静岡県議会議員　田口　章　メールマガジン　＜第39号＞

 

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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

静岡県議会は6月定例会真っ最中です。昨日まで本会議で代表質問、一般

質問が行われ、今日の休会日をはさみ、明日明後日は常任委員会が開かれます。

補正予算や大きな懸案事項はありませんが、人口減少や防災対策、産業再生

など、喫緊の課題に対し熱い議論が闘わされています。

 

会派では「政策立案」と「権限移譲」の研究を進めています。ともに秋ごろには、

一定の成果を示せるようガンバってまいります。

 

今月号は「富士山静岡空港 33億円の増改築」に絞ってご報告します。

アンケートを実施したいと思いますので、ぜひご意見をいただければと思います。

（結果は県民の声として議会活動に活かしていきます）

 

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載があっ

た方に、毎月１回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。お気づきの

点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

また配信ご不要の方や選挙期間中の配信停止を希望される方は、このアドレ

スに返信くださいますようお願いいたします。

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◎目次

 １．ご意見をお聞かせください

・富士山静岡空港　33億円の増改築計画について

 

２．６月のブログ

 

３．活動日程 

１．ご意見をお聞かせください

・富士山静岡空港 33億円の増改築計画について

 

Q1 富士山静岡空港をご利用いただいたことはありますか？

 

使う　・　時々使う　・　使わない　・　飛行機は使わない

 

Q2 下記増改築計画についてのご意見・ご感想をお聞かせください

（書式は問いませんのでご自由にお書きいただきこのメールに返信してください）

（下記以外にお知りになりたいデータがあればご連絡ください）

 

 

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（１）富士山静岡空港 旅客ターミナルビル等 改修・増築工事設計業務

公募型プロポーザル募集について

 

静岡県は、今年度、富士山静岡空港 旅客ターミナルビルを県有化しました。

同時に、従来、ターミナルビルを所有していた「富士山静岡空港株式会社」に出資し、

同社を第3セクター化しました。

 

開港から5年が経った富士山静岡空港。当初は138万人の需要予測の下、

ターミナルビルを「富士山静岡空港株式会社」が、“小さく産んで大きく育てる”こと

を目標に建設しましたが、県は増改築を検討しています。

 

以下、県の考え方を記載します。

 

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�@   増改築の趣旨（募集要項から抜粋）

 

富士山静岡空港は、静岡県の更なる発展を支える社会資本のひとつであり、

そのポテンシャルを最大限に発揮し、静岡県民の利便性向上や経済活動に寄与

することを大きな使命としている。

 

また、旅客ターミナルビルは、空港の機能を確保するために必要不可欠な施設

であり、空港の利活用計画に即した形で整備されるべき施設である。

 

現在の旅客ターミナルビルは、空港会社の希望するダイヤ設定が困難な手狭

な施設であり、今後の多路線化、多便化の制約となりかねない。また、多様なニ

ーズの空港利用者が快適に過ごし満足できるサービスを提供できる機能が不足し

ている。

 

さらに、旅客ターミナルビルに到着した国内外からのお客様にとって、お茶文化

をはじめとする心ときめく静岡らしさを感じることができる空間デザインや演出が不足

している。

 

これらの課題を踏まえ、将来の富士山静岡空港のあり方を見すえて、今後の

利活用に必要な機能をいかにして確保するか、また空港を訪れる人々の多様な

ニーズにどう対応するかが、今回募集する「富士山静岡空港旅客ターミナルビル

等改修・増築工事設計業務」に求める役割である。

 

加えて、富士山や牧之原台地の壮大な茶園景観と調和し、静岡の、また日本

の玄関口にふさわしく、他の空港旅客ターミナルビルにはない新しい建築及びトータ

ルな空間デザインの提案を期待する。

 

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�A   提案事項

 

ア）  機能性、経済性、施工性を重視した施設・設備の配置計画についての考え方

 

・富士山静岡空港がめざす将来的な空港運営体制である「公共施設等運営権

の民間事業者への譲渡」を念頭に、収益性が高く、魅力あるコンセッションゾーン

（物販、飲食等）の機能を確保した提案とすること。

 

・改修・増築工事期間中の施設運用が確実に実施できる提案とすること。

 

イ）  デザインについての考え方

 

・静岡の、また日本の玄関口にふさわしく、他の空港旅客ターミナルビルにはない

新しい建築及びトータルな空間デザインの提案とすること。

 

・空港利用者をおもてなしする場にふさわしい空間デザインを提案すること。

 

・静岡県産木材を効果的に活用するための方策について提案すること。

 

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�B   整備方針の概要

 

・既存旅客ターミナルビル（鉄骨造地上3階 延べ床面積12,093�u）の、国内線

機能の移転、及び国際線機能の充実のため、6,000�u程度を増築し、18,100�u

程度のターミナルビルとして改修する。

 

・国内線機能の増築部への移転に合わせ、既存ターミナルビルを国際線ターミナル

ビルとして改修する。

 

・国際線、国内線の両方から利用できる飲食店、物販店、イベントスペース等を

計画する。

 

・国際線施設は、ピーク1時間3便（B767×1便＋A321×2便・・・注 約600人）

の離発着に対応できる規模。

 

・国内線は、ピーク30分2便（A321×1便＋ERJ175×1便・・・注 約260人）

に対応できる規模。

 

・旅客及び見学者に対応できる飲食店、物販店、免税店、イベントスペース等

（＝コンセッションという）は延べ床面積の10％程度。

 

・その他施設として、「4番スポット用旅客搭乗橋（ボーディングブリッジ）」、「VIP

ラウンジ」、「多目的会議室」、「瞑想室（？ 議会答弁で出された“イスラム教の

礼拝所”を想定？）」など。

 

・予定工事費33億円程度（諸経費及び消費税含む。予定工事費は現時点

におけるものであり、今後の社会情勢により変動する場合がある）

 

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�C   既存ターミナルビルの課題整理

 

◆１階

 

＜出発ロビーエリア＞

・チェックインロビーのスペースが狭く、空港利用者の待合スペースが不足

・国際線利用者の待ち並び列がインフォメーション前まで伸び混雑

・２階へのエスカレーターと柱間が狭く、動線が窮屈

 

＜到着ロビーエリア＞

・国内線と国際線到着客及び、駐車場からの主動線が交錯

・団体旅客の待合スペースが不足しており、「おもてなし」空間の演出と合わせ

て整備必要

 

＜手荷物受取所＞

・国際線のコンベアが1基しかなく複数便の対応ができない。あわせて複数便

の旅客スペースの不足

 

＜サービス施設＞

・旅客案内インフォメーション、サービスカウンターの配置が旅客動線に正対して

設けられていない

・到着ロビーに喫茶スペース等旅客サービス機能が不足

 

◆２階

 

＜出発ロビーエリア＞

・出発ロビーが狭く、空港利用者の待合スペースが不足

・スタッフ用の保安検査動線がない

 

＜搭乗待合室エリア＞

・空港会社用ラウンジ、VIPラウンジがない

・待合スペースが狭く、複数便が重なった場合は修学旅行などの団体旅行の

旅客を収容しきれない

 

＜到着エリア（検疫検査場、入国審査場）＞

・入国に際し、クランクする動線により死角が発生

・滞留スペースが不足

 

＜サービス施設＞

・カフェ等の喫茶・休憩スペース及び国際線免税店のスペースが不足

 

＜バックヤード＞

・店舗のストック倉庫、スタッフ用休憩室が不足

・旅客動線と交錯しない商品搬入動線の確保

 

◆その他

 

＜駐車場＞

・ピーク時、繁忙期の混雑解消のため将来的に立体駐車場化の検討必要

・身体障害者用駐車場シェルター（センタードーム）について、イベント広場と

しての活用検討

 

＜東海道新幹線＞

・将来的な動線を確保する

 

★ちなみに既存の建物は約27億円ということですので、今回の増改築は、

当初の投資額以上の規模を計画していることになります。

 

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（２）富士山静岡空港の現状

 

◆富士山静岡空港の利用状況は次のとおりです（単位：万人）。

 

 

目標の70万人（国内線45万人、国際線24万人、チャーター等1万人）を

大幅に下回っています。

 

◆国内空港との比較（国際線と利用者全体に着目）

（東急エージェンシー様のサイトを参考にさせていただきました）

 

 

富士山静岡空港（と茨城空港）は利用者全体に占める国際線利用者の比率

が高く、その特殊性がわかります。

なお、商業施設（飲食・物販）の拡充にあたっては、「富山・青森・旭川・秋田」

程度の規模を想定するとしています。

 

 

◆平成24年度収支

 

公会計ベースでの空港管理運営に係る収支は約5.4億円の赤字です。

 

企業会計の考え方で、空港整備を含め減価償却費等を考慮すると、

赤字幅は約17.3億円となります。

 

 

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（３）今後のスケジュール

 

H26年7月下旬　設計業者決定

H27年3月　　　　設計とりまとめ

H27〜28年度　　 国内線ビルの増築

H28〜29年度　　 現ビルを国際線ビルに改修

 

今回の設計委託費用は今年度当初予算で計上してありますが、今後、

2月定例会に増築予算が提案されるのではないかと思います。

 

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上記（１）−�Cの課題のいくつかは改善の余地がありますが、33億円も投じること

の是非は、一度も議論されていません。

 

早急に議論を深めたいと思いますので、ぜひご意見をお聞かせください。

 

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２．６月のブログ

 

先月のブログ記事のタイトルは下記のとおりでした。

ご関心のある記事をご覧いただければと思います。

 

★６月のブログ（15記事）

 

6/1浜名湖花博ラストスパート

04　公務員の人事制度改革

08　サイポスレーダー

10　10年後の静岡県を見すえ…

11　富士山静岡空港 33億円の増改築？

13　辛口ほど効きますね（注：北川正恭氏講演会）

15　130万人への感謝

17　地方公務員の給与制度の総合的見直しに関する検討会

19　ライトダウンキャンペーン

20　６月定例会スタート

22　歴史に学ぶ地震津波対策（注：磯田道史氏講演会）

23　佐鳴湖の水質改善（注：COD速報値は7.4）

25　代表質問スタート

26　政策研修会

27　プロの目と県民の目

 

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３．活動日程 

 

○６月の主な活動

 

01(日)　浜名湖花博（浜松市の日）

02(月)　会派政調会MT

03(火)〜04(水)　人事制度セミナー

07(土)　教組浜松支部大会

08(日)　浜松市水防演習

　　　　　自治連会議

10(火)　次世代人材育成特別委員会

11(水)　教組意見交換会

12(木)　防潮堤安全祈願祭

　　　　　6月議会勉強会

　　　　　会派政調会

13(金)　会派総会・北川正恭氏講演会

14(土)　スズキ労組イベント

　　　　　ビーチラグビー東海大会

15(日)　子ども会球技大会

　　　　　浜松三田会講演会

　　　　　浜名湖花博閉会式

20(金)　本会議（6月定例会開会）

　　　　　議員研修会

24(火)　佐鳴湖をきれいにする会総会

25(水)　本会議

26(木)　本会議

　　　　　会派政調会政策研修会

　　　　　（28日のTBS「報道特集」で一部紹介されました）

27(金)　本会議

　　　　　ヤマハ発動機労組浜松南支部 政治研修会

　　　　　（役員のみなさんが議会傍聴に来られ意見交換を行いました）

28(土)　中国自動車産業研究会報告会

29(日)　佐鳴湖ふれあいウォーク

30(月)　本会議・政調会

　　　　　　 

○７月の主な予定

01(火)　浜松市制記念式

02(水)　総務委員会

03(木)　総務委員会

06(日)　入野地区凧揚会総会

08(火)　政調会ヒアリング

　　　　　自治連会議

09(水)　本会議

　　　　　会派総会

11(金)　県内視察

14(月)　本田技研労組意見交換会

16(水)〜17(木)　総務委員会県内視察

18(金)　スズキ労連労使会議

19(土)　大平台夏まつり

20(日)　連合浜松議員団会議

22(火)　自動車総連政策コンベンション

23(水)　ビジネスマッチングフェア

24(木)　自動車総連議員連絡会

27(日)　８耐

31(木)　自治体トップセミナー