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１．県政トピックス

 

（１）知事の不適切発言

12/19、各会派からの予算要望の際に、川勝知事が「やくざ」「ごろつ

き」「（県立中央図書館の議案に）反対する人がいたら県議の資格はな

い」などと発言。議会内外からさまざまな意見が出されています。

 

報道では前後のニュアンスがわかりませんので、知事の真意が伝わっ

ていない感はありますが、発言を切り取って報道するのはよくあること。

県のリーダーたる知事にはこのような不適切な発言は慎んでいただきたい

と思いますし、私たち会派からもそのような趣旨で申し入れを行いました。

 

一方、以前から知事との対立姿勢を示している自民改革会議は、

知事に説明を求めたほか1月に公開質問状を出すなどしましたが、

対応に納得できないとしており、2月議会への影響が懸念されます。

 

中には「不信任」「問責」「辞職勧告」などの決議案をほのめかす

報道もあります。

ちなみに「不信任決議」は地方自治法178条に規定されており、

議員の2/3以上の出席、3/4以上の賛成で議決されます。その場合、

首長は10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職

となります。

「問責決議」と「辞職勧告決議」は法的拘束力はありません。しかし

もし議決した場合、対象となる首長から提出された議案に賛成するの

は筋が通りませんので、政治に混乱を招くことは必至です。

 

県政の停滞は、県民のみなさまにご迷惑かけることになりますので、

個人的には、そこまでには至らないものと思いたいですが、他会派の

ことですので何とも言えません。

県議会2月定例会が、国会のように「政局」議会となるのではなく、

「政策」議論の場となるよう、会派政調会長として臨みます。

 

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（２）リニア中央新幹線

メルマガ2019年7月号、10月号でも書きましたが、現在、県政で

最も大きなテーマが「リニア中央新幹線」に関する課題です。

 

この間、12月定例会では、流域市町議会から提出された意見書を

踏まえ、会派として「水と環境を守る決議」を提案しましたが、自民改革

会議、公明党県議団の反対で否決されました。

また「危機管理くらし環境委員会」で閉会中調査をおこない、JRと

県との対話の内容をチェックをするなど要望しましたが、委員長（自民

改革会議所属）は「開催しない」との意思を表明しています。

 

このように議会の足並みがそろわない中、国土交通省から「専門家

会議」の設置が提案され、県は1/30、下記5つの条件を付けた上で

設置を認めることを回答しました。

・会議は全面公開、県とＪＲのこれまでの協議を踏まえること

・議題は、生物多様性や水環境なども含むこと

・目的は、国交省によるＪＲへの指導とすること

・関連する省庁や県の推薦者が委員として参加すること

・会議の長は、中立性を確認できる者とすること

 

今週にも国土交通省からアクションがあると思います。

浜松周辺のみなさまの中には、あまり関係ないと思われる方もいら

っしゃるかもしれませんが、大井川流域62万人の声を大切にし、引き

続きチェックしていきます。

 

★リニア中央新幹線に関する対応（静岡県のサイト）

 

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（３）新型肺炎

中国湖北省武漢に端を発したとみられる新型コロナウイルスによる

肺炎の感染が拡大しています。当初、緊急事態宣言を見送っていた

WHO（世界保健機関）は1/30に宣言を発出しました。国内でも外国

人旅行者や帰国邦人、さらに人から人への感染も確認されています。

 

ふじのくに県民クラブは１/24、川勝知事に「新型肺炎の感染拡大

防止に向けた要望書」を提出。県が策定している「静岡県 新型イン

フルエンザ等対策行動計画」に基づき態勢を整えるよう要望しました。

 

★新型肺炎の感染拡大防止に向けた要望書（PDF）

 

過度に恐れることなく、うがいや手洗いの励行など、通常の風邪や

インフルエンザ予防策をお願いします。

 

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（４）予算折衝

12/18、会派から提出した「令和2年度 当初予算編成に対しての

政策提言」に対し、1/31、川勝知事から回答がありました。

 

【提言】

★政策提言前文

★重点項目

★事業の廃止・見直し

 

会派では4つの政策理念「命・豊・人・礎」を基本に7本柱62項目

を提言。また初めて「事業の廃止・見直し」に関する提言を提出しました。

 

回答は今後詳細を検証し、定例会での審議に活かしていきますが、

近年課題となっている風水害対策は国の制度を活用しながら重点的に

進めていく考えが伝えられました。

 

初めて提言した「事業の廃止・見直し」については、約66億円削減し

たとの回答がありました。内容は「？」と思えるものもありますが、全庁的に

取り組んだことは評価します。

人口減少・少子高齢化の中、新たに必要とされる施策はあまたあります。

必要な財源をねん出するために、私たち議会も「事業の廃止・見直し」に

ついて積極的に議論していきます。

 

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（５）代表質問調整

1月は県議会閉会中でしたが20日から31日まで10日間の稼働日

のうち9日間県庁に行きました。進めているのは2/27（木）に行う代表

質問のヒアリングです。

 

前回の質問は2018年6/28でしたから、1年半以上のブランクです。

調査している事業は50項目以上。そこから絞り込んで、持ち時間45分

に収まるよう17−18項目を取り上げる予定です。

 

予算編成や人口減少対策、リニア中央新幹線、県立中央図書館、

篠原地区野球場整備などホットな話題のほか、ICT改革、資産経営、

公会計改革、官民連携、広域連携、産業振興、多文化共生など、

これまで継続して進めてきた事業について取り上げるつもりです。

 

下記にご案内のとおり傍聴バスツアーも行いますので、ぜひ県議会に

お越しください。（インターネット中継もあります）

 

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２．「田口 章 ふれあいトーク会」のご案内

 

恒例の県政報告・懇談会を下記のとおり開催します。お誘いあわせ

の上、お気軽にお越しください。ご出席いただける際は、お席の用意をさ

せていただきますので、事前にご連絡くださいますようお願いいたします。

（このメールへの返信でOKです）

 

○日時　令和2年2月16日（日）11:30-13:30

○場所　グランドホテル浜松 スズキゲストハウス

○内容　第1部 田口 章 県政報告　

　　　　第2部 ふれあいトーク（懇談会）

○会費　4,000円（軽食・お飲物付）