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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】             令和3121

                                                                        

静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン<第128号>

 

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みなさま、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

今年も早や師走。年々時の経つのが早くなる気がします。

11月は議会対応で毎日のように県庁に行きました。

24日の臨時会では、川勝知事に対する「辞職勧告決議」が可決され

ました。29日から始まった12月定例会の冒頭、知事から謝罪の言葉が

ありましたが、第一会派は矛を収める気配を見せません。

来週の本会議質問ではさまざまなやり取りが予想されます。県政の停滞

を招かないよう緊張感をもって議会運営に努めてまいります。

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載

があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

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希望しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。

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【日々の活動はブログ・HPをご覧ください】

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★創ろう!元気な浜松&静岡県  (ブログ)

★フェイスブックページ

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◎目次

1.辞職勧告決議

2.カーボンニュートラルで地域活性化

3.活動日程

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1.辞職勧告決議

 

11/24開催の静岡県議会11月臨時会では、県政史上初となる「川勝

平太知事に対する辞職勧告決議案」が審議されました。

 

ふじのくに県民クラブは、発言は不適切なものだったことは認めつつ、

知事が御殿場市長、市議会議長を訪問し発言を撤回、謝罪したことや、

御殿場市長が「真摯に謝った。一つの区切り」と表明し、さらに御殿場市議

会も、知事に謝罪を求める決議の提出を見送り、地域振興を求める決議を

検討していることなどから、県政の停滞を招くべきではないと反対しました。

 

一方、自民改革会議は、これまでも不適切発言を繰り返しているとし、

「知事たる適格性の欠如」などを主張し、辞職を求めました。

結果的に自民・公明などの賛成多数により、賛成47反対19で決議は

可決しました。

この採決は重要な議件であることから記名投票で行われ、投票結果は

個人名で公表されています。

★採決結果

 

11/29に始まった12月定例会の冒頭、川勝知事は、「決議により即刻

辞職すべき身となったが、県の置かれている現状に照らせば、今、知事を辞

して、県民に知事選をお願いすることはできない」、「しかし辞職を勧告された

身であることから、明日にも進退を決する覚悟はできている」と述べ、続投を

表明しました。

 

これに先立つ22日、連合静岡は発言は誠に遺憾であるとし、「あらため

て県知事という立場を再認識し、県民や支援者が不信感を抱くような言動

は厳に慎み、今後二度と問題視されるような事案が発生することのないよう

に行動されることを強く要望する」と通告しました。

 

私は、川勝知事が進める「静岡時代」づくりなどの政策を引き続き支援

していきます。一方、知事には決議が可決されたことの重みを自覚いただき、

今後の県政運営に当たっていただきたいとも考えています。

 

12月定例会には篠原地区野球場の基本計画策定予算などが提案さ

れています。総合計画の「基本計画」策定は、11/30に当局からの説明が

予定されていましたが、自民会派から厳しい意見が出されたことから延期さ

れています。緊張感をもって議会運営に当たっていきます。

 

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2.カーボンニュートラルで地域活性化 

 

11/425に「脱炭素社会推進特別委員会」を開催し、有識者からの

ヒアリング調査を行いました。まだ勉強中ではありますが、地域活性化の

ヒントをいくつかいただきましたのでご紹介します。

 

(1)エネルギーの地産地消

 

東日本大震災以降、原子力や火力など大規模発電から、地産地消

型の再生可能エネルギーの供給体制が議論されてきました。しかし国内

では太陽光発電以外の整備が進んでいません。

もちろん静岡県、とりわけ浜松市は日照時間に恵まれており、太陽光

発電を活用することは今後のエネルギーミックスに不可欠です。

しかし、2050カーボンニュートラルをバックキャスティングで考えると、太陽

光に加え、バイオマス発電や風力発電、小水力発電などを積極的に導入

する必要があります。

 

とりわけバイオマス発電は1次産業との相性が良いことから、静岡県での

展開が期待できます。

 

現在、御前崎港に75MW(メガワット)級のバイオマス発電所が建設され

ています。このバイオマス発電所の原材料は「木(木質バイオマス)」です。

しかしバイオマス発電はまだ国内で普及していないため、国内原材料市場

が未発達で、ペレットを輸入に頼る状況です。これでは運搬に係るCO2

発生してしまいます。

 

木質バイオマスを原材料としたバイオマス発電施設が増えてくれば、豊富

な森林を持つ静岡県の林業の活性化にもつながります。

また近年「早成桐(早生桐)」という約6年で成木化するエネルギー効率

の高い原材料の開発も進んでいるようです。耕作放棄地や荒廃林などの

活用と合わせて検討できると考えます。

 

バイオマス発電は現在、発電コストの高さが課題ですが、2030エネルギ

ーミックスにおけるバイオマス発電の割合を達成するには、必要な木質バイオ

マスが全く足りません。国内で安定供給できればコストダウンが可能になるの

で、今後に期待したいと思います。

2020年発電コスト、バイオマス29.8/kWhLNG火力10.7 /kWh

 

(2)カーボン・オフセット

 

カーボンオフセットは、企業などがゼロにできないCO2を相殺する仕組み

です。これがなぜ地域の活性化につながるのか?疑問に思う方もいらっしゃ

るでしょう。

 

COP26でも話題になりましたが、今後CO2排出権の市場化が進む

と考えられます(カーボン・クレジット)。そうなると企業は自社の排出量を

相殺するために、植林や森林保護などCO2排出削減の活動をしている

団体等からクレジットを購入することになります。

★J-クレジット制度

 

豊富な自然を持つ静岡県は、こうしたクレジット市場で排出権を売る側

に回れる可能性があります。

国内ではすでに新潟県や高知県などで取り組みが進んでいますが、こう

したルール作りを進めることで、自然保護と財源調達、さらに働く場の確保

などが期待できます。

 

ちなみにCO2の吸収源としては、自治体による森林整備のほか、前述

の「早成桐」のような事業可能性のあるものも考えられます。さらに静岡県

では海洋・海藻なども期待できます。これらはそれぞれ「グリーン・カーボン」

「ブルー・カーボン」と呼ばれています。

 

1次産業の再生とカーボン・オフセットはSDGsの時代にふさわしい取り

組みだと思いませんか?

地球温暖化防止(と財政健全化)は、次世代にツケを回してはダメです。

これからも積極的に取り組んでいきます。

 

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3.活動日程 

○11月の主な活動

01() 会派役員会

02() 決算特別委員会、会派総会、総合計画勉強会

04() 脱炭素社会推進特別委員会

05() 会派役員会、政調会

07() ぐりーんぱる下草刈り

08() 会派総会、決算特別委員会 分科会

09() 決算特分科会、総合計画知事提言提出、自治連会議

10() SAW活動報告会(Web

11() 入野中あいさつ運動

12() 決算特別委員会、会派総会

13() 西都台小学校学習発表会

15() 会派役員会

16() 行政経営システム検証報告会

17() 堀留川地元説明会

18() グランドスケープ浜名湖

19() 会派総会

20() FM県政報告

22() 会派総会

23() 入野社協ミニ福祉まつり

24() 会派総会、臨時会

25() 脱炭素社会推進特別委員会、JAW議員連絡会

27() 連合浜松ウォーキング、健康長寿学術フォーラム(Web

28() 軽トラはままつ出世市

29() 本会議(開会)、総務委員会

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○12月の予定

01() 浜松三田会総会

03() 自治功労表彰伝達式

06() 本会議

07() 本会議

08() 本会議、自治連会議

09() 本会議

10() 本会議

11() 入野社協こども凧あげ

13() 会派総会、当初予算ヒアリング

14() 総務委員会

15() 総務委員会

16() 水産試験場浜名湖分場

17() 当初予算に対する知事提言

18() SAW政策制度研修会

20() 連合浜松幹事会

21() 本会議(12月定例会閉会)

25() FM県政報告

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【 田口 章 プロフィール 】  

○略歴

1962年 1月23日生(59歳)

1984 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

         鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社

1994年 スズキ労働組合専従役員

2007年 浜松市議会議員当選(1期)

2011年 静岡県議会議員当選(3期目) 

21年度役職

ふじのくに県民クラブ 幹事長

決算特別委員会 副委員長

脱炭素社会推進特別委員会 副委員長

総務委員会 委員

○外部活動

慶應義塾全国議員連盟 副会長

地方監査会計技術者(CIPFA Japan

さなるスポーツ少年団 団長

元)静岡県立浜松南高校PTA 会長

元)浜松市立入野中学校PTA 会長

○好きな言葉

「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

「俺がやらなきゃ だれがやる。今すぐしなけりゃ いつできる」

○趣味

ツーリング(愛車はGSR750)・歌を歌うこと・ドライブ・温泉めぐり

 

【 連 絡 先 】

連絡事務所(スズキ労働組合)

432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

会派(ふじのくに県民クラブ)

420-8601 静岡市葵区追手町9-6 県庁本館4階 TEL054-221-3510

自宅 〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1 TEL053-440-7100

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 ご不要であれば、このメールへ「メルマガ不要」と書いて、返信してください。

 ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp までメール

をください。よろしくお願いいたします。

文責 田口 章 事務所

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