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【創ろう!元気な浜松&静岡県】 平成24年11月1日
発行 田口 章 後援会
静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第19号>
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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。
朝夕はめっきり秋らしくなりましたね。紅葉のたよりももうすぐでしょうか。
静岡県議会は閉会中ですが、決算特別委員会を開催しています。私は委員
ではありませんので、最近、空き時間を使って視察調査に出かけています。
今月号はその中からいくつかご紹介します。
*写真をクリックすると拡大しますのでご覧ください。
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【これは無料のメールマガジンです】
これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載
があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。
お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。
またご不要の方は末尾のアドレスにその旨お伝えください。よろしくお願いい
たします。
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【日々の活動はブログをご覧ください】
★創ろう!元気な浜松&静岡県
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/
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◎目次
1.最近の視察調査から
(1)建設委員会視察(被災地復興状況調査)
(2)地方自治情報化推進フェア
(3)大阪府の海外展開支援
2.後援会だより(秋号)
3.最近のブログから 「おすすめ喫茶店 in 有楽町」(10/23)
4.活動日程
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1.最近の視察調査から
(1)建設委員会視察(被災地復興状況調査)
10月16日(火)~18日(木)に、岩手県遠野市、釜石市、陸前高田市、
宮城県岩沼市、仙台市を視察しました。
主に被災地の復興状況を調査しましたので、概要をご報告します。
①遠野市(かっぱ工事隊)
「遠野かっぱ工事隊」は震災復旧工事を機に結成された官民協働組織です。
遠野市のイメージキャラクターである“かっぱ”を使って地域振興を図るとともに、
建設業者のイメージアップにつなげています。
今年度予算は約400万円。うち、かっぱのヘルメットとベストで約160万円だそう
ですが、親しみやすくこどもたちにも人気でイベントでも活躍しているそうです。
Facebookページもありますのでご覧ください。
★遠野かっぱ工事隊
http://www.facebook.com/tono.kappakouji#!/tono.kappakouji
②釜石市(港湾の復旧状況)
昨年6月に訪問した釜石港周辺。当時に比べると、がれき処理は進んでいま
すが、いまだに壊れたまま手付かずの家屋も多く、復旧・復興にはまだ時間がか
かりそうです。
釜石港はTVでも衝撃的な映像が放映された場所です。港湾部は地盤沈下
が激しく、相当なかさ上げを行わないと従来の機能が維持できない様子でした。
魚市場に打ち上げられていた大型貨物船は撤去され、市場も一部整備され
ましたが、まだ震災前の半分ほどしか整備されていません。漁業の復旧はまだこ
れからです。
貨物船などが入港する公共埠頭は、大潮の満潮時はいまだに冠水するそうで、
荷役にも影響が出ています。
ちなみに川幅120mの甲子川の水門設置には120億円ほどかかるとのこと。
しかし、川の堤防のかさ上げや橋の架け替えなどにかかる費用と比較すると、
水門の方が安上がりの場合もあるようです。
防災対策にはさまざまな角度からの検討が必要です。
現地で1年間の長期支援を行っている静岡県からの派遣職員も活躍して
いました(写真)。
③陸前高田市(農地の復旧状況)
お役所の“タテ割り”がよくわかるのですが、海岸整備は「国土交通省」だけで
なく「農林水産省」も所管しています。「農地海岸」と呼ばれるところで、“干拓”
により整備された農地沿岸部が対象です。
いうまでもなく陸前高田市も大きな被害を受けた地区です。市庁舎をはじめ
市街地は壊滅的な被害を受けましたが、農地もかなり広いエリアが地盤沈下や
塩害で打撃を受けています。
訪問した小友地区には92haの広大な水田があったそうです。ここでは防潮堤
の建設に加え、塩分濃度の高い表土を削り、地盤沈下分のかさ上げを含めて
新たな土を入れ替える作業を行っていました。
農地の一部にはまだがれきが山積みされていましたが、平成27年度末に
は農地を復旧したいとのこと。
産業再生は被災地復興の大きな柱ですので、大きな産業だった農地の回復
も急務です。地道な作業が続きます。
④岩沼市(集団移転の状況)
岩沼市は仙台市・名取市の南に位置する人口4万人ほどの市。
遠州灘海岸とよく似た海岸線を持っており、津波で市域の48%が浸水、150人
ほどが犠牲になったとのこと。
とりわけ海岸部に隣接する6つの集落には471戸が居住していましたが、すべて
全壊したそうです。
市は23年4月に6地区の代表者と話し合いをスタート。377戸が約20haの土地
に移転することを決め、すでに今年の8月から造成を開始しました。
移転先というと“高台”を想像しますが、この地区は、津波で浸水した近隣地
区を選択しています。さまざまな住民意見があったようですが、最終的にこれまで
と同じ生活圏を選んだということでした(2mのかさ上げを行うとのこと)。
今後、住民が所有していた土地(約100ha)の買い上げが課題とのことでしたが、
将来的には防災緑地や農地として活用を考えているとのことでした。
⑤仙台市( “粘り強い”
防潮堤の工事概要)
国土交通省が行っている仙台湾南部海岸の防潮堤工事現場を視察。“粘り
強い”堤防の考え方や、景観・環境とのマッチングなどの話を聞きました。
近隣には仙台市のがれき処理場がありましたが、ここで処理している「津波堆
積土や農地の表層土」、さらに「コンクリートガラ」を防潮堤の盛土に活用するとの
ことでした。
下記のサイトに詳しい情報が出ていますが、データや写真で見るのと、現場に行
くのとでは、やはり違いますね。「百聞は一見にしかず」でした。
★仙台湾南部海岸堤防復旧プロジェクト
http://www.thr.mlit.go.jp/sendai/kasen_kaigan/fukkou/index.html
◆地盤沈下で水没(南三陸町)
◆このあたりは高級住宅地だったとのこと・・・(仙台市)
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(2)地方自治情報化推進フェア
10月24日(水)東京ビッグサイトで開催された同フェアを視察しました。
昨年夏から「自治体クラウド」の勉強を始めましたが、1年で導入自治体がさら
に増えていました。
宮崎県の事例報告を聞きましたが、県がリーダーシップを発揮して市町村への
導入促進を図っています。
現在、3グループ8市町村が導入しており、さらに県内26市町村のうち、宮崎市
を除く25自治体でクラウド導入の意思を持っているとのことでした。
県を越えて熊本県にある町と共同利用しているグループもあるとのこと。確かに
県の枠を超えちゃいけないなんて規制はありませんので、ニーズが合致する市町
村ならどことでもできるということですね。
さらに、あるベンダーの情報では、神奈川県、山梨県、山形県でも導入が進ん
でいるとのこと。共同利用は“割勘効果”が発揮され、コスト削減にもつながります
し、業務効率化にもつながります。市町村合併が一段落した後の行財政改革
手法として効果が期待できます。
昨年12月の一般質問で導入を提言したのですが、まだ静岡県では具体的な
動きがありません。県の役割として「共同利用を推進すべき」と確信しました。
引き続きチェックを進めます。
★地方自治情報化推進フェア
https://www.lasdec.or.jp/evnt/2012/
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(3)大阪府の海外展開支援
10月30日(火)大阪府を訪問し、海外展開支援の先進事例を調査しました。
大阪府は現地事務所を2ヵ所(上海、シンガポール)持っており、さらに9地域に
「大阪ビジネスサポートデスク」を設置しています。アジアでは、中国(華南)、韓国、
タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、インドの7ヵ所。そして北米と欧州となっ
ています。
これらのサポートデスクは、日本の商社関係会社や現地コンサルタント会社など
現地の民間企業に業務委託しており、年間の委託料は120万円程度とのこと。
府の負担は9ヵ所で1千万円強となっています。
事業のスクラップ&ビルドも行っており、最新のインドネシアは、中国遼寧省での契
約を廃止して、今年度からスタートさせたということでした。
現地では韓国以外は日本人がサポートに当たってくれるようです。
主な相談内容は、「ビジネス相談(フィージビリティ・スタディ)」や「取引引合情報の
提供」、「現地出張支援」などとなっており、それぞれ利用する企業が有償でサービス
を受けます。
3年前から有償にしたそうですが、それ以降、利用件数が減ったとのこと。大阪人
はコスト意識が高いのでしょうか・・・。
またトップ(知事)によるセールスプロモーション(商談会)も行っており、食品・サービス
関連事業のほか、金属加工や製造業のミッションも派遣しているとのことでした。
なお見本市などへの出展はJETROなどとの競合もあり行っていないとのことでしたが、
単独で商談会を開催するとは、さすが大阪府です。一方、職員さんからは、商談会
への参加企業集めなどで苦労した・・・とのウラ話も聞かせていただきました。
静岡県も民間の自助努力に丸投げで、手をこまねいているだけではいけません。
昨年の岡山県や大阪府の取り組みを参考に、県を動かしていきたいと思います。
★大阪府ビジネスサポートデスク
http://www.pref.osaka.jp/keizaikoryu/promotiondesk/index.html
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2.後援会だより(秋号)
後援会だよりを作りました。内容は9月定例会報告で、主に①先月お伝えした
一般質問の内容と答弁、②浜岡原発の再稼動の是非を問う県民投票条例に
対する考え方を記載しています。
県民投票条例は非常に悩みましたが、最終的に「反対」しました。理由をひとこ
とで述べることはできませんが、詳しくは下記をご覧いただければと思います。
また、否決した議会に対し厳しいご意見もいただきますが、議会としても、決して
「否決して終わり」とは思っていません。安全性の確保など、引き続き厳しくチェック
していきたいと思っています。
★後援会だより(秋号)
http://saw.gogo.tc/pdf/24_11.pdf
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3.最近のブログから 「おすすめ喫茶店 in 有楽町」(10/23)
東京で行われた「やらまいか交流会」に参加しました。やすとも市長による市政
報告のほか、「やらまいか大使」や「浜松サポーターズクラブ」のメンバーなど、400人
を超えるみなさんをお迎えして大懇親会が行われました。
浜松市議会議員の時はタイミングが合わず、行ったことがなかったのですが、なか
なかユニークな取り組みですね。
大学時代の友人にも偶然会うことができました。「サポーターズクラブ」の一員として
来ていましたが「在京の同級生と会うイイ機会だよ」と言ってました。
それはさておき、ちょっと早く東京に着いたので、有楽町にある「静岡県東京観光案
内所」に寄ってみました。
東京メトロ有楽町線D8出口から「東京交通会館 地下1階」に入ったところにある
この施設、県の観光協会が運営していますが、単に観光案内をしているだけでなく、
お茶を飲ませてくれます。
県内各所のおいしいお茶を日本茶インストラクターの方がおいしく淹れてくれます。
お菓子がついて400円。私は「天竜茶」をいただきました。
外資系のコーヒーショップもイイですが、「有楽町でちょっと一服」というときにはここが
オススメですね。
静岡県のお土産物も置いてありますので、客先に持って行くのを忘れた時には便利
かもしれません。東京在住のみなさんも、ぜひ“お茶”しに行ってみてください。
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4.活動日程
○10月の主な活動
02(火) 建設委員会
03(水) 建設委員会
04(木) 薪能(文化芸術大学)
05(金) 浜松南高校創立50周年記念式典
総務委員会(傍聴)
06(土) 入野地区秋まつり
07(日) 入野地区秋まつり
さなるチャレンジカップ(サッカー大会)
08(月) スズキ高塚支部研修会
09(火) 遠州とらふぐまつりオープニングセレモニー
10(水) 議会運営委員会(代理)
入野地区4校PTA会長会議
11(木) 会派総会・本会議
12(金) 入野中学校評議員会
13(土) 静岡県事業仕分け(傍聴)
14(日) 大平台体育祭
スズキ部品製造労組大会
15(月) 友好提携条例検討委員会
16(火)~18(木) 建設委員会視察
岩手~宮城(被災地復旧事業、他)
19(金) あいさつ運動
20(土) ベルソニカ労組大会
山田宏氏(元杉並区長)講演会
21(日) 入野町民体育大会
スズキ輸送梱包労組大会
浜松市労福協まつり
22(月) 静岡県戦没者慰霊祭追悼式
御前崎港セミナー
23(火) 浜松市政懇談会
やらまいか交流会
24(水) 地方自治情報化推進フェア
入野地区4校PTA会長会議
25(木) 日韓欧多文化共生サミット
26(金) 浜松中央署警備艇視察
小楠金属熱処理労組大会
28(日) 平岡ボデー労組大会
スズキ化成労組大会
浜松パイプ労組大会
スニック労組大会
29(月) 私学振興大会
30(火) 入野中学校文化発表会
30(火)~31(水) 視察
(大阪府・三重県伊賀市)
○11月の主な予定
01(木) 教組西区協議会
02(金) あいさつ運動
03(土) 入野地区老人クラブ連合会大会
火伏せの丘楽市
ソミック労組ふれあいトーク
06(火) 教組天竜区協議会
07(水)~08(木)
会派視察(愛知県・三重県)
09(金) あいさつ運動
入野小学習発表会
10(土) 全国育樹祭
11(日) 全国育樹際
12(月) 決算委員会(傍聴)
13(火) 全国議長会研修会
14(水) 会派街頭広報活動
15(木) 会派街頭広報活動
16(金) 決算委員会(傍聴)
17(土) スズキ労連政策研修会
部労東海地区研修会
18(日) スズキ社内駅伝大会
西区ふれあい広場
19(月) スズキ販労浜松支部大会
22(木) 12月定例会議案勉強会
23(金) 西都台小学習発表会
27(火) JAW静岡政策研修会
28(水)~29(木) 入野地区自治連視察
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【 田口 章 プロフィール 】
○略歴
昭和37年1月23日生(50歳)
昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業
鈴木自動車工業㈱(現スズキ㈱)入社(営業マンとして販売に従事)
平成 6年 スズキ労働組合専従役員
(教宣局長、自動車総連派遣、高塚支部長、書記長、副中央執行委員長)
平成19年 浜松市議会議員(1期)
平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選
○好きな言葉・・・「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」
「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」
○趣味・・・オートバイ(愛車はイナズマ1200)・歌を歌うこと・カレーつくり
○家族構成・・・妻・長女・長男(大1・別居)・二男(高2・サッカー小僧)
【 連 絡 先 】
連絡事務所(スズキ労働組合)
〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820
会派(民主党・ふじのくに県議団)
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510
自宅(夜間)
〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100
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田口 章 メールマガジンのご案内
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まで「メルマガ不要」と書いて、
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ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp
までメールを下さい。
よろしくお願いいたします。
日々の活動はブログに記してあります。コチラもぜひご覧下さい。
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文責 田口 章 後援会事務所
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