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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】         令和441

                                                                        

静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン<第132号>

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みなさまこんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

今日から新年度。今朝もいつもの交差点の街頭でスタートしました。

毎年4月になると、もう38年も前のことになりますが、入社した頃のこと

を思い出します。「初心忘るべからず」。ガンバリます。

「まん延防止等重点措置」は解除されましたが、感染者は高止まり

しており、第5波の時のようには減りません。ウィズコロナの時代はしばらく

続きそうです。100年前に流行したスペイン風邪は3年ほど続いたそうで

すが、そろそろマスクの無い生活に戻りたいですね・・・。

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◎目次

1.2月定例会の概要

6年ぶりに減額修正 (令和4年度当初予算@)

◆税収増というけれど・・・ (令和4年度当初予算A)

◆終わりの見えないコロナ対策 (令和3年度補正予算)

◆その他の話題

2.活動日程

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1.2月定例会の概要

 

静岡県議会2月定例会は2/18から3/17までの28日間行われ

ました。令和4年度当初予算案は一部修正可決、その他80議案は

可決または同意されました。以下に特徴をご紹介します。

 

6年ぶりに減額修正(令和4年度当初予算@)

知事提出の令和4年度当初予算案は、13644億円を計上し

ましたが、このうち34474千円を減額修正し、当初予算額は

1364365526千円となりました。

議会による予算修正は、平成28年度当初予算における篠原地区

野球場基本計画策定経費の一部減額以来となります。

 

修正理由は3人の「非常勤特別職」の報酬等の減額です。

「非常勤特別職」は、平成29年の地方公務員法改正で、任用が

厳格化され、「専門的な知識経験または識見に基づき、助言、調査、

診断などを行う者に限る」となり、令和2年度から施行されました。

修正案では、3人のうち2人は県職員OBで業務内容が法の趣旨

に沿わないことから、またあとの1人は法の趣旨には沿っているものの

報酬が過大だとし、減額提案されました。

 

ふじのくに県民クラブは、県職員OBについては法の趣旨に照らし、

任用は不適切と考えました。もう1人については知識経験や識見に

対し報酬が過大と評価する材料が十分でないことから反対しました。

ちなみにこの方は「対外関係補佐官」を務める元外務官僚で、報酬

は県立美術館長などと同じ月額60万円。知見や人的ネットワークを

活かし県や県内企業等の海外展開政策などに助言いただいています。

月額60万円は一般的にはもちろん高額ですが、高い専門知識を

お持ちの有識者に対して妥当かどうかは引き続き調査します。

 

いずれにしても、予算カットという手法で人事に口を挟むのは異例です。

知事と最大会派のバトルは続いています。

 

◆税収増というけれど・・・(令和4年度当初予算A)

修正後の予算は数字が細かいので予算(案)で特徴をお伝えします。

一般会計は平成11年度を上回る過去最大の13644億円

(+550億円、+4.2%)企業業績改善に伴う税収増を見込んでいます。

 

○歳入・・・税収増・起債減も先行きは不透明

県税は4810億円(+340億円、+7.6%)。うち法人二税1357億円

+254億円、+23.0%)の増加を見込んでいます。

これに伴い臨時財政対策債が320億円(▲818億円、▲71.9%

と大幅減になっています。

 

○歳出・・・コロナ対策に重点、投資的経費も拡大

扶助費は1382億円(+54億円、+4.1%)と毎年増加しています。

投資的経費は1934億円(+93億円、+5.1%)。その他経費3123億円

+361億円、+13.1%)の増は主に新型コロナ対策によるものです。

 

○県債・基金残高・・・県債残高は減少見込み

令和4年度末の一般会計県債残高は28438億円と令和3

度末の28831億円に対し▲393億円の減少を見込んでいます。

活用可能基金は2/10の当初予算案提出段階では288億円を見

込んでいましたが、その後の補正予算による協力金等の財源として一部

を充てるため233億円となる見込みです。

 

○当初予算と決算の乖離が課題

当初予算では税収増を見込んでいます。これは国が策定する地方

財政計画を根拠としていますが、税収についてはここ数年ブレが大きく、

予算と決算の乖離が続いています。

例えば、令和3年度は、当初予算に対し最終予算で+325億円、

令和2年度は決算で▲206億円、令和元年度は▲120億円となって

います。

プラスになれば基金として残せますが、マイナスの場合は借金する

ことになります(減収補てん債といいます)。

 

コロナやウクライナ情勢、原材料高、物価高、金利動向など予断を

許さぬ中、今年度は下振れの懸念がぬぐえません。一層の行財政改革

が不可欠です。

 

◆終わりの見えないコロナ対策 (令和3年度補正予算)

社会情勢を踏まえ、補正予算にも速やかに対応しました。

6波による静岡県の「まん延防止等重点措置」は、当初1/27

2/20でしたが3/6まで延長され、さらに3/21まで再延長されました。

県は2/4の臨時会で事業者への協力金など約157億円を議決し

ましたが、2/21に約85億円追加、さらに3/8に約97億円を追加し

ました。

これにより令和3年度のコロナ対応予算は累計で約2404億円と

なり、令和2年度の約1258億円の2倍近くなりました。

 

先般総務大臣が「コロナ対応で地方財政に大きな支障はでてい

ない」と述べていました。確かに臨時交付金もありますが、それだけで

は足りず、2404億円のうち123億円は県の持ち出し(一般財源)

です。そのため2月補正では基金を取り崩しました。引き続き、慎重

な財政運営が必要です。

 

ちなみに、令和3年度、静岡県では「まん延防止等重点措置」が

66日間、「緊急事態措置」が42日間、計108日間適用されました。

これ以上こうした措置が行われない社会を望みたいですね。

 

このほかロシアによるウクライナ侵攻に関し、2/28に「非難決議」を

採択するとともに、原油や飼料価格の高騰に対応するための事業者

支援について17億円余の予算を議決しました(これも一般財源)。

 

◆教育長に池上重弘氏

木苗直秀教育長(79)が任期途中の3/31付で退職することとなり、

後任に 前静岡文化芸術大学副学長の池上重弘氏(59)を選任し

ました。任期は木苗氏の残任期間の令和65月までとなります。

池上さんは多文化共生の国内第一人者で、これまでもさまざま

ご教示いただいてきました。また個人的には小学校PTA「父親ボラ

ンティア」以来20年来のお付き合いです。

今後の教育委員会改革が楽しみです。

 

◆計画改訂も当たり年

代表質問でも取り上げましたが、今後4年間の県政運営の根幹

となる「総合計画後期アクションプラン」が4月からスタートします。

大きな特徴はSDGsDX(デジタルトランスフォーメーション)です。

これに合わせ、温室効果ガス削減に向けた「第4次地球温暖化

対策実行計画」や「エネルギー基本戦略」、行財政改革に向けた

「行政経営革新プログラム2025」など50近い計画が改訂され、

議会として各常任委員会で意見反映しました。

 

◆盛土規制条例の制定

昨年7月の熱海市伊豆山地区での土石流災害を踏まえ、県は

「盛土等の規制に関する条例」を制定しました。

盛土等の造成に許可制を導入し規制を強化するとともに、実効性

を確保するため県庁内に盛土対策課を新設し、土木事務所や農林

事務所等の出先機関と連携して再発防止を図ります。

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2.活動日程 

○3月の主な活動

01() 本会議

02() 本会議

03() 本会議

04() 本会議

05() 榛葉賀津也 国政報告会

08() 総務委員会、自治連会議

09() 総務委員会

11() 入野中学校評議員会

12() さなるスポーツ少年団 卒団式

15() MaaS社会実装セミナー(Web

17() 本会議(2月定例会閉会)

20() 自治会総会

22() 労組県政報告

23() 会派役員会

26() 連合静岡西部議員団会議、自治連総会

27() 自治会総会

30() 会派役員会

31() 会派役員選考委員会

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○4月の予定

01() 会派役員会

03() 自治会総会、連合西部の森づくり

04() 議員選挙区等調査検討委員会

06() 交通安全街頭広報、会派役員会、総会

08() 県政報告、連合意見交換会、自治連会議

11() スズキ労連議会報告(Web

12() 労組県政報告

13() 会派役員会、総会

16() さなるスポーツ少年団総会

17() 山アしんのすけ事務所開き、自治会総会

18() 労組県政報告

19()21() 慶應義塾全国議員連盟研修会(福岡・大分)

23() 地区社協総会、FM県政報告

24() 浜松地区メーデー

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【 田口 章 プロフィール 】  

○略歴

1962年 123日生

1984 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

         鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社

1994年 スズキ労働組合専従役員

2007年 浜松市議会議員当選(1期)

2011年 静岡県議会議員当選(現在3期目) 

21年度役職

ふじのくに県民クラブ 幹事長

決算特別委員会 副委員長

脱炭素社会推進特別委員会 副委員長

総務委員会 委員

○外部活動

慶應義塾全国議員連盟 副会長

地方監査会計技術者(CIPFA Japan

さなるスポーツ少年団 団長

元)静岡県立浜松南高校PTA 会長

元)浜松市立入野中学校PTA 会長

○好きな言葉

「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

「俺がやらなきゃ だれがやる。今すぐしなけりゃ いつできる」

○趣味

ツーリング(愛車はGSR750)・歌を歌うこと・ドライブ・温泉めぐり

【 連 絡 先 】

連絡事務所(スズキ労働組合)

432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 

TEL 053-447-3820

会派(ふじのくに県民クラブ)

420-8601 静岡市葵区追手町9-6 県庁本館4階 

TEL 054-221-3510

自宅

432-8061 浜松市西区入野町9860-1 

TEL 053-440-7100

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【日々の活動はブログ・HPをご覧ください】

★田口 オフィシャルサイト (ホームページ)

★創ろう!元気な浜松&静岡県  (ブログ)

★フェイスブックページ

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これまでに名刺交換させていただいた方の中で、メールアドレスの記載

があったみなさまに、毎月1回、活動報告を送らせていただいています。

ご不要な方はこのメールへ「メルマガ不要」と書いて返信してください。

また選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を希望しない方も、

その旨お知らせください。ご意見、ご要望などございましたら、お気軽に

taguchi@suzuki-union.or.jp までメールをお寄せください。

文責 田口 章 事務所

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