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 【創ろう!元気な浜松&静岡県】             令和382

                                                                        

静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン<第124号>

 

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みなさま、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。

夏本番を迎えました。今朝の街頭はさすがに暑かったです。
五輪の金メダルラッシュに沸く一方、新型コロナの感染拡大は止まりません。

第5波の中、今日から緊急事態宣言の発令地域が拡大されました。アクセ

ルとブレーキの使い分けがカギになります。

静岡県議会は“6月”定例会が続いています。7/30に補正予算案が

提案されました。コロナ対策のほか、熱海市の土石流災害への対応など、

喫緊の課題に対応していきます。

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【これは無料のメールマガジンです】

これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載

があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。

お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。

また配信ご不要の方や、選挙運動期間中の選挙運動用メールの受信を

希望しない方は、このアドレスにその旨返信くださいますようお願いいたします。

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【日々の活動はブログ・HPをご覧ください】

★田口 オフィシャルサイト (ホームページ)

★創ろう!元気な浜松&静岡県  (ブログ)

★フェイスブックページ

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◎目次

1.熱海土石流災害にみる情報公開の重要性(目指そうオープンガバメント)

2.レイクハマナ未来都市構想

3.活動日程

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1.熱海土石流災害にみる情報公開の重要性(目指そうオープンガバメント)

 

73日、熱海市で発生した土石流は死者22人、行方不明者5人、

家屋流出44戸、土砂流入など影響を受けた家屋78戸、計122戸が

被災する大災害となりました。

また家屋は無事だったものの道路が寸断されるなどでご自宅に帰れない

方もおり、避難されている方はいまだに328人もいらっしゃいます。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様

にお見舞いを申し上げます。県議会としても速やかな復旧復興に協力して

まいります。

 

今回の災害発生メカニズムとして、県の難波副知事は「自然要因」、

「人為要因」「行政要因」を指摘しました。

「自然要因」は7/1() から7/3()までの72時間雨量が491mm

過去10年間で最も多かったことが挙げられます。一方、1時間最大雨量

24oと恐怖感を覚えるような豪雨ではなかったことが避難の足を鈍らせ

たとの見方もあります。

「人為要因」については、逢初川の源頭部に、不法かつ不適切な工法

で盛土が形成され、15mとされていた盛土が50mほどの高さになっていた

ことや排水施設が不適切だったことなどが指摘されています。

加えて「行政要因」です。難波副知事は、結果として災害を防止でき

なかったのは、行政がやるべきことをやっていなかったことも要因の一つと

言及しました。このような発言はこれまでの行政では考えられなかったこと

です。

 

県は、「原因究明チーム」と「行政関与検証チーム」を設置し、さらに

第三者委員会にチェックしていただく体制で再発防止に臨みます。

重要なのは「情報公開」です。川勝知事は(リニア問題もそうですが)

徹底した情報公開をやっていくとしていますので、今後の県の取り組み

に注目したいと思います。

 

このほかにも今回の災害では「情報公開」の点で2つの特徴があり

ました。

ひとつは「安否不明者情報」を早い段階で公表したことです。行政は

個人情報保護の観点から躊躇するケースが多いのですが、静岡県と

熱海市は安否不明者をいち早く公表しました。これにより市民から情報

が寄せられ、捜索対象を絞ることで効率的な対応ができたということです。

 

また新技術の活用とその情報公開も注目されました。県は4年前、

全国初の取り組みとして「Shizuoka Point Cloud DB」を立ち上げ、土地

情報を「3次元点群データ」でオープンデータ化しました。

このデータを活用して県のみならず民間事業者も協力して、発災後

のデータと比較するなど、崩落土の状況や土砂の流出量の測定などが

スピーディに解析されました。

 

★難波副知事記者会見資料(静岡県のサイト)

 

タイトルの「オープンガバメント」は「開かれた行政」という意味です。

自治体が持っている情報を適切に開示し、インターネットやSNSなども

活用しながらスピーディに情報共有することで、関心を持つ人々を増やし、

巻き込むことで、政治を変えていくことができると考えます。

私も今後の行政経営のあり方について提言していきます。新しい政治

を創っていきましょう。

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2.レイクハマナ未来都市構想

 

川勝知事が選挙戦で言及した「レイクハマナ未来都市構想」について、

7/19、佐野愛子議員(ふじのくに県民クラブ代表質問)、7/30田内浩之

議員(一般質問)が知事の所見を質しました。以下に知事の答弁の概要

をご報告します。

まだ全体像は明確ではありませんが、今年中に計画を策定するとして

いますので、私も今後の地域活性化につながるよう提言していきます。

 

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(佐野議員への答弁概要)

「レイクハマナ未来都市構想」は、新しい静岡時代をけん引する環浜名

湖の「広域循環共生圏」を形成するもの。

 

コロナ禍からの経済再生には、カーボンニュートラルと資源循環の取り組

みが不可欠。地球環境問題はエネルギーや環境問題にとどまらず国際的

な産業競争力に関わる経済問題でもある。静岡県の持続可能な発展の

ためには、脱炭素並びに循環型社会の形成に本気で取り組む必要がある。

ものづくり産業のメッカである県西部でもこれが重要。またスタートアップ

などと連携し、AIIoTなどの先端技術を取り入れたスマートシティの形成

促進にも取り組む必要がある。

 

遠州地方は自動車産業の強固な産業基盤に加え、成長著しい光・

電子産業や電池産業などが集積している。また次世代自動車の研究開

発拠点や自動運転の実証フィールドがあり、官民が連携したMaaSのプ

ロジェクトが展開されている。

 

これらを有機的に結び付けて世界的な拠点形成を図っていく。今後関

係市町や団体などと構想検討の場を設け年内を目途に取りまとめていく。

 

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(田内議員への答弁概要)

「レイクハマナ未来都市構想」は、県西部地域において、自然と共生し、

資源を循環させる「広域循環共生圏」を形成しようとする取り組みであり、

いわゆる「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」が重要になる。

 

血液循環に例えれば、大規模な製造生産を担う「動脈産業」と、

そこから排出される産業廃棄物をきれいにして再び循環させる「静脈

産業」が一体化した環境重視型の工業エリアの形成を官民連携して

目指していく。

 

具体的には、先端技術で資源循環を担う新たな静脈産業の立地

促進や、県内企業が県工業技術研究所と開発した食品残渣を新た

なエネルギーに転換するバイオマスプラントの実装化などを進めていく。

 

2050カーボンニュートラルはグローバルビジネスの参加条件といえる。

輸出企業も多く、ものづくり産業のメッカである県西部地域においては、

脱炭素に向けた産業構造の転換や技術開発の加速化、新産業の

育成などが避けて通れない重要な課題。

またCO2削減には化石燃料への依存を極力減らす必要があり、

この意味で再生可能エネルギーの導入促進が不可欠。

 

このため県は、この構想の中で、中小企業の次世代自動車開発

への支援や自動運転などの実証フィールドの形成など、官民挙げて

取り組む産業構造転換への道筋を示していく。

また国が見直しを進めているエネルギー基本計画の再生エネルギ

ー比率や、その具体的導入促進策などを踏まえ、AIIoTなど先

端技術を活用した再生可能エネルギー導入の最適化など、環境

重視型の工業エリア形成に向けた取組の方向性を示していく。

 

県はこの構想により、SDGsのモデルエリアとして経済と環境が両立

する地域づくりを進めていく。

 

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3.活動日程 

○7月の主な活動

01() 浜松市政記念式典

02() 会派役員会

03() スズキ労連研修会(オンライン)

05() 会派総会、豪雨災害要望@提出

08() 自治会長会議

12() 会派政調会(熱海土石流ヒアリング)

16() 脱炭素社会推進特別委員会

19() 本会議(代表質問)

21() 本会議

24() FM県政報告

26() 豪雨災害要望A提出

28() 地方自治セミナー(オンライン)

     自動車総連静岡地協議員連絡会(オンライン)

29() 本会議

30() 本会議

31() 山アしんのすけ西部事務所開き

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○8月の予定

08() 自治会長会議

10() 常任委員会

11() 常任委員会

15() 戦没者慰霊平和記念式

16() 本会議(6月定例会閉会)

22() スズキ労組研修会

28() FM県政報告

30() 会派総会、政調会(9月定例会勉強会)

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【 田口 章 プロフィール 】  

○略歴

1962年 1月23日生(59歳)

1984年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業

       鈴木自動車工業梶i現スズキ梶jに営業職として入社

1994年 スズキ労働組合専従役員

2007年 浜松市議会議員当選(1期)

2011年 静岡県議会議員選挙 初当選 

2015年 静岡県議会議員選挙 当選(2期目)

2019年 静岡県議会議員選挙 当選(3期目)

21年度 ふじのくに県民クラブ 幹事長

脱炭素社会推進特別委員会 副委員長

総務委員会 委員

○主な活動  慶應義塾全国議員連盟 副会長

地方監査会計技術者(CIPFA Japan

         さなるスポーツ少年団 団長

         元)静岡県立浜松南高校PTA 会長

         元)浜松市立入野中学校PTA 会長

○好きな言葉  「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」

          「俺がやらなきゃ だれがやる。今すぐしなけりゃ いつできる」

○趣味・・・ツーリング(愛車はGSR750)・歌を歌うこと・ドライブ・温泉めぐり

 

【 連 絡 先 】

連絡事務所(スズキ労働組合)

432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820

会派(ふじのくに県民クラブ)

420-8601 静岡市葵区追手町9-6 県庁本館4階 TEL054-221-3510

自宅 〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1 TEL053-440-7100

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をください。よろしくお願いいたします。

文責 田口 章 事務所

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