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【創ろう！元気な浜松＆静岡県】 令和7年6月2日
静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン＜第１７０号＞
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みなさま、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。
県議会は5/19の臨時会で人事一新。本格的に新年度が始まりました。
私は久々に会派役員を免除してもらい、一議員としてやりたい仕事に専念
するつもりです。
常任委員会は「総務委員会」を選択。知事が掲げる「財政改革元年」
を議員の立場から推進します。
6/18から6月定例会が始まります。やる気満々です！
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◎目次
１．最近の視察から
（１）エスコンフィールド・Fビレッジ
（２）札幌ドーム
２．ふれあいトーク会のご案内
３．活動日程
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１．最近の視察から
昨年度までの数年間、会派役員を続けていたため、会派や議員連盟
の視察以外には、個人的な視察にあまり出ることができませんでした。
今月から会派役員を交代したこともあり、時間的な余裕ができたことから、
早速、これまで行きたかったところに足を運んできました。
（１）エスコンフィールド・Fビレッジ
5/13(火)、念願だった「エスコンフィールド」と「Fビレッジ」に行きました。
もちろん、遠州灘海浜公園（篠原地区）野球場の参考にするためです。
朝、高塚駅6:50発の電車に乗り、羽田経由でJR北広島駅に着いた
のが12:40。駅から20分強歩いてエスコンフィールドに到着しました。
この日は13時から「日ハムvsオリックス」が行われており、プレイボールに
はちょっと間に合いませんでしたが、平日デーゲームにもかかわらず2万8千
人の観客が訪れ、ドーム内は熱気にあふれていました。
後から聞いたところ、働き方の変化でデーゲームでもかなり観客は来るよう
で、とりわけ子どもや若い女性ファン層はナイターよりも昼間の方が来やすい
との声もあるようです。
実際に小中高生がたくさんいました。特に小学生以下は無料とのこと。
遠足や修学旅行など学校行事として道内各地から来ているようで、「郷土
愛」につながる要素になり得ると感じました。
試合途中の14時から、 (株)ファイターズスポーツ＆エンターテイメントの
方にお時間をいただき、ドーム内の会議室でエスコンフィールドとFビレッジ
建設の考え方や事業運営についてのお話を伺いました。
事前に依頼した質問は大きく2点。①民間事業者との連携、②試合が
ない日の施設活用です。
①については、ファイターズ600億円の出資に対し400億円を民間事業
者が投資しています。
一例をあげると、「子どもの夢を叶える」というコンセプトのもと「ボーネルンド」
がスタジアム内・外に遊具を直営で設置しています（浜名湖ボートにある「モー
ヴィ浜名湖」の拡大版）。
また、スタジアム外（Fビレッジ）では、「市民農園」構想に対して、農機具
メーカークボタが、CSRとB2Cの観点から参入しています。このほかレストラン
や宿泊施設もありました。こうした構想はファイターズが作り民間事業者を募っ
て実現したとのことでした。
篠原の整備にあたっても、公園の基本計画は作りましたが、ありきたりのイメ
ージですので、こうした発想の転換が必要ではないか…と感じました。
②は、プロ野球試合数は年間70試合程度のため、残り290日の活用を
積極的に検討しています。
昨年度の来場者数は420万人で、うちプロ野球観戦は200万人。野球
以外で年間400イベントを実施し220万人集客しているとのことでした。
ちなみに1時間以内の「商圏」には約320万人が居住しています。また新
千歳空港が近くにあるため25％は道外からとも。2028年度の目標は700万
人とビジョンを高く掲げています。
具体的なイベントとしてはWBCのOB戦を開催したり、ドーム内でバスケット
ボールの試合を開催したりしています（この時は1万9千人入場したとのこと）。
今年度は、内野の天然芝を人工芝に変更し、さらにイベント活用を図る考え
です。
貸館では小規模のワークショップから数万人を集めるイベント（パンのイベント）
まで、スタジアム外ではマウンテンバイク大会なども開催しています。
公設民営では、施設貸しや広告に際し、条例で縛られるので自由が利かな
いとの意見ももらいました。民間の自由な発想で運営するために、このあたりは
工夫が必要です。PFIコンセッションなどで運営できれば言うことないのですが…。
将来に向けてのお話も伺いました。
当初「観光地化」からスタートしたこの事業、2028年には北広島市の請願に
よるJR新駅もできる予定で、将来は「街化をめざす」としています。すでに医療
大学誘致が決まっており、オフィスや産業も作る計画。まさに「まちづくり」です。
ちなみに、札幌ドームからの移転理由は、大きく「開放感」、「選手ファースト
（天然芝）」、「専用球場」とのこと。MLB球場はすべて見て、事業モデルとして
アトランタ球場を参考にしたということでした。
1時間ほどの意見交換を終え、スタンドに戻り、試合観戦を継続。試合は
息詰まる投手戦でしたが、ファイターズ打線が後半爆発し、オリックスの好投手
九里を打ち崩し、スタンドを埋め尽くした地元ファンは大喜び。私も久々のプロ
野球観戦を童心に帰って楽しみました。
試合終了後には開閉式ドームの天井を開け（24分かかりました）、青空の下、
つい先ほどまでプロ選手が躍動していたグラウンドで、一般客による「パン食い競
争」イベントが行われました。
その後、エスコンフィールド内の飲食店で勝利の美酒を味わうファイターズファン
を横目に、Fビレッジ内を散策。あっという間の5時間でした。
初めて体験した「ボールパーク」は、そのスケールとビジョンに驚きました。
一方、篠原はプロ球団が関わらない地方球場という点で難しさも感じましたが、
プロ野球を1試合でも多く開催するにはどうすればよいか、また民間の力を借り
ていかに野球以外の多目的利用を進めるか・・・がこれからのカギとなります。
加えて、コンセプトを明確にした、周辺を含めたまちづくりも大きなポイントです。
県と市の「遠州灘海浜公園（篠原地区）利活用推進協議会」の2回目の
議論が間もなく始まります。私も議員の立場で知恵を絞ってまいります。
（２）札幌ドーム
翌5/14(水)、札幌市スポーツ局を訪問し、ファイターズがエスコンフィールド
にフランチャイズを移した前後の施設運営状況と経営改善策について調査し
ました。
スタジアムを見る時間がなかったのは残念でしたが、今回の調査の中心は
「ハード」ではなく「ソフト」でしたので、これは止むなしです。
札幌ドームは日韓ワールドカップに合わせ2001年に完成しました。開業から
の特徴的な年の利用状況を表にしてみました。
|
年度 |
2002 |
2004 |
2016 |
2022 |
2023 |
|
プロ野球（試合数） |
30 |
67 |
78 |
63 |
2 |
|
プロサッカー（同） |
6 |
9 |
18 |
18 |
20 |
|
イベント日数（日） |
80 |
123 |
134 |
124 |
98 |
|
稼働率（％） |
48.5 |
60.4 |
71.8 |
60.3 |
62.6 |
|
売上高（億円） |
22.46 |
27.43 |
41.43 |
29.76 |
12.72 |
|
純利益（億円） |
2.57 |
2.42 |
1.66 |
1.2 |
▲6.51 |
2002年度は開業初年度、2004年度は日ハムがフランチャイズにした年。
2016年度は業績ピークで、2022年度は日ハム最後の年。2023年度が
日ハム移転後の年で、売上高は激減、6.51億円の純損失となっています。
プロ野球の試合減に伴う「飲食・物販」と「TV放映料」「広告料収入」の
減が大きく、平日に稼げるイベントはプロ野球以外には難しかったとのこと。
特にコンサート増を見込んだものの、目標14に対し7公演にとどまった
そうです。
2024年度は、展示会などのイベントは増やしたものの、コンサート対策と
してドーム内部を仕切って観客2万人に対応できる新仕様を導入しました
が大きな評価は得られませんでした。
一方、ネーミングライツの導入とeスポーツイベント（5日間で35000人！）
により収益は改善する見通しということでした。
課題は、公共施設としての「ドームの価値」をいかに高めるか、また土日は
埋まっているため平日いかに活用するか、ということでした。また、イベントは
運営費がかさむことから、回収には工夫が必要、ともお話しされていました。
ファイターズの移転に加え、エスコンフィールドという競合施設ができ、市民
からもかなり叩かれている様子で、担当者は相当な危機感でした。
ファイターズ関係者の意見にもあったとおり、公共施設は条例などさまざま
な制約があり、従来どおりの運営ではなかなか難しい…とも感じました。
私は、会派の「野球場プロジェクトチーム」の座長を務めています。篠原
地区を「多目的ドームを核としたまち」につなげられるか、引き続き汗を流し
てまいります。ご意見やアドバイス等ありましたらお気軽にお聞かせください。
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２．ふれあいトーク会のご案内
1月に開催を予定した「ふれあいトーク会」は、まさかの体調不良により
延期させていただきました。ご迷惑ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。
その時と同様に、ゲストに鈴木康友知事をお招きし、6/15（日）にあらた
めて開催することにいたしました。お誘いあわせの上、お気軽にお越しください。
日時 6/15(日) 15:00～16:30 （受付開始14:30）
場所 グランドホテル浜松 ４階 スズキゲストハウス
会費 500円（ソフトドリンク・お茶菓子付）
内容 ①田口 章 活動報告
②鈴木康友知事によるご講演
③トークセッション（会場のみなさまと意見交換）
閉会後、有志による「懇談会」も予定しています。
お席を準備させていただきますので、トーク会、懇談会ご参加いただけます
方は事前にご連絡をお願いいたします。
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３．活動日程
○５月の主な活動
02(金) 会派新旧役員会
03(土)・04(日) 浜松まつり
08(木) 会派総会、自動車関係諸税勉強会
10(土) 健全育成会総会、入野地区コミュニティ協議会
11(日) 自治会連合会総会
13(火)～15(木) 北海道視察（北広島、札幌、根室）
16(金) 行政経営セミナー（自治体の資金調達・資金運用）
18(日) シニアクラブ大会
19(月) 臨時会
20(火) JAW静岡西部地域集会
21(水)～23(金) 大阪・兵庫視察
27(火) 県立高校の在り方に係る地域協議会（西遠地区）傍聴
29(木) 外国人学校訪問、FM県政報告
31(土) 静大DigiST研究所シンポジウム
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○６月の主な予定
01(日) 浜松市水防演習
03(火) 産業政策セミナー（Web）
06(金) 大阪万博静岡ブース視察
07(土) 佐鳴湖ウォーキング、連合静岡西部議員団会議
08(日) 自治連会議
10(火) 会派総会、SNSに関する勉強会
11(水) 議会運営委員会
13(金) 佐鳴湖をきれいにする会総会
14(土) 労組大会
15(日) ふれあいトーク会（県政報告会）
17(火) SNS適正利用対策特別委員会
18(水) 本会議（6月定例会開会）
23(月) 本会議、FM県政報告
24(火) 本会議
25(水) 本会議
26(木) 本会議
30(月) 常任委員会
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【 田口 章 プロフィール 】
○略歴
1962年 1月23日生（63歳）
1984年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業、スズキ（株）入社
2007年 浜松市議会議員選挙当選（１期）
2011年 静岡県議会議員選挙当選（現在４期目）
○25年度役職
ふじのくに県民クラブ 常任顧問
議会運営委員会 委員
総務委員会 委員
SNS適正利用対策特別委員会 委員
議員選挙区等調査検討委員会 委員
○外部活動
慶應義塾全国議員連盟 副会長
地方監査会計技術者（CIPFA Japan）
さなるスポーツ少年団 団長
元）静岡県立浜松南高校PTA 会長
元）浜松市立入野中学校PTA 会長
○好きな言葉
「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」
「俺がやらなきゃ だれがやる。今すぐしなけりゃ いつできる」
○趣味
ツーリング（愛車はGSR750）・歌を歌うこと・ドライブ・温泉めぐり
【 連 絡 先 】
○連絡事務所（スズキ労働組合）
〒432-8062 浜松市中央区増楽町20 SUN会館2階
TEL 053-447-3820
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★田口 章 オフィシャルサイト （ホームページ）
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文責 田口 章 事務所
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