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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】                 平成2521
                                                               
  発行 田口 章 後援会

 

       静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第22号>

 

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 みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

 “大寒”らしい日が続きますが、立春もまもなく。「冬来たりなば春遠からじ」で

すね。同時に私にとってはツライ“花粉症”の季節ともなります。

 

 静岡県議会は、今年度補正予算を審議する“臨時議会”を12日に開催す

ることになりました。今朝行われた「議会運営委員会」で内容が公表されました

ので、さっそくお知らせします。

 

 また来年度当初予算を審議する2月定例会も21日からスタートします。

 財政状況が厳しい中、起債事業の増加が見込まれますが、財政健全化と

経済活性化のバランスをいかに保つかが大きな課題です。

 

 今後、盛りだくさんのテーマが用意されますので、今月は勉強月間です。ホッ

トな話題はその都度ブログで報告しますので、そちらも時々覗いてみてください。

 

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【これは無料のメールマガジンです】

 これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載

があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

 お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

またご不要の方は末尾のアドレスにその旨お伝えください。よろしくお願いい

たします。

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【日々の活動はブログをご覧ください】

 

★創ろう!元気な浜松&静岡県

  http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

 

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◎目次

 

1.地震・津波対策の検討状況

 (1)第4次地震被害想定の中間報告

 (2)浜松市沿岸域の防潮堤整備計画

 (3)静岡県津波対策施設等整備寄附金

 

 

2.2月補正予算案(国補正予算対応分)

 

3.最近のブログから 「傍目八目」(1/22

 

4.活動日程

 

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1.地震・津波対策の検討状況

 

(1)第4次地震被害想定の中間報告

 

 県では「第4次地震被害想定」を6月に策定します。それに先立ち、今月中

旬に中間報告を公表する予定です。(12日の臨時議会後頃と思われます)

 

 今後の施設整備のベースデータとなる津波高などが示されますので、ご注目

いただきたいと思います。

 

 現時点で、みなさんにお伝えできるのは、下記の情報です。

 

★静岡県防災原子力学術会議 分科会資料(1/28開催)

 https://www2.pref.shizuoka.jp/all/file_download101600.nsf/pages/9FED757641480D8049257AFF002DB9B3

 

 リンク先の地震・津波対策関係資料は次のとおりです。

 

◆資料2-1 第4次地震被害想定の検討状況

◆資料2-2 第4次地震被害想定等の中間報告について(概要)

         (事務局素案)

◆資料2-3 第4次地震被害想定の中間報告/震度分布、津波高の

         想定(事務局素案)

◆資料2-4 震度分布、津波高の試算説明資料

◆資料2-5 第4次地震被害想定の中間報告/被害・対応シナリオ想定

         の骨子(事務局素案)

◆資料2-6 地震・津波対策アクションプログラム2013(仮称)の中間報告

         (事務局素案)

◆参考資料2-1 今後の地震・津波対策の方針(24.12.20公表資料)

 

 ちなみに資料1-1、1-2は「富士山の防災対策」に関する資料です。

 

 上記資料には震度分布や津波高は書き込まれていません。中間報告は、

数値を入れ込み、さらに分科会の意見等を踏まえ、資料2-2~6を修正し、

公表される見込みです。

 なお分科会ではさまざまな指摘があったそうで、大幅に修正されることもありそ

うです。

 

 中間報告では、やはり「津波高」が注目されると思います。

 それもさることながら、私は資料2-5、2-6に注目しています。

 東日本大震災の教訓を活かして、今後の防災・減災につなげていくためには、

さまざまな観点からシナリオを想定し、対策を講じる必要があります。

 大枠はこれでよいか、さらに検証すべき点はないか、6月に向けて検討します。

 

(2)浜松市沿岸域の防潮堤整備計画

 

 「防潮堤整備計画」は「第4次地震被害想定」とセットで議論されています。

 

 なかなか全体像が見えにくいのですが、県は1/2224に浜松市南区と西

区の自治会長等で構成される「浜松市沿岸域防潮堤整備推進協議会」で、

検討中の整備計画を報告しました。

 整備方針(案・・・決定は6月)の概要は以下のとおりです。

 

○当面の対応

 “レベル1(100150年に一度の頻度で発生する津波高)”を防ぐ施設高を

 確保し、液状化対策など耐震性を確保するとともに、津波が乗り越えた時も

 粘り強く効果を発揮する構造(単純に言えば“壊れにくい構造”)とする。

 全県的に、早期の完了をめざして整備を進める。

 

○中長期的対応

 “レベル2(千年に一度の巨大地震=南海トラフ巨大地震)”に対し、ハード

 ・ソフトを組み合わせた「多重防御」によるまちづくり(=地盤のかさ上げ、命山

 や避難タワー設置、避難ビルの指定、二線提の整備など)を進める。

 

 また、これらにあわせ「静岡モデル」として下記の取り組みを検討しています。

 

○静岡モデル

 地形的な条件や地域の合意等の条件が整った場合、既存の防災林や砂丘

 等のかさ上げ・補強による安全度の向上を図る。

 

 これが浜松市域における防潮堤整備計画の考え方です。

 一般的に防潮堤はコンクリートで覆われていますが、現在検討中のものは、

既存の防災林をかさ上げし、土砂とセメントを混ぜた「CSGcemented sand &

gravel)」を基礎に、周辺を盛土で覆って樹木を植栽するとしています(下記)。

 

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(←クリックすると拡大します)

 

 

 

 

 

 今後の課題は「施設高」と「設置場所」です。高さは第4次地震被害想定を受

けて決定されます。

 設置場所(ルート)は中田島砂丘付近は未定ですが、その他の部分は、おおむ

ね海岸(砂浜)から近い防災林とされており、浜名バイパスについては海岸側か、

陸側かを今後検討することにしています。

 

 これらが煮詰まってくるといよいよ着工となりますが、完成までには、まだまだ時間

とおカネがかかります。

 

(3)静岡県津波対策施設等整備寄附金

 

 整備費用については、基本的に行政が準備するのが当然ですが、一条工務店

グループ様など篤志家による寄附を受け、県では基金を設置しました。(浜松市も

同様の基金を設置しています)

 

★基金のご案内

 http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-020/tsunami-kifu01.html

 

 昨年10月に開設し寄附金の受け入れを始めましたが、まだまだ周知が十分で

ないようです。防潮堤の姿が見えないのが大きな理由と思われます。

 

 「自分たちの地域は自分たちで守る」といった県民運動につなげられないか・・・、

中間報告や6月の方針決定を機に、こんなこともみんなで考えていきませんか?

 

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2.2月補正予算案(国補正予算対応分)

 

 政権交代後の特徴のひとつが、今回の経済対策。特に公共投資の拡大です。

「国土強靭化」の号令のもと、「船に乗り遅れるな」とばかりに事業が拡大している

ように感じます。

 

 補正予算の総額は4266300万円。

 大きく「①復興・防災対策」「②成長による富の創出」「③暮らしの安心・地域

活性化」の3つに分けられています。

 

 ①は約202億円。「インフラ施設の老朽化」や「防災減災対策」が主なものです。

 ②は約106億円。「競争力強化等に資するインフラ整備」、「森林整備基金」

や「緊急雇用対策基金」などとなっています。

 ③は約117億円。「農林水産業の基盤整備」「安心こども基金」などです。

 

 このように使途は「公共事業」と「基金積立」に分けられます。「基金」は約77

円。来年度以降に活用されます。残りの約350億円はほとんどが「公共事業」。

こちらも全て実際に事業が行われるのは来年度になります(繰越といいます)。

 

 臨時議会を開催して、急いで議決するほどの内容でもないと思うのですが、これ

らの審議を12日に1日だけで行うことになりました。事業の多くは建設委員会です

が、定例会では3-4日かけてみっちり審査するのに比べ、チェックが十分できるかど

うか、懸念されます。

 

 この補正で県債も約154億円起債されます。財政健全化とのバランスが非常に

懸念されます。

 

2月補正予算案はこちらからどうぞ

 http://www.pref.shizuoka.jp/soumu/so-110c/index.html

 

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3.最近のブログから 「傍目八目」(1/22

 

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(←クリックすると拡大します。右端が教授。あとは公認会計士

 や議員、職員のみなさん)

 

 

 

 

 昨日、今日の2日間、NPG(ニュー・パブリック・ガバナンス)をテーマにした関西学

院大学の石原俊彦教授の研修を受講しました。

 NPGは耳慣れない言葉ですが、NPM(ニュー・パブリック・マネジメント=新公共

経営)の発展型と考えてよいでしょう。

 

 地方自治体は、これまで、民間企業の経営手法(NPM)を導入して、行財政

改革を進めてきましたが、新たにガバナンス(多様な当事者による統治)の観点を

加えて、さらなる改善、改革につなげていこう、という考え方です。

 

 なかなか奥が深く、簡単に書くことができませんが、石原教授が面白いことを言っ

ていました。

 それが「傍目八目(おかめはちもく)」です。

 

 これは囲碁に由来する言葉ですが、「傍らから見ている方が物事を当事者以上

に判断できる」ということです。

 

 民間の発想で行財政改革を進めるのと同様に、住民や他の自治体、その他さ

まざまなネットワークを活用して最適解を探していこうということだと思います。

 

 企業経営手法の導入も、まだまだ緒に着いたばかりではありますが、次なる視点

も考えながら、行政のイノベーションに取り組んでいきます。

 

 写真は昨夜の放課後。全国各地の受講者11人と石原教授を囲んでの補習の

様子。

 

 

 

 

 

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4.活動日程 

 

1月の主な活動

 

01() 入野地区自主防災隊出初式

05() 浜松市消防・消防団出初式

06() 浜松青年会議所賀詞交歓会

08() スズキ賀詞交歓会

     浜松商工会議所賀詞交歓会

     浜松経済クラブ賀詞交歓会

09() 会派総会

     連合静岡 議員団会議

10() 入野地区自治連会議

13() 入野地区成人式

14() 会派街頭広報活動

15() 県政報告会

     スズキ労組研修会

     スズキ輸送梱包賀詞交歓会

16() 建設委員会県内視察

17() 沼津方面視察(防災・減災)

18() 「オートモーティブワールド2013」視察

     スズキ労連女性委員会

20() スズキ労組研修会

21()22() 自治体経営改革セミナー

24() 来年度当初予算勉強会

25() はままつメッセ2013

     スズキ労連中央委員会 

26() 徳光卓也市議 市政報告会

28()30() 九州視察

     (観光条例・エネルギー政策・ICT

     健全育成会常任委員会

31() 当初予算知事折衝

 

2月の主な予定

 

01() 県内視察

     教職員組合学習会

02() 西区まつり

     大平台小学校学習発表会

     スズキ労組研修会

03() スズキ労組中央委員会

     浜松西政経フォーラム総会

04() ものづくりビジネスセンター大阪視察

05() 公共事業評価セミナー(名古屋)

06() ムンド・デ・アレグリア学校10周年式典

08() 会派総会

     当初予算勉強会

     入野地区自治連会議

09() しんば賀津也政治セミナー

10() エンジン01文化戦略会議in浜松

11() 建国記念式典

12() 臨時議会

13() 県政報告会

15() 三方原用水視察

16() 入野公民館まつり

     都市問題公開講座

17() 33分団ポンプ車入魂式

     入野地区組発会式

18()20() 会派視察(島根・鳥取)

21() 本会議(2月定例会初日)

     議員研修会

23() 入野中学校区青少年健全育成会総会

     富士山の日フェスタ

27() 本会議

     浜松市長市政報告会

28() 本会議

       

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【 田口 章 プロフィール 】 

 

○略歴

昭和37年1月23日生(51歳になりました!)

昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業㈱(現スズキ㈱)入社(営業マンとして販売に従事)

平成 6年 スズキ労働組合専従役員

       (教宣局長、自動車総連派遣、高塚支部長、書記長、副中央執行委員長)

 

平成19年 浜松市議会議員(1期)

 

平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選 

 

○好きな言葉・・・「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」

○趣味・・・オートバイ(愛車はイナズマ1200)・歌を歌うこと

○家族構成・・・妻・長女・長男(大1・別居)・二男(高2・サッカー小僧)

 

【 連 絡 先 】

 

連絡事務所(スズキ労働組合)

    〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

 

会派(民主党・ふじのくに県議団)

    〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510

 

自宅(夜間)

    〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100 

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田口 章 メールマガジンのご案内

 ご不要であればお手数ですが syoki2@suzuki-union.or.jp まで「メルマガ不要」と書いて、

メールをお送りください。
 ご意見などございましたら、ご遠慮なく 
taguchi@suzuki-union.or.jp までメールを下さい。

よろしくお願いいたします。

 

 日々の活動はブログに記してあります。コチラもぜひご覧下さい。

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文責 田口 章 後援会事務所

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