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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】                 平成2541
                                                               
  発行 田口 章 後援会

 

       静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第24号>

 

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 みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

 今年は例年になく早いサクラの開花でしたね。週末はお花見という方も多か

ったのではないでしょうか。 

 さて今日から平成25年度が始まりました。私は新年度を入野町(のいつもの

交差点)での街頭演説からスタートしました(写真・・・クリックで拡大)。

 初心に帰って取り組みます。

  

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【これは無料のメールマガジンです】

 これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載

があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

 お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

またご不要の方は末尾のアドレスにその旨お伝えください。よろしくお願いい

たします。

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【日々の活動はブログをご覧ください】

 

★創ろう!元気な浜松&静岡県

  http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

 

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◎目次

 

1.2月定例会・建設委員会のトピックス

 (1)浜松市沿岸域の防潮堤整備

 (2)怒りの附帯決議

 (3)富士山静岡空港のあり方

 

2.最近のブログから 「フラワーパークとガーデンパーク」(3/27

 

3.活動日程

 

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1.2月定例会・建設委員会のトピックス

 

 みなさんは「議会」というと、「本会議」の様子をイメージされるのではない

でしょうか。しかし私は議会の本質は「常任委員会」にあると思っています。

 静岡県議会には7つの常任委員会が設置されており、議案審議のほか

“所管事務調査”が行われています。本会議に比べ、担当者との専門的な

議論が行われます。

 今月は私が所属する「建設委員会」の中で議論されたホットなテーマを

3点ご報告します。

 

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  【写真は私の質問の様子】

 

(1)浜松市沿岸域の防潮堤整備

 

 2月中旬に静岡県第4次地震被害想定の中間報告が示されました。

 基本的考え方は、100150年に一度の周期で起きる地震・津波をレベル1

L1)、1000年に一度といわれる巨大地震をレベル2(L2)として、L1に対しては

施設の防災対策、L2に対してはソフト対策や多重防御によるまちづくりを加え

た減災対策で県民の命を守るとしています(下図)。

 

L1l2

 

 

 それを前提に対策を進めますが、浜松市沿岸域の防潮堤整備について

も徐々に具体的な姿が見えてきました。

 浜松市沿岸域17.5kmの防潮堤は、寄附金の300億円の範囲内で行うこと

を基本とし、既存の防災林をかさ上げして造成することとしています。

 防潮堤のルート(位置)は概ね防災林の砂浜寄りになりますが、浜名バイパス

の坪井町以西部分は、バイパスの海側か陸側か、今後検討します。また中田

島砂丘~凧揚げ広場についても検討中です。

(下記のリンク先をご覧ください)

 http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/files/kozo.pdf

 

 図のとおり砂丘上に防潮堤を構築することから、津波の波力や地盤の液状

化などにも対応できるよう、核となる部分(赤い部分)にCSGというダムなどで

実績のある構造材を使い、回りを盛り土で覆い植栽を行う予定です。

 

 なお、今後市内2ヵ所で行う“試験施工”では堤防高さを13mとして工事を行

います。

 http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/files/130214.pdf

 

 最終的な防潮堤の高さは、地元自治会のみなさんと開催している協議会や

県防災・原子力学術会議津波対策分科会の意見を聞き、試験施工の状況

を踏まえて決定していきます。

 

 地元経済界でも寄附金を募る動きが出てきました。県民の命と財産を守るた

めに、官民一体となって取り組みを進めていきたいものです。  

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(2)怒りの附帯決議

 

 建設委員会では、県議会常任委員会としては4年ぶりとなる“附帯決議”を

行いました(本会議でも議決しました)。

 

 これは平成16年度に県が行った用地取得における不適切な事務処理により、

“未竣工”となっていた事業に対する、国の交付金の返還と、この期間に発生し

た加算金(金利10.95%!)、合計17620万円(返還金1億円余、加算金

7千万円余)にのぼる補正予算の提案に対し、議会として可決するものの、意見

を付すと言うものです。

 

 当該工事の概略は、H8年度に計画され、H11年度から用地買収を進め、

H16年度から買収区間の工事を進めてきたものです。

 H16.9月に土地売買・物件移転補償契約を締結し、H17.2月に所有権移転

登記が完了しましたが、物件が撤去されないまま土地・物件保障費の全額を3

に支払いました。

 

 この事務は土木事務所で行ったものですが、H17.4月に土木事務所の職員が

県庁(本庁)に異動したため、本庁の所管部門でもこの事案を認識していたよう

です。しかしその後も表に出ることなく“任意交渉”を続けていました。

 

 その後、H20年度に一度解決の見通しが立ったため、H21年度に予算を要望

しましたが、合意できず、翌年度に“繰り越し”となり、H22年度に交渉が決裂した

ことから、県はH23.2月に明け渡しされない部分に“暫定的な歩道”を設置してい

ます(この時にも報告の機会はあったハズです)。

 

 そして遅まきながら今回の報告となり、工事が完了していないことから国の交付

金の交付が取り消され、返納金と加算金が生じたというものです。

 

 この附帯決議の中で、議会として、発生後8年間も公表してこなかった不適切

な事務処理の「責任」を明確にするとともに、「自主的な負担」や徹底した「再発

防止策」を求めました。

 実際の返還金は、国交省との協議で12千万円余程度になりそうですが、財

源は県民の血税です。職員の自主的な対応を求めたいと思います。

 

 行政は責任の所在があいまいです。こうした不祥事が続かないよう、議会として

引き続き監視していくとともに、「内部統制システム」のような民間の仕組みに準じ

たチェック体制の構築を求めていきます。

 

★実際の附帯決議文はこちら

 http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/files/ketsugi.pdf

 

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(3)富士山静岡空港のあり方

 

 昨年3月末の「富士山静岡空港株式会社(以下空港会社)」からの提言を

受けて、県は「先導的空港経営検討会議」を設置し1年間かけて今後の空港

のあり方を検討してきました。

 「検討会議」の答申は4月早々に知事に提出されますが、答申の概要は次

のとおりです。

 

◆旅客ターミナルビルの機能向上のため増改築が必要

 

◆増改築は(空港会社でなく)県による投資であるべき

 

◆そのため県はあらかじめ空港会社からターミナルビルを取得する

 

◆県は空港基本施設とターミナルビルを一体的に保有し、将来的には、

  施設運営権を民間に譲渡していく

 

◆運営権譲渡が法整備されるまでは引き続き指定管理者制度を活用する

 

 富士山静岡空港は、いわゆる“上下分離式”で運営されており、滑走路

など基本施設は設置者(国や県)が所有し、ターミナルビルは空港会社が

所有しています。

 経営状況は、空港会社が経営するターミナルビルは黒字ですが、県が

管理する空港全体では赤字となっています。

 

 富士山静岡空港には、ハード・ソフトあわせて、年間20億円以上のおカネ

が投入されています。川勝知事は経済波及効果もあることから「必要なイ

ンフラ施設」との認識を示していますが、経営健全化は不可避です。

 

 答申では現体制を「フェーズ1」とし、平成26年度からを「フェーズ2」と位

置づけて、上記の取り組みを実施。さらに必要な法整備ができた後を「フェ

ーズ3」とし、最終的な空港経営体制を実現するよう求めています。あわせ

て今後、「先導的空港経営推進会議」を設置することも提案しています。

 

 2月議会では、今年度当初予算として、ターミナルビル改修・増改築の基

本計画の策定と、ターミナルビル県有化の準備を進める予算を議決してい

ます。

 

 難解なテーマですが、県民にとって“最適解”を導けるよう、引き続き調査

していきます。

 

  

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2.最近のブログから 「フラワーパークとガーデンパーク」(3/27 

 

 

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  浜松市議会の時所属していた「市民クラブ」の仲間が「あしかがフラワーパーク

(以下FP)」に行くと言うので同行させていただきました。

 「あしかがFP」は民間施設です。園長は塚本こなみさん。塚本さんは「藤」をテ

ーマにした園づくりや変動料金制の導入などユニークな経営で、20万人ほどだった

入園者を100万人ほどに伸ばしたそうです。

 塚本さんはその手腕を評価され、公募により4月から「はままつフラワーパーク」を

運営する公社の理事長に就任されます。

 今日は塚本さん本人に園内を案内していただきながら「あしかがFP」の運営の

考え方を聞くとともに、「はままつFP」の今後の運営などについてお話をうかがいま

した。

 

 「はままつFP」は浜松市の事業ですので、県議会は関係ないと思われるかもし

れませんね。でも決して無関係ではありません。むしろ市議会議員を経験したから

こそ、大きな問題をはらんでいると感じています。

 私の問題意識は“二重行政的”になっている「はままつFP」と「浜名湖ガーデン

パーク(GP)」のあり方です。

 「はままつFP」は浜松市、「GP」は静岡県が管理運営しています。よく似たコンセ

プトを持つ施設ですが、前者は有料、後者は無料(=税金による運営)という大き

な違いがあり、しかも「GP」ができた後「FP」の入場者が激減し、市の持ち出し(税

負担)が問題視されています。

 

 「FP」についてはこれまで行革審でも議論されてきましたが、私はこの問題にメス

を入れるチャンスが、来年4月からおこなわれる「浜名湖花博10周年記念事業」だ

ととらえています。

 「記念事業」は「はままつFP」と「GP」両方を会場に行われます現在、実行委員

会を立ち上げて「記念事業」の内容を検討しており、実行委員会には県や市、その

他多数の事業関係者が関与しています。

 

 先の2月定例会の建設委員会で、この実行委員会について、「せっかく立ち上げ

たのだから、将来のあり方まで含めて議論すべきではないか?」と質問したところ、

県当局から非常に前向きな答弁をもらいました。

 来年のイベントに向けた事業内容の検討はもちろん、イベント後のあり方まで、

タテ割り行政の目線でなく、市民・県民そして利用者の目線に立った議論をすべき

です。

 今日は塚本さんからいくつかのヒントをいただきました。今やれること、将来に向けて

やるべきことを考えていきます。

 

 余談ですが、今日の入場料は400円(次回200円割引券付)。日替わりの料金は

「藤」が見ごろとなるGWには最高1700円になるそうです。

 しかし入園者はむしろ1700円の料金を喜ぶとか・・・。

 通常の施設なら料金変動制は考えられませんが、花という“生き物”を扱っている

施設だからこそ“旬”があり、日々、状況が変わります。

 その“付加価値”が受益者負担を適正化するということです。塚本さんお勧めは、

夜のライトアップされた藤を見た後、近隣で一泊して、翌朝、陽光の下で2度楽しむ

というプラン。数時間滞在しても飽きないとのことでした。

 入場料1700円の「あしかがFP」を見に行きたくなりました。はままつFPの運営にも

期待したいと思います。

 

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3.活動日程 

 

3月の主な活動

 

01() 本会議

02() 民主党県連大会

03() スズキ労組イベント

04() 本会議

05() 本会議

06() 本会議

07() ムンド・デ・アレグリア学校視察

08() 建設委員会

09() 教育行政あり方検討会

10() 佐鳴湖クリーン作戦

     入野中卒業記念凧揚げ

     県民オペラ

11() 建設委員会

12() 建設委員会

13() グローバル・イノベーション・フォーラム

14() 入野中学校評議員会

15() 浜松特別支援学校卒業式

16() さなるスポーツ少年団卒団式

18() 入野小学校卒業式

19() 本会議

22() 自治体カイゼン発表会全国大会

23() 入野保育園卒園式

     自治連期末総会

24() 入野地区組 会所開き

25() 浜松土木事務所訪問

27() あしかがフラワーパーク視察

29() 会派会議

       

4月の主な予定

 

01() 入野自治連会議

04() 静岡文化芸術大学入学式

05() 小中学校入学式

06() 保育園入園進級式

     消防団西区支団入退団式

08() 浜松特別支援学校入学式

09() 高校入学式

     会派会議

10() 西部ブロック議員団会議

12() 西部家畜保健衛生所完成披露式

13() スズキ労連ヤングリーダー研修会

14() ミニ統一自治体選挙告示

15() 防潮堤等整備事業着工式

     会派会議

16() 街頭広報活動

17() 街頭広報活動

20() 地区社協総会

     ソミック石川労組意見交換会

21() 浜松地区メーデー

     ミニ統一選投開票

22() 浜岡原発視察

23() 東京セミナー

26() PTA理事会

       

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

昭和37年1月23日生(51歳)

昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業㈱(現スズキ㈱)入社(営業マンとして販売に従事)

平成 6年 スズキ労働組合専従役員

       (教宣局長、自動車総連派遣、高塚支部長、書記長、副中央執行委員長)

 

平成19年 浜松市議会議員(1期)

 

平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選 

 

○好きな言葉・・・「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

○趣味・・・オートバイ(愛車はイナズマ1200)・歌を歌うこと

○家族構成・・・妻・長女・長男(大1・別居)・二男(高2・サッカー小僧)

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(民主党・ふじのくに県議団)

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅(夜間)

    〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100 

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田口 章 メールマガジンのご案内

 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。
 ご意見などございましたら、ご遠慮なく 
taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。

よろしくお願いいたします。

 

 日々の活動はブログに記してあります。コチラもぜひご覧下さい。

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文責 田口 章 後援会事務所

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