静岡県議会議員 田口 章 メールマガジン <第12号>
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みなさん、こんにちは。静岡県議会議員の 田口 章 です。
今日から新年度。気分も新たにスタートという方も多いのではないでしょうか。
静岡県も「浙江省との友好提携30周年(4/4)」、「新東名高速道路の開通
(4/14)」など重要施策が目白押しです。
こうした中ではありますが、執行体制上、副知事不在という課題を抱えたスタ
ートとなりました。
一昨日公表された津波予測などを見ると、危機管理体制の充実は急務です。
速やかに臨時議会を開催し、しかるべき体制を敷いた上で、県民サービ
スの
向上につなげていかねばなりません。現実と現状をしっかり踏まえ、県民目線で取り組みます。
今月号は私の1年間の活動状況報告です。“通信簿” をつけてください。
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【これは無料のメールマガジンです】
これまでに名刺交換させていただいた皆様の中で、メールアドレスの記載
があった方に、毎月1回、メルマガで活動報告を送らせていただいています。
お気づきの点や、ご感想などがありましたら、お気軽にお知らせください。
またご不要の方は末尾のアドレスにその旨お伝えください。よろしくお願いい
たします。
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【日々の活動はブログをご覧ください】
★創ろう!元気な浜松&静岡県
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/
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◎目次
1.田口 章 が考える「明日の静岡県」の進捗状況
(1)「将来を見すえた静岡県改革」の進捗状況
①行財政改革
②議会改革
(2)「笑顔あふれる元気な静岡県」の進捗状況
①生き生きと暮らしやすいまちづくり
②子どもは社会の宝物
③産業政策
2.最近のブログから 「ネーミングライツ」(3/28)
3.活動日程
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1.「田口 章 が考える 明日の静岡県」の進捗状況
“目標管理”は仕事を進める上で大切なことです。私自身、市議会議員の頃
から、みなさまとの“お約束”の進捗状況を毎年振り返り、ご報告してきました。
なかなか“定量的”に示せないので申し訳ないのですが、県議となって1年間の
活動をピックアップしてご報告します。
「後援会リーフレット」は下記サイトをご覧ください。なお赤字・青字はリーフレット
で示した項目です。
また、あわせて私の「重点政策(=選挙前のお約束)」は下記のページをご覧く
ださい。より詳しく記載してあります。
★後援会リーフレット(PDF)
http://saw.gogo.tc/pdf/tagutisama_naka2010.pdf
★田口 章 の重点政策(2011.3.31(告示日前日)のブログ)
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/cat22647709/index.html
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(1)「将来を見すえた静岡県改革」の進捗状況
①行財政改革
★「県と市町の役割の見直し」では、12月の一般質問で、地域主権改革一括
法の趣旨を生かした「市町の行財政改革支援」を提言しました。
今後の行財政改革は、県や市町が独自に行うことも大切ですが、トータルの
中で全体最適を作っていくことが効果的と考えます。
また浜松市と静岡市が設置した「特別自治市研究会」への県としての受
け皿作りや積極的な関与を、日常活動の中で提言しています(県の関与は
「まだ弱い」と感じています)。
★「二重行政の解消」については、所属した「産業委員会」分野では、県が役割
を果たすべき事業が多くみられ、具体的な提言はできませんでした。
中には「雇用対策」や「就労支援」など、国(ハローワーク)・県・市の交通整理
が必要なものもありますが、現下の厳しい雇用情勢の中では、効率化よりも利
用者にとっての「ワンストップ・サービス」が必要と考え、その方向で提言しました。
今年度は前述の「特別自治市研究会」の提言が秋に出されるので、それを踏ま
え、二重行政の解消に取り組みたいと考えています。
★「次世代にツケをまわさない」は、12月の一般質問でとりあげ、再々質問まで行
い、「総県債残高」の削減に向けた県の取り組みを質しましたが、理解を得られ
ませんでした。
残念ながら、県の総県債残高は、下記のとおり増え続ける見込みです。
申し訳ありません。どこかで歯止めをかけられるようガンバリます。
22年度末決算 2兆6331億円
23年度末見込 2兆7377億円
24年度末見込 2兆7960億円(当初予算ベース)
課題が多い「退職手当債」の発行中止を求めましたが、こちらも平行線でした。
なお、23年度当初予算では100億円の発行予定に対し、実際は80億円に
削減され、さらに平成24年度当初予算では60億円に抑制されており、一定の
抑止効果はあったと思います。
しかし本来発行すべきではない借金ですので、行財政改革により財源を捻出
するよう、引き続き、厳しく指摘していきます。
★「事業の徹底的な見直し」については、昨年度は、まず「総合計画」の読み込
みと、「業務棚卸表」という県の行政評価ツールの分析を行いました。
この中で「業務棚卸表」の改善を提言し、24年度から提言どおり実施すること
になりました。
事業内容や評価がよりわかりやすくなることから、今後の見直しに資することが
できると思います。
なお産業委員会の所管である「企業局」については、事業のチェックを行い、
2月議会において、民間手法の積極的な導入による事業見直しや、固定費
の削減などを提言しました。
24年度は、企業局のチェックと、新たに所属する委員会の事業を中心に見直
しを提言していきます。
★「ファシリティマネジメント(資産経営)」は、一般質問で提言したところ知事から
前向きな答弁を引き出すことができ、24年度から取り組むことになりました。
12市町村が合併した浜松市では、類似施設の効率化など観点が明確でした
が、県では事情が異なることから、新たな視点が必要となります。
先進自治体や民間の取り組みを参考に引き続き提言を続けていきます。
★この他、12月の一般質問では、新たな歳入確保策の検討や、県議会で初
めて知った「個人県民税収入率全国ワースト1」の脱出に向けた徴収体制の
強化や市町への支援を提言しました。
徴税対策は、今年度、県としても具体的に進めていく予定です。
②議会改革
★議会改革については、各会派の代表者でつくる「議会改革検討委員会」で
行程表をつくって検討を進めていますが、「議会基本条例」はまだ議論されて
いません。
「政策立案機能の強化」としては、今月から3つの条例案検討委員会を設置
することになりました。私は「“友好提携等 議決事件 条例案” 検討委員会」
の委員を務めることになっています。
「広聴広報活動」としては、「出前県議会」の開催を検討しましたが、結果的
に行わないことになりました。本会議や委員会を議場以外の場所でやるのは
難しいでしょうが、議会報告や県民のみなさんからの意見聴取を行うのは可能
です。「出前県議会」の言葉の定義に問題があったと思います。
このように静岡県議会の改革はなかなか進んでいません。会派を超えた若手・
新人議員の連携が必要と考えています。
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(2)「笑顔あふれる元気な静岡県」の進捗状況
①生き生きと暮らしやすいまちづくり
★「ユニバーサル社会」づくりでは、一般質問で「外国人のこどものキャリア形成
支援」を取り上げました。教育システムから就労支援までトータルでの仕組み
づくりが必要です。県の対応は決して十分ではありませんが、現場の声を伝え
ていきます。このほか、障がい者支援なども研究しています。
②子どもは社会の宝物
★「教育」については、日常活動の中で現場の声を伝えてきました。
とりわけ現在、小中学校の評議員や高校のPTA副会長をやっていることから、
いじめ・不登校をはじめ、昨今の教員のコンプライアンス上の問題については、
教育委員会に対しさまざまな指摘をしてきました。
今年度、県で取り組む「教育行政のあり方検討委員会」の議論を踏まえつつ
引き続き、子どもにとってよりよい環境づくりを進めていきます。
★「子育て支援」は、昨年度は自動車産業の土日稼動にあわせた対応を進め
ました。
なお、土日稼動は社会的な課題があまりに多く「これ以上やるべきではない」
と考えます。
待機児童対策については、放課後児童会の運営委員を務めていることから、
現場実態の把握に努めました。
なお「こども園」については、国の制度がまだ固まっていないことから、制度的な
ものには取り組めませんでした。
③産業政策
★「ものづくり産業の基盤強化」については、産業委員会に所属したこともあり、
定例会ごとに調査研究を深め、積極的に取り組みました。
地震津波対策を踏まえた中小企業の「企業立地支援」と、円高に対応した
「海外展開支援」は喫緊の課題と捉え、ヒアリングや海外視察も行いました。
県の対応は、ともにまだ決して十分ではありませんので、これまでの延長線上
でなく、新たな施策展開につながるようチェックしていきます。
★「雇用労働政策」は、「雇用創造アクションプラン」の策定にあわせ、産業委
員会の中で意見反映に努めました。
このプランは「25年度までに3万人の雇用創造」という目標値もさることながら、
賀茂(伊豆)・東部・中部・西部と県内を4地域にわけ、地域にあわせた雇用
政策を進めていこうという点が特徴的です。
24年度はこの進捗をチェックしていきます。
このほか、障がい者の雇用促進や雇用のミスマッチ解消に関しても、委員会で
提言してきました。
★「観光産業の育成」については、会派の“条例検討プロジェクトチーム”の中で
「観光振興条例」のチームに入り、調査研究を進めました。
残念ながら今年度議会に設置された3つの検討委員会のテーマには選定され
ませんでしたが、引き続き実現に向け取り組みます。
静岡県で観光を語るときには、東部・伊豆地域が中心になりがちですが(他に
産業が無いため)、浜名湖観光圏の整備事業をはじめ、産業観光やグリーン
ツーリズムなど、浜松ならではの地域資源を活かした観光政策を提言していき
ます。
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以上が、昨年みなさまにお約束してきた内容とその進捗状況です。
もちろんこの他にも東日本大震災を受けて、地震・津波対策や原発への対応、
新エネルギー導入促進などにも取り組みました。
一方、「くらし・健康医療・建築土木・警察」などは、まだ十分に勉強ができま
せんでした。
また、行財政改革の一環として「静岡空港の経営分析」や「外郭団体のチェッ
ク」も計画していましたが、今年度に持ち越してしまいました。
今年度はさらに政策の幅を広げ、“有言実行”で取り組んでまいります。
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2.最近のブログから 「ネーミングライツ」(3/28)
「ネーミングライツ」は日本語でいえば「命名権」。
自治体の歳入確保の手段として近年導入が進んでいます。
施設の愛称として企業名や商品名をつけるのが一般的で、自治体での導入は、
平成15年度に東京都が所有する「東京スタジアム」を「味の素スタジアム」としたの
がスタートと言われています。
静岡県内にも「アウトソーシングスタジアム(静岡市)」のほか、市道の導入事例
「ららぽーと通り(磐田市)」などがありますが、静岡県有施設にはまだ導入されて
いません(浜松市も数年前検討していたはずですが、今はどうなってんだろう・・・)。
そんな中、「市の名前を売る(自治体名のネーミングライツ売却)」という自治体
が現れました。
大阪府の泉佐野市。
関西国際空港に近い人口約10万人のこの市は、「りんくうタウン」という都市開発
に巨額の投資をしたものの計画どおり進まず、平成21年度から「財政健全化団体」
になっています。
施設や道路にとどまらず、市の名前まで売ると言うのは、そこに住む人にとっては
非常につらい選択でしょうが、そこまでしないといけないということですね。
果たしてどうなるのか、また、手を挙げる企業があるのかどうかも注目されます。
夕張市の破綻(現在は「財政再生団体」)でクローズアップされた自治体の経営
悪化ですが、税収が上がらない中、厳しい財政状況はまだまだ続きます。
さらに今後は、どこの自治体でも地震・津波対策で大きな投資が必要となります。
不断の行財政改革を進めムダをなくすとともに、ネーミングライツなど歳入確保を
進める必要があります。
*写真は “モクレン”。素敵でしょう。
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3.活動日程
○3月の主な活動
01(木) 本会議(一般質問)
02(金) 本会議(一般質問)
03(土) 入野地区社協 活動報告会
04(日) 三遠南信道路開通式
05(月) 本会議(一般質問)
07(水) 産業委員会
08(木) 産業委員会
09(金) 産業委員会
11(日) 佐鳴湖クリーン作戦
入野中学校卒業記念凧揚げ
12(月) 総務委員会傍聴(副知事選任議案審議)
14(水) 県政報告会
16(金) 本会議(閉会)
17(土) 保育園卒園式
19(月) 中学校卒業式
ひとり1改革運動報告会
23(金) 会派総会
24(土) 保育園卒園式
25(日) 浜松まつり会所開き
入野地区自治連 期末総会
○4月の主な予定
01(日) 保育園 入園・進級式
04(水) 会派総会
浙江省友好提携30周年記念式典
05(木) 浙江省名品展覧会
06(金) 小中学校 入学式
放課後児童会 入会式
07(土) 浜松市消防団 西区支団 入退団式
09(月) 高校入学式
10(火)~11(水)
金属労協 政策制度討論集会
12(木) 税と社会保障一体改革説明会
14(土) 新東名高速道路 開通式
ユタカ技研労組25周年記念式典
15(日) スズキ労連 ヤングリーダー研修会
16(月) 県議会 条例検討委員会
会派政調会
18(水) 岡本まもる議員後援会総会
22(日) 浜松地区メーデー
23(月) 会派総会
26(木) 高校PTA理事会
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【 田口 章 プロフィール 】
○略歴
昭和37年1月23日生(50歳)
昭和59年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業
鈴木自動車工業㈱(現スズキ㈱)入社(営業マンとして販売に従事)
平成 6年 スズキ労働組合専従役員
(教宣局長、自動車総連派遣、高塚支部長、書記長、副中央執行委員長)
平成19年 浜松市議会議員(1期)
平成23年 静岡県議会議員選挙 初当選
○好きな言葉・・・「おもしろきこともなき世をおもしろく」「今より早いときはない」
「俺がやらなきゃだれがやる。今すぐしなけりゃいつできる」
○趣味・・・オートバイ(愛車はイナズマ1200)・歌を歌うこと・カレーつくり
○家族構成・・・妻・長女(社会人1年生)・長男(大1・別居)・二男(高2・サッカー小僧)
【 連 絡 先 】
連絡事務所(スズキ労働組合)
〒432-8062 浜松市南区増楽町20 SUN会館2階 TEL053-447-3820
会派(民主党・ふじのくに県議団)
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6 静岡県庁本館4階 TEL054-221-3510
自宅(夜間)
〒432-8061 浜松市西区入野町9860-1-305 TEL053-440-7100
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田口 章 メールマガジンのご案内
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ご意見などございましたら、ご遠慮なく taguchi@suzuki-union.or.jp
までメールを下さい。
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文責 田口 章 後援会事務所
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