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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】          令和591

                                                                        

静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン<第149号>

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みなさまこんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

今朝もいつもの交差点からスタートしました。朝夕の風は徐々に

秋を感じるようになってきましたが、まだまだ陽射しは強いですね。

引き続き熱中症にはご注意ください。

先月は議員の不祥事により県民のみなさまに政治不信を抱かせ

てしまい申し訳ありませんでした。心からお詫び申し上げます。

会派代表者として、コンプライアンスを徹底するとともに、襟を正し

て、政策集団として県民のみなさまの信頼を得られるよう尽力してま

いります。今後ともご指導をよろしくお願い申し上げます。

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◎目次

1.「人口減少対策」に関する県内の取り組み

2.活動日程

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1.「人口減少対策」に関する県内の取り組み

 

(富士市の人口が消失)

まず、人口減少に関する静岡県の現状をお伝えします。

静岡県の人口は3557113人(8/1時点)です。ピーク時の人口

は、3797333人(200712月)ですので、15年半で約24万人

減となっています。この数字は、県下3番目の都市である富士市の

人口に匹敵します。

 

2045年には294万人に)

20203月公表の「静岡県人口ビジョン」によると、本県の人口は

2045年に2943千人になると推計されています。1965年が291

人でしたので、高度成長期前の人口規模に戻るということです。

大きな違いは「年齢構成」です。高度成長期は若年層が多いピラミッ

ド型でしたが、今後は高齢者の増、労働人口(生産年齢人口)の減に

より、社会保障制度の維持や労働力の確保、税収確保が課題になり

ます。

 

(自然減と社会減)

人口が減る理由は大きく2つ。「自然減」と「社会減」です。

「自然減」は生まれてくる赤ちゃんと亡くなる人の差で、戦後、一貫し

て増えていましたが、少子高齢化により2008年から減少に転じました。

昨年は▲25,921人(死亡者47,693人に対し出生数21,772人)

となっています。

 

「社会減」は転出転入の差です。静岡県の課題は若年層、特に

女性の県外流出が止まらないことです。

2022年は▲4,658人(転出63,733人、転入59,075人)で、自然

減と社会減を合わせて▲30,579人の人口減となっています。

 

(抑制策と適応策)

人口減少対策は大きく2つ。「抑制策」と「適応策」です。

「抑制策」には次のようなものが挙げられます。

@自然減対策・・・こどもを産み、育てやすい社会づくりなど

A社会減対策・・・産業・雇用政策、移住定住など

B多文化共生社会の推進・・・外国にルーツを持つみなさんの活躍

 

「適応策」は次のとおりです。

@行政サービス提供体制の最適化・・・官民連携、自治体間連携

Aデジタル活用の推進・・・デジタル化による効率化・生産性向上

B財政健全化・・・行政資産の最適化、事業の見直し、税収確保

 

(慶應議連視察報告)

こうした課題解決に向けた県内の取り組みについて、8/2325

私が副会長を務める「慶應義塾全国議員連盟」の有志(延べ17

人)で静岡県内を視察しました。

同議連は全国に約150人の会員を持つ超党派の地方議員の

会で、毎年11月に総会、春〜夏に視察研修会を実施しています。

今年は5年ぶりに静岡県内で開催しました。

 

●袋井市

袋井市は県西部で唯一人口が増加傾向にある自治体です(東部

では長泉町が有名)。

今回は、「人口減少抑制策」として、子育て支援策、都市計画、

スポーツ振興、人口減少地域の活性化策など各種取り組みをヒアリン

グしました。

袋井市は待機児童ゼロ、教育施策など「こども関連政策」が注目さ

れがちですが、まちづくり(=住宅政策、にぎわいづくり)による魅力創出

に力を入れているようです。人口増加はさまざまな施策の相乗効果で、

バランスよく政策を進めている印象でした。

 

★袋井市「総合戦略」(袋井市のサイト)

 

●浜松市

浜松市役所では行政区の再編と地域コミュニティの維持についてヒア

リングしました。

区の再編は、当初期待された財政効果は見込めませんが、今後の

人口減少への備えと位置づけ、人口減少地域をはじめとするコミュニテ

ィの維持に力点を置いています。

 

★行政区の再編(浜松市のサイト)

 

県西部地域の産業支援機関として特徴的な「次世代自動車セ

ンター浜松」と、民間によるスタートアップ支援施設「FUSE」を訪問

しました。

 

「次世代自動車センター浜松」では、自動車産業の動向と中小

企業支援についてヒアリングしました。ここでの取り組みは自動車産

業に限らず、国内各地での中小企業支援に活用できます。

 

★次世代自動車センター浜松

 

浜松磐田信用金庫が運営する「FUSE」は、ザザシティ地下1

にあります。民間金融機関がこれだけの活動をしているのは全国でも

珍しい事例です。スタートアップ事業者のハブ機能やさまざまな研修

を実施しており、私は開設前から注目していました。

 

★FUSE

 

鈴木康友前市長が「県庁所在地でなく、大都市の近郊でもない

政令市は北九州市と浜松だけ」、「北九州市は官製八幡製鉄が中

心だが、浜松は民間中心で発展してきた」ということをよくお話しされて

いましたが、まさに民間事業者の主体的取り組みと言えます。

「民間ができることは民間でやる」。「官は民間の邪魔をしない」こと

が肝要です。

 

●静岡県

静岡県はデジタル化の推進に力を入れています。今回、「バーチャ

ルしずおか」の取り組みをヒアリングしました。

三次元点群データを活用した土木工事の生産性向上や、まちづ

くりシミュレーション、自動運転の支援など新技術の導入で業務効率

化や技術革新に取り組んでいます。

自治体経営は人口減少を見据えて進める必要があります。

 

★バーチャルしずおか(静岡県のサイト)

 

(人口減少対策の目的)

人口が減るのは悪いことでしょうか?

もちろん、年齢構成の変化などマイナス面もありますが、私は減っ

ても構わないと考えています。

さまざまな手法で、できるだけ人口減少を抑制するとともに、人口

が減ってもコミュニティ(=私たちの生活)を持続できるように「適応策」

を進めておくことが大切です。

 

人口減少対策は「手段」です。地域社会を持続させるために、

「今、やるべきことをやっていこう」ということです。今後も重点政策とし

て、みなさんとともに考えてまいります。

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2.活動日程 

○8月の主な活動

04() 会派役員会

05() 会派役員会、入野地区ふるさと夏まつり

06() 佐鳴湖クリーン作戦、会派臨時総会

07() 会派臨時総会、代表者会議

08() 会派役員会

15() 会派臨時総会

21() 会派役員会、総会、代表者会議

22() スズキ労連労使会議

23()25()慶應議連視察(静岡県内) 

26() 労組大会

27() 労組大会、労組研修会

28() 労組研修会、FM県政報告

30() 掛川市議会意見交換、労組勉強会

31() 請願書の受け取り

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○9月の主な予定

01() 浜松工業技術支援センター訪問、浜松市議会意見交換

03() 消防団方面隊訓練、県総合防災訓練

04() スズキ労組研修会

06() 浜松市議会意見交換

08() バイク・ラブ・フォーラム、自治会長会議

11() 代表者会議、会派総会、9月議会勉強会

13() 浜岡原発視察

17() スズキ労連定期大会

18() 敬老祝賀式

21() 本会議(9月定例会開会)

23() 連合列島クリーンキャンペーン

24() スズキ労組定期大会

25() FM県政報告 

26() 本会議

27() 本会議

28() 本会議

29() 本会議、しんば賀津也政治セミナー

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【 田口 章 プロフィール 】  

○略歴

1962年 123日生(61歳)

1984 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

2007年 浜松市議会議員選挙当選(1期)

2011年 静岡県議会議員選挙当選(現在4期目) 

23年度役職

ふじのくに県民クラブ 会長

危機管理・くらし環境委員会 委員

○外部活動

慶應義塾全国議員連盟 副会長

地方監査会計技術者(CIPFA Japan

さなるスポーツ少年団 団長

元)静岡県立浜松南高校PTA 会長

元)浜松市立入野中学校PTA 会長

○好きな言葉

「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

「俺がやらなきゃ だれがやる。今すぐしなけりゃ いつできる」

○趣味

ツーリング(愛車はGSR750)・歌を歌うこと・ドライブ・温泉めぐり

【 連 絡 先 】

連絡事務所(スズキ労働組合)

432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 

TEL 053-447-3820

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これまでに名刺交換させていただいた方の中で、メールアドレスの記載

があったみなさまに、毎月1回、活動報告を送らせていただいています。

ご不要な方はこのメールへ「メルマガ不要」と書いて返信してください。

また選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を希望しない方も、

その旨お知らせください。ご意見、ご要望などございましたら、お気軽に

taguchi@suzuki-union.or.jp までメールをお寄せください。

文責 田口 章 事務所

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