」

 阪神大震災の死者の8割以上が建物の倒壊や家具の転倒による圧死や窒息

死と言われています。

 県では、市町と連携して、平成27年度までに住宅耐震化率90%をめざし、木造

住宅への助成を行っています。

 

 ★県のサイト

  http://www.taishinnavi.pref.shizuoka.jp/toukai0/index.html

 

③発災対応

 

○静岡県広域受援計画

 救助・消火活動、医療活動、物資調達、輸送活動の4分野で受け入れ計画を

策定しています。

 西部の拠点を東名 浜名湖SAに、東部を足柄SAに設置し、東名・新東名の大

動脈を活用して、他県からの応援部隊を展開する計画です。

 

 ★県のサイト

  http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/seisaku/kouiki.html

 

 今回の震災では物資支援体制の遅れが発災当初の課題でした。反省を踏まえ、

内容をチェックする必要があります。

 

○消防防災航空体制

 県では平成9年度に「消防防災航空隊」を設置。「防災ヘリコプター」が活動して

います。

 加えて政令市浜松市と静岡市にも「消防ヘリコプター」が配備されています。

 また、浜松市の聖隷三方原病院、伊豆の国市の順天堂大学病院には「ドクター

リ」が配備されています。

 緊急対応可能なヘリコプターが5機もある県は珍しいのではないでしょうか。

 これに加えて航空自衛隊浜松基地もありますので、静岡県の消防防災航空体制

は、かなり充実したものといえます。

 

○災害ボランティアの受け入れと支援

 県では、静岡県社会福祉協議会、ボランティア協会等と連携し、「県災害ボラン

ティア本部・情報センター」「災害ボランティア支援センター」を設置し、市町の圏域を

越えた配置調整を行います。

 今回も岩手県遠野市にあるボランティア支援組織「遠野まごころネット」を開設当

初からサポートし、高い評価をいただいています。

 

(5)大切なのは日ごろの備え

 

 東海地震に対する県の取り組みをいくつか紹介しましたが、大切なのは日ごろから

備えです。

 来月9月1日は「防災の日」。8/30~9/5は防災週間です。防災訓練を行うところ

もあるでしょう(地域によっては12月第1日曜日の「地域防災の日」にやるところもあり

ます)。

 みなさんもこの機に、訓練に参加するとともに、避難場所の確認や非常持ち出し袋

など、日ごろの備えを見直してはいかがでしょうか。

 

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2.自治体クラウドについて

 

 先日、元浜松市情報政策官の小林丈記さんをはじめとする「ICT」政策のプロの

方々から、「自治体クラウド」の初歩についてレクチャーを受けました。

 

 「クラウド?」「雲?」「何それ?」とおっしゃる方もいると思います。

 私も似たようなレベルですが、議員としては“若手”の私たち世代が取り組んでいか

いといけないテーマだと再認識しました。

 (「クラウドコンピューティング」の意味はウィキペディアなどをご参照ください)

 

 平成13年1月、「IT戦略会議」が首相官邸に設置されました。まだ、「IT」や「ICT」

なんて言葉は一般的ではなく、時の首相が「イット」と読み、話題になったものです。

 

 この会議は今も続いており、昨年5月に「新たな情報通信技術戦略」を閣議決定

しています。

 

★新たな情報通信技術戦略(H22.5.11)(PDF)

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/100511honbun.pdf

 

★新たな情報通信技術戦略工程表(H22.6.22)(PDF)

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/100622.pdf

 

 この工程表によると、「自治体クラウド」は着実に進められることになっており、

2020年度までに50%の自治体で、クラウドを利用した電子行政を進めることとして

います。

 あと9年で50%導入といえば、当然、静岡県も浜松市も導入していることになり

ます。

 

 そんな準備ができているとは、とても思えません。

 

 H21-22年度、北海道、京都府、佐賀県(+大分県・宮崎県・徳島県)の3ヵ

所で「自治体クラウド」の実証実験が行われました。

 さらに今年度は、奈良県内の7市町で検討が始まります。

 小林さんに言わせると、静岡県はまだまだ遅れているとのこと。工程表に乗れる

よう、議会としてもチェック機能を発揮しなければいけません。

 

 「クラウド」を使うことで、コスト改善や業務効率化(標準化)など、さまざまな面

行財政改革にもつながることもわかりました。

 県内35市町がそれぞれお金をかけてシステム設計をするよりも、共通化すれば

当然安くできるということです。

 

 県が主導して県内市町の行政システムのクラウド化を進めることは、まざに広域

行政役割と言えます。

 

 今日はまだ、この程度しかお伝えする知識はありませんが、継続的に勉強して、

の体制づくりを進め、「クラウド化による行財政改革」に取り組んでいきます。

 

★静岡県ICT戦略

 http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-330/kihon/itsenryaku.html

 

◎詳しい人はぜひ私へのアドバイスをお願いします!

 

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3.最近のブログから 「しらびそ高原」(7/15

 

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 暑い日が続きますね。

 今日は世間的にはウィークデーで、明日から三連休という人も多

でしょうね。

 

 私は県議会閉会中、自動車業界も木金休みなので、今日は会社カレンダーに

合わせて、お休みをいただきました。

 

 ちょっとソコまで・・・と、久々にバイクに乗ったのですが、天気もよかったので、ついつ

南アルプスまで行っちゃいました。

 

 写真は「しらびそ峠」(クリックすると拡大します)。

 標高1833mまで来ると、気温も平地より10℃ほど下がります。目の前には3000m

級のスカイラインが広がっています。

 ここにはたまに来ますが、ホントに気持ちいいツーリングスポットです(目の前にカモシ

カが飛び出してきたこともあります)。

 

 涼やかな風と樹木の緑を肌で感じながら走る、クルマでは味わえないバイクならでは

旅。癒されました。

 

【日々の活動はブログをご覧ください】

 

★おすすめブログ記事 「食の安全確保」(7/26)

 http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/726-6fd5.html

 

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7/26の静岡新聞に私のことが小さく書かれていました。「食の安全

確保」とは関係ありませんがご覧ください(クリックすると拡大します)。

浜松では、常に何人かの議員が行革審の傍聴に行きますが、

県では、私以外いませんでした。ちょっと残念ですね。

 

 

★創ろう!元気な浜松&静岡県

  http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

 

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4.活動日程 

 

○7月の主な活動

 

01(金) 本会議

     浜松市制施行100周年式典

05(火) 産業委員会

06(水) 産業委員会

07(木) 川勝知事との意見交換会

     自治体トップマネジメントセミナー(東京)

08(金) 入野地区自治連会議

11(月) 自動車総連政策推進コンベンション(東京)

12(火) 本会議(最終日)、会派総会・政調会

13(水) 三方原学園訪問

16(土) スズキ友の会総会

     浜松市行革審傍聴

21(木) 静岡県行革推進委員会傍聴

22(金) 会派街頭キャラバン(沼津・長泉)

23(土) 大平台夏まつり

24(日) 浜松西倫理法人会設立式

25(月) 富士山静岡空港視察

     自治体クラウド研修

     教組意見交換会

28(木) 自治体財政セミナー(名古屋)

     航空自衛隊納涼祭

29(金) 自治体財政セミナー(名古屋)

 

○8月の主な予定

 

03(水) 親子県議会

04(木) 教組意見交換会

05(金) 会派総会

07(日) 佐鳴湖クリーン作戦

08(月) 入野地区自治連会議

11(木)~12(金)

     中山間地域振興視察(天竜区)

15(月) 平和祈念式

20(土)~21(日) バイクのふるさと浜松2011

     ★こちらのサイトをご覧ください http://www.bike-furusato.net/2011event/

23(火) 生産性本部セミナー(東京)

24(水)~25(木) 

     金属労協研修会(御殿場)

 

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

昭和37年1月23日生(49歳)

昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業㈱(現スズキ㈱)入社(営業マンとして販売に従事)

平成 6年 スズキ労働組合専従役員

       (教宣局長、自動車総連派遣、高塚支部長、書記長、副中央執行委員長)

 

平成19年 浜松市議会議員(1期)

 

平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選 

 

○好きな言葉・・・「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

○趣味・・・オートバイ(愛車はイナズマ1200)・歌を歌うこと・カレーつくり

○家族構成・・・妻・長男(高3)・二男(高1)・長女(大4・別居)の5人家族

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(民主党・ふじのくに県議団)

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅(夜間)

    〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100 

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田口 章 メールマガジンのご案内

 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。
 ご意見などございましたら、ご遠慮なく 
taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。

よろしくお願いいたします。

 

 日々の活動はブログに記してあります。コチラもぜひご覧下さい。

http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

文責 田口 章 後援会事務所

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