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【創ろう!元気な浜松&静岡県】 平成25年12月2日
静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第32号>
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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の
田口 章 です。
静岡県議会は今日から12月定例会が開会します。会期は20日までの19日間
の予定です。
補正予算は富士山静岡空港への出資金1億1千万円の1件だけですが、非常
に大きなテーマです。空港経営のあり方を巡って、さまざまな議論が重ねられると思
います。
来年度の税制改革議論も大詰めを迎えます。自動車関係諸税の見直しには
私も地方議員の一人として声をあげていきたいと思っています。
今月号は最近公表された県の取り組みなどを簡単にお知らせします。
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【これは無料のメールマガジンです】
これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載
があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。
お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。
またご不要の方は末尾のアドレスにその旨お伝えください。よろしくお願いい
たします。
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【日々の活動はブログをご覧ください】
★創ろう!元気な浜松&静岡県
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/
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◎目次
1.地震津波対策について
(1)第4次地震被害想定(第二次報告)
(2)浜松市沿岸域の防潮堤整備の状況
2.ファシリティマネジメントの実施に向けて
3.最近のブログから 「静岡県統合基盤地理情報システム」(11/18)
4.活動日程
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1.地震津波対策について
(1)第4次地震被害想定(第二次報告)
11/29に第4次地震被害想定(第二次報告)が公表されました。
6月に震度分布や津波浸水域、人的・物的被害を(第一次報告)として
公表していましたが、これで全体像が示されたことになります。
同時に「地震津波対策アクションプログラム2013」も、“減災目標”を「想定
される犠牲者を今後10年間で、8割減少させることをめざす」と定めました。
今後、県はこの方針に従って、取り組みを進めることになります。
●想定結果の概要
翌日の新聞には「経済被害 最悪30兆円(静岡新聞)」、「避難者 最大100
万人超(中日新聞)」などの見出しが躍り、水道や電気などライフラインの被
災状況のほか、鉄道や幹線道路への影響なども記載されていました。
浜松周辺の状況をみると、東海道新幹線の復旧は1週間〜1ヵ月、東海道
本線も1ヵ月以上かかるとされています。
緊急輸送路も3日〜1週間とみていますので、食料品などの備蓄は、やはり
1週間分ほどあった方が良いでしょう。
ライフライン(上下水道、電力、通信、ガス)、交通施設(緊急輸送路、鉄道、
港湾、空港)、生活支障等(避難者、給水、食糧、毛布、医療機能、応急仮設
住宅、トイレ、ゴミ、瓦礫)、経済被害などについて詳しくお知りになりたい方は、
下記のリンク先をご覧ください(PDF)。
●詳細は報告書本編を
なお、この概要では「断水率」は、県全体の平均で、1週間後に58%となっ
ていますが、「本編(P25)」を読むと、浜松市南区では81%、西区では77%、
中区67%、東区66%と平均より高くなっています。
さらに「本編(P145)」以降に、「避難者」の状況が記載されていますが、
津波被害が大きかった場合、浜松市中区、東区、南区、西区では、避難所
の収容力不足が懸念されています(P152)。
「本編」はボリュームがありますが引き続きチェックします。ご質問等あれ
ばお問い合わせいただければと思います。
●地震津波対策アクションプログラム
以前からお伝えしていますが、これらは県の“減災目標”設定の指標です。
今後、県は10年間かけて「地震津波対策アクションプログラム2013」を実行
していきます。
今回、犠牲者の減災目標を下記のとおり8割減少するよう設定しました。
(単位:人)
◆レベル1
想定 → 取り組み後
建物倒壊 約5500 約2300
津波 約9000 約100
山崖崩れ 約200 約190
火災 約800 約400
合計 約16000 約3000
◆レベル2
想定 → 取り組み後
建物倒壊 約7800 約3400
津波 約96000 約16000
山崖崩れ 約200 約190
火災 約1500 約700
合計 約105000 約20000
アクションプログラム2013は下記をご覧ください。
公表資料全体をご覧になりたい方は、下記リンク先から「(第二次報告)
関連資料」をご覧ください。
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(2)浜松市沿岸域の防潮堤整備の状況
上記のような被害想定が示される中、防潮堤整備は喫緊の課題です。
現在、遠州浜団地の南側250mと、凧揚げ広場の西、浜松グランドボウルの
南にかけての550mで、試験施工が行われています。
まず、松林を根こそぎ掘り起こして、液状化対策のため地盤を安定化させる
作業を行っています。
また今回、強度と経済性を両立させるため“CSG”というセメントと砂を混ぜ合
わせた素材を用いているのですが、その適性検査を行うとともに、写真の混合機
(サイロのようなもの)を設置し、現場で製造していました。
今後、地盤を固めたところからCSGによるコア部分を造っていき、年度内には
のべ800mの工事を終える考え、とのことでした。
17.5kmの全区間に築堤し、さらに植栽してみなさんにお楽しみいただけるよう
になるにはまだ時間がかかりそうですが、安心安全の確保に努めてまいります。
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2.ファシリティマネジメントの実施に向けて
11/21、ファシリティマネジメントの先輩である浜松市から、最近の取組状況
をヒアリングしました。
浜松市は、私が県議会で提案している「組織の一元化」を積極的に進め
「資産経営課」を設置しており、今年度からは、さらに土木部門の一部も統合
するなど、全庁的な体制を整えています。
さらに活用可能な財源を、年間約90億円(耐震改修含)とし、現在の改修
経費(約277億円)との差額を減らさないと、実質的な施設の維持は困難と考
え、削減目標の明確化に努めています。
★市資産の活用(浜松市のサイト)
さて、静岡県においても、遅ればせながらファシリティマネジメント(資産経営)
の取り組みが始まりまっています。
本年1月に「ファシリティマネジメントの推進に向けて」を作成し、基本的な考え
方をまとめましたが、このほど「ファシリティマネジメントの実施に向けて(案)」を公
表しました(概要版はこちら)。
12月定例会の総務委員会で議論されると聞いていますので、あらためて状況
を調べますが、パラパラ見たところでは、「保有資産の総量適正化」に言及して
いますが、削減目標が示されていません。また県ならではの視点として、「市町と
連携した資産適正化」が今後の課題だと考えています。
実態を見ながら、改善提案していきたいと思います。
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3.最近のブログから 「静岡県統合基盤地理情報システム」(11/18)
こんなサイトをご紹介します。
長い名前のこのサイト、「静岡県GIS」でも検索できます。
GISは地理情報システム(Geographic Information System)の略です。静岡
県はこのサイトを活用してさまざまな情報を提供しています。
今日ある会合でご紹介したのが、この中にある「静岡県第4次地震被害想定」
のページです。
このページの中に「津波浸水(南海トラフ)」のデータがあるのですが、ぜひ、みな
さんにも一度ご覧いただきたいと思います。
これは南海トラフ巨大地震が来たときの、我が家の近所「田端橋北」交差点
の津波浸水深度と到達時間です。
最大浸水深度は80cm、浸水深度が30cmになるまでに約3時間40分かかる
とされています。
このGISでは、知りたいポイントをクリックすれば、データが示されます。もちろん
シミュレーションの例で、実際の津波がどうなるかはわかりませんが、知っておいて
損はないと思います。
県では今後、この浸水被害の減災をめざし取り組んでいきます。
なおこのGISには防災情報だけでなく、さまざまな情報があります。ご活用いた
だければと思います。
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4.活動日程
○11月の主な活動
02(土) シニアクラブ運動会
県消防大会
03(日) スズキ労連政策研修会
04(月) 浜松市友愛広場
05(火) 会派街頭広報活動
06(水) 入野中学校評議員会
会派街頭広報活動
07(木) 世界お茶まつり開会式
決算特別委員会
08(金) 会派政調会
09(土) 入野中学校PTA行事
教組街頭広報活動
10(日) スズキ化成労組大会
11(月) 市内中学校訪問
防潮堤視察
教組西区協議会
12(火) 入野小学校学習発表会
自動車総連政策研修会
17(日) スズキ駅伝大会
18(月) スズキ販労浜松支部大会
21(木)〜22(金)
慶應議連 湖西市・浜松市視察
22(金) 議案件名説明、会派総会
25(月) 議会運営委員会
26(火)〜27(水)
会派政調会視察(群馬県)
29(金) 浜松市議会傍聴(徳光卓也さん代表質問)
30(土) 浜松特別支援学校学習発表会
○12月の主な予定
01(日) 地域防災訓練
02(月) 本会議(定例会開会)
全員協議会
05(木) 本会議
06(金) 本会議
08(日) 入野いどばた会議
09(月) 本会議
10(火) 本会議
11(水) 本会議
12(木) 会派総会、政調会
13(金) 常任委員会
14(土) 連合浜松議員団会議
16(月) 常任委員会
18(水) 来年度予算要望
19(木) 議会運営委員会
20(金) 本会議(閉会予定)
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【 田口 章 プロフィール 】
○略歴
昭和37年1月23日生(51歳)
昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業
鈴木自動車工業梶i現スズキ梶j入社(営業マンとして販売に従事)
平成 6年 スズキ労働組合専従役員
(教宣局長、自動車総連派遣、高塚支部長、書記長、副中央執行委員長)
平成19年 浜松市議会議員(1期)
平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選
23年度 産業委員会委員
24年度 建設委員会副委員長
25年度 議会運営委員会委員、企画文化観光委員会委員
○好きな言葉 「おもしろきこともなき世をおもしろく」
「今より早いときはない」
「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」
○趣味・・・オートバイ(愛車はGSR750←乗り換えました。軽くて乗りやすいです)・歌を歌うこと
○家族構成・・・妻・長女・長男(大2・別居)・二男(高3)
【 連 絡 先 】
連絡事務所(スズキ労働組合)
〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820
会派(民主党・ふじのくに県議団)
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510
自宅(夜間)
〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100
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ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。
よろしくお願いいたします。
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文責 田口 章 事務所
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