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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】                 平成2633
                                                               
        

       静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第35号>

 

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 みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

 

 静岡県議会は2月定例会の真っ只中です。

 2/27(木)から本会議での代表・一般質問がスタート。今週木曜日まで続き

ます。さらに来週10日から13日までは常任委員会が予定されています。

 

 今月号はご報告したいことがたくさんあるのですが、とりあえず今議会の中心

テーマである来年度予算の概要をお伝えします。

 

 この他にも「総合計画 次期基本計画」や、個別テーマとして「人口減少対

策」や「富士山静岡空港」など、政策課題がたくさんあります。

 時間がもっと欲しいです。

  

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【これは無料のメールマガジンです】

 これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載があっ

た方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。お気づきの

点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

 また配信ご不要の方や選挙期間中の配信停止を希望される方は、このアドレ

スに返信くださいますようお願いいたします。

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★創ろう!元気な浜松&静岡県

  

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◎目次

 

1.平成26年度当初予算(案)の概要

 (1)当初予算案

 (2)財政の中期見通し

 (3)主要事業

 

2.最近のブログから 「卒業式」(3/1

 

3.活動日程

 

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1.平成26年度当初予算(案)の概要

 

(1)当初予算案

 

 平成26年度当初予算案の概要をご報告します(数字は全て概数)。

詳しく知りたい方は、下記、県のサイトをご覧ください。膨大な資料があります(^^;)

 

★当初予算案(県のサイト)

 

◆一般会計 11802億円(前年当初比+411億円 +3.6%)

 

◆歳入の特徴

 

○県税4320億円(前年当初4040億円から+280億円)

 法人2税が企業業績の回復により+120億円の1089億円。

 個人県民税も+76億円の1463億円。

 

○消費税増税に伴い地方分が1.0%→1.7%に引き上げ(2710月からは2.2%)。

 これにより地方消費税が+120億円の589億円。

 地方消費税清算金が+212億円の943億円。

 

○地方交付税は+39億円の1445億円。

 臨時財政対策債は△160億円の1200億円。

 臨財債の発行は若干抑制されます。

 

○通常の県債は+91億円の671億円。

 臨財債との合計で、新たな借金は1871億円。

 

◆歳出の特徴

 

○消費税増により、税収関連法定経費が245億円の増。

 

○義務的経費は+35億円の6433億円。

 人件費は△55億円ですが、社会保障の財源となる扶助費は+57億円、

 これまでの借金返済である公債費は+48億円など増えています。

 義務的経費の増加圧力はますます高まりますので、人件費はじめ、行財政改革

 による歳出のスリム化が急務です。

 

○投資的経費は+44億円(+2.5%)の1824億円。

 

○市町への補助金などその他の経費は+85億円の2226億円。

 

◆一般会計の県債残高

 

 25年度末見込の26852億円から26年度末は27303億円となり、451億円

借金が増える見込。

 

◆翌年度活用可能な基金

 

 25年度の146億円から、中期見通しの目標数値(年250億円)に近い252億円

 を確保。25年度の税収が当初の予測よりも増えることから基金に回せるお金が

 増えています。

 

◆特別会計

 

○公債管理特別会計(計画的な借金返済のための積立)が+615億円の4448

 円と目立ちます。

 

○流域下水道事業特別会計は+10億円。

 H25年度は静清流域下水道が静岡市に移管されました。H26年度は大きな動

 きはありませんが、H27年度は天竜川左岸流域下水道が磐田市に、H28年度は

 西遠流域下水道が浜松市に移管されます。

 

◆企業会計

 

○地域振興整備事業(企業局が行う土地造成)が+23億円の+32億円。

 オーダーメード方式からレディメード方式に方針転換し、小山町に工業団地を

 造成します。

 過去に“塩漬け”で苦慮した経過もあり、事業の成否が問われます。

 造成コスト高に加え、企業誘致活動との連動に懸念があります。

 

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(2)財政の中期見通し

 

 県は予算案の公表にあわせ、今後5年間の財政の見通しを示しています。

 

★財政の中期見通し(PDF

 

 数値の検証は今後進めますが、まず名目経済成長率を3%台半ばに置いて

いることで税収の増加を見込んでいると思います(従来は2%前後)。

 

 しかし経常収支比率はさらに悪化を続け、財政の硬直化が進むとしています。

財源不足の解消も難しそうです。

 

 一方、“県債残高(臨財債含)が28年度から減少に転じる” という画期的な

見通しが示されています。この点については根拠を確認しています(ブログで報告

予定です)。

 細かい点は今後チェックします。

 

 最後のページの参考資料についてひとこと触れておきます。

 

 人件費の抑制について、「行財政改革大綱」に基づき224月から264

の間で、100人減員を目標にしていましたが、累計で104人となりました。

 しかし、25年度→26年度の減員はわずか6人ということで、職員定数の見直し

も新たな手法が必要となっているようです。この点はあらためて研究します。

 

 (参考指標)として“プライマリーバランス”が記載されています。

 大幅な黒字で、一見、財政状況は良く見えますが、実は数字のマジックが

あります。この問題点については、ぜひ下記の私のブログをご覧ください。

 

★プライマリーバランス(25.10.24のブログ)

 

★プライマリーバランスA(25.11.8のブログ)

 

 

 なお、中期見通しとは別に長期の予測もしておく必要があると思います。

 人口減少に加え、高齢化による社会保障費用の増大は今後の財政の

大きな課題です。

 

 団塊の世代が75歳以上を迎える2025H37)年頃から、社会保障費はます

ます増大し、高齢者人口がピークとなるといわれる2042H54)年頃が最大の

ヤマになるといわれています。

 さらにその後数年間は、高齢者人口は減少に転じますが、高齢化率は上

がり続けると予想されています。

 

 今の予測では、65歳以上1人に対して、20歳から64歳は1.2人ということで

すので、簡単に言えば、働く人は自分と家族の生活分に加え、高齢者1人分

の社会保障負担を負うことになるわけです。

 

 雇用の安定や少子化対策、そして行財政改革など、政策を総動員して、

孫子の時代にツケをまわさないようにしていかなくてはいけません。

 

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(3)平成26年度当初予算(案)の主要事業

 

 平成26年度当初予算(案)の主要事業を、総合計画・次期基本計画の

重点項目(赤字)別にまとめました。

 詳細は10日からの常任委員会で示される予定です。詳しくお知りになり

たい方は、お気軽にご連絡ください。

 

 

1.大規模地震への万全の備え(AP2013関連事業) 444億円

 

 喫緊の最重点課題として、H25年度比+100億円を計上しました。

 浜松市沿岸域の防潮堤整備は、卸商団地あたりから篠原の西部清掃工場

あたりまで、約5kmの整備を進める予定です。

 

(1)地震・津波から命を守る 354億円

 

 @建築物等の耐震化 55億円

  橋梁の耐震補強 23億円、農業用施設耐震化 4億円、TOUKAI-0 11億円

  など

 

 A命を守るための施設等の整備 239億円

  浜松市防潮堤整備 60億円、河川津波対策 34億円、海岸・港湾津波対策

   33億円、砂防治山対策77億円、緊急輸送路等整備 16億円など

 

 B救出・救助等災害応急活動体制の強化 52億円

  防災無線デジタル化など

 

(2)被災後の県民生活を守る 8億円

 

  避難生活の支援体制充実(避難所への太陽光発電・蓄電池設置など)

 

(3)迅速かつ着実に復旧、復興を成し遂げる 50億円

 

  災害廃棄物処理計画の策定、企業立地助成など

 

2.「内陸のフロンティア」を拓く取組 336億円 

 

 沿岸域の再生と新東名を活かした県土づくりを進めます。

 

 @防災・減災機能の充実・強化 188億円(上記地震津波対策を含む)

 

 A地域資源を活用した新しい産業の創造・集積 88億円

  6次産業化、ファルマバレー拠点整備15.5億円、企業立地助成50億円、

  工業用地造成20.5億円など

 

 B新しいライフスタイルの実現の場の創出 8億円

  住宅用太陽光発電導入助成など

 

 C暮らしを支える基盤の整備 51億円

  富士山静岡空港 23億円(ターミナルビル取得など)、港湾整備 24億円など

 

3.人口減少社会への挑戦 280億円

 

 昨年の都道府県別の転入・転出者数が、全国ワースト2位の6892人の転出

超過となり、大きな話題となっている課題です。

 今後のテーマは大きく2つ。「少子化対策」と「産業・雇用政策」です。

 

 「少子化対策」は予算上も気合が入っています。とりわけ待機児童対策は、

かなりの規模で取り組みます。

 

 一方、「産業・雇用政策」は、「産業成長戦略会議」を設置したものの、まだ

十分ではありません。

 

 この要因分析のため、県は庁内に「人口減少対策検討PT会議」を設置し、

2/25に初会合を行ったところです。

 引き続き重点的にウォッチしていきます。

 

(1)少子化対策の充実 120億円

 

 @妊婦・出産支援 9億円

  不妊治療助成、人工授精助成、風しん抗体検査助成など

 

 A子育て支援の充実 24億円

  こども医療費助成など

 

 B保育サービス等の充実 85億円

  待機児童対策(民間保育所整備25ヵ所、小規模保育施設整備助成、

  保育  士確保支援)、認定こども園整備15ヵ所など

 

(2)人口の社会減への対応 139億円

 

 @就業環境の充実 62億円

  産業成長戦略会議の事業具現化 2億円、健康産業雇用創造PT 3億円、

  企業立地助成、雇用ミスマッチ解消事業など

 

 A高等教育機能の充実 77億円

  県立大新看護学部棟整備14億円など

 

(3)将来を見すえた効率的な社会基盤等の整備 22億円

  ファシリティマネジメント、アセットマネジメントの推進

 

 ※人口減少社会では、社会資本のダウンサイジングが必要になります。

  「利用者の減少」と「住民ひとりあたりの負担増」のバランスをよく考えないといけ

  ません。

  施設の新設はよくよく考えないと、今は良くても、孫子の代に思わぬツケをまわす

  ことになりかねません。

  

4.富士山を活かした地域の魅力づくり 27億円

 

  富士山世界遺産センター整備事業、世界遺産委員会対応、

  三保松原景観対策、伊豆半島ジオパーク推進事業、

  観光体験プログラム開発助成、ラグビーワールドカップ2019招致活動、

  東京オリンピック・パラリンピック対応、ミラノ万博出展準備など

 

5.健康寿命日本一の延伸 114億円

 

 @安心な医療サービスの提供 45億円

  医学生・研修医への修学資金貸与による県内医療機関への就業促進など

 

 A安心な健康福祉の実現 69億円

  ふじのくに型福祉サービス推進事業、介護保険関連施設整備 55億円、

  成人期発達障がい者就労支援モデルプログラム作成など

 

6.新成長産業の育成と雇用創造 178億円

 

(1)新成長産業の育成 128億円

 

 @次世代産業の創出 75億円

 

 A産業の再生と活性化 54億円

 

(2)雇用創造 49億円

 

7.エネルギーの地産地消 25億円

 

 @再生可能エネルギーの導入促進

   大井川用水小水力発電施設整備など

 

 A省エネルギー社会の形成

  環境配慮型住宅改善事業助成など

 

8.多彩な人材を生む学びの場づくり 138億円

 

 @学力向上対策 5億円

  静岡式35人学級編成(45人→45人)、栄養教諭配置拡大(52人→116人)、

  学び方支援非常勤講師の配置、高校生留学支援50人など

 

 A多様な分野で活躍する人材の育成 107億円

  東京オリンピック候補選手支援(60人)、草薙総合運動場リニューアル工事、

  県立高校・特別支援学校整備、スクールカウンセラー配置(273人工)など

 

 B本物の文化に触れる機会 20億円

 

 C地域に根ざした文学や地域学等の創出 6億円

 

 

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2.最近のブログから 「卒業式」(3/1 

 

Hamanam

 

 ◆今日は二男(末っ子)の高校卒業式。

 

 最後の高校卒業式かぁ・・・と思うと、何だかホッとしたような、さみしいような・・・、

そんな複雑な気持ちでした。

 

 長女は関西の大学に行き、卒業後は戻ってきてくれました。今は自宅から仕事

に通っています。長男は東京で下宿中。二男はどこに行くかわかりませんが、とり

あえず家を出ることは決まっています。

 

 大学を出るまでは金銭的に面倒をみないといけないと思っていますが、物理的、

精神的には子育てが終わったような気がします。

 

◆校長先生の式辞で印象に残った言葉がありました。

 

 以前訪問したドイツの高校の話とのことでしたが、教室に「考えろ(Think・・・ドイ

ツ語だったらDenktかな)」と書いてあったそうです。

 「果たして我が校の教室には何とかいてあるか・・・。何も貼ってなくても、無言の

うちに「Memorize=覚えろ」と書いているんじゃないだろうか・・・」

 

 日本の学校教育(受験勉強)のあり方を、鋭く指摘されたと思います。さすがは

国際派の校長先生。どんどん発信していただきたいものです。

 

PTA会長として祝辞を述べました(ほぼ全文です)。

 

 〜この先を読んでいただける方は下記のリンクからブログをご覧ください〜

 

 ★卒業式(3/1)のブログ  

 

【写真は高校のキャラクター“はまなむ”。カワユイでしょ】

 

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3.活動日程 

 

2月の主な活動

 

01() 大平台小学校学習発表会

02() 浜松市民オーケストラ演奏会

03() エネルギー政策講演会

04()05() 福岡県視察(エネルギー政策他)

06() ムンド・デ・アレグリア学校訪問

     三方原用水二期工事ヒアリング

08() スズキ労組研修会

     入野地区自治連会議

09() スズキ労組中央委員会

     浜松西政経フォーラム総会

10() 会派総会

     来年度当初予算勉強会

11() 建国記念式典

12() 健全育成会常任委員会

13() 教組意見交換会

    阿部卓也議員(浜北区)政治セミナー

14() 議会運営委員会

15() スズキ労組イベント

16() 入野地区組発会式

21() 本会議(2月定例会開会)

22() 入野中学校区青少年健全育成会総会

     農芸品フェア・食育フェア

24() 企画文化観光委員会(総合計画集中審査)

25() 入野中学校評議員会

27() 本会議

28() 本会議

       

3月の主な予定

 

01() 浜松南高校 卒業式

     しんば賀津也 国政報告会

02() スズキ労組イベント

03()06() 本会議

07() 浜松特別支援学校 卒業式

10()13() 企画文化観光委員会

14() 官民連携ヒアリング(東京)

17() 静岡文化芸術大学 卒業式

     山崎しんのすけ議員(中区)早春のつどい

18() 議会運営委員会

19() 本会議(2月定例会 閉会)

21() 浜名湖花博開会式

22() 保育園卒園式

     入野地区自治会連合会総会

23() 入野地区組会所開き

27() 自衛隊観桜会

       

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

昭和37年1月23日生(52歳)

昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業梶i現スズキ梶j入社(営業マンとして社会人生活をスタート)

平成 6年 スズキ労働組合専従役員

        (教宣局長、自動車総連派遣役員、高塚支部長、書記長、

         副中央執行委員長、連合浜松地域協議会 議長 など歴任)

      

平成19年 浜松市議会議員当選(1期)

 

平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選 

         23年度 産業委員会 委員

         24年度 建設委員会 副委員長

          25年度 議会運営委員会 委員、企画文化観光委員会 委員

 

○好きな言葉  「おもしろきこともなき世をおもしろく」

          「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

 

○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750)・歌を歌うこと

 

○家族構成・・・妻・長女・長男(大2・別居)・二男(高校卒業。行先未定)

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(ふじのくに県議団

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅(夜間)

    〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100 

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 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。
 ご意見などございましたら、ご遠慮なく 
taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。

よろしくお願いいたします。

 

 日々の活動はブログに記してあります。コチラもぜひご覧下さい。

http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

文責 田口 章 事務所

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